レディースユース、皇后杯出場!観戦記 | うらじょ

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浦和レッズレディース中心にはなりますけど
いろいろ好き勝手に書いてます。
よろしくですー

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第36回関東女子サッカー選手権
(兼)第36回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会関東地区予選
2014年10月12日
【準決勝 第2試合】
浦和レッズLユース 1ー0 日テレメニーナ

得点: 後半40分 高橋
(時間は自時計目安)

♦︎浦和レッズLユース♦︎
GK: 1鈴木
DF: 11遠藤、2新井、5南、24小嶋
MF: 9塩越、13木崎、8長野、17金勝
FW: 18柳澤、7青木

________青木________
金勝____柳澤____塩越
____長野___木崎____
小嶋__南___新井_遠藤
________鈴木________

HT 小嶋→村社
後半15分 青木→高橋
後半25分 塩越→今井
ADT 遠藤→奥本


♢日テレメニーナ♢
GK:中澤 (!? すいません未確認でした)
DF: 17小野、18嶋中、4工藤、6宮川
MF: 7原、8三浦、5船木
FW: 26植木、14菅野、9鳥海

______鳥海__菅野______
船木__三浦__原____植木
宮川__工藤__嶋中__小野

※ 交代についても記録してませんm(_ _)m

(主な試合経過)
10分メニーナ
植木がゴール前中央に抜け出してGK鈴木と1対1からシュート→鈴木が弾いてセーブ。

18分浦和
金勝が受けてゴール前中央に入り、スルーパスから青木が抜け出してシュート→ゴール左へ外れる。

24分メニーナ
植木が中央右へドリブルからシュート→GK鈴木が右に倒れてキャッチ

26分メニーナ
ゴール前で、中央の菅野→ペナ内船木→鳥海と小刻みに繋ぎ、鳥海がシュートは、ゴール左へ外れる。

35分メニーナ
鳥海から三浦が受けて右に持ち込み、鳥海に折り返されシュート→GK鈴木がキャッチ。

(後半)
2分浦和
金勝がペナ前左で倒されFKを獲得。
長野のキックは直接ゴール枠上へ外れる。

4分メニーナ
植木が中央右からドリブルで切り込んで行きゴール前に抜け出すが、GK鈴木が素早く前に出て身を呈してシュートを防ぐ。

5分メニーナ
クリアボールを拾った鳥海が、ペナ内左からシュート→GK弾いて(?)メニーナの右CKに。
6分メニーナ
そのCKから、ゴール前で宮川が合わせるが弱くGKキャッチ。

8分メニーナ
ゴール前中央の宮川からのパスに鳥海が抜け出てシュート→GK鈴木が弾いたリバウンドを、鳥海が拾ってさらに押し込むも、左へ外れる。
決定的場面。

27分浦和
左の金勝から受けた柳澤が落として高橋がシュート→GKが左に倒れてキャッチ。

38分浦和
村社が左サイドを突破してゴール前の角度無い位置からシュート→GKが弾いてセーブ

☆40分浦和
カウンターから、今井のパスをセンターサークル付近で受けた高橋がドリブルで追いすがるDFをかわし、一気にゴール前へ持ち込みシュート→グラウンダーがゴール右隅に決まり、浦和が先制。

アディショナルタイム
金勝がゴール横左に出てマイナスクロス→高橋が直接シュートに行くが、ゴール枠上へ外れる。

遠藤から奥本に交代して間も無く、タイムアップ。

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 皇后杯本戦出場をかけた準決勝、メニーナ対レディースユースという今大会屈指の好カード。
ユース年代では最高レベルの対戦に相応しく、技術に秀でた選手たちが組織的にまとまり隙を与えず、互いに譲らない攻防を繰り広げていきます。

10分にメニーナの植木選手がゴール前に抜け出す決定機、18分には浦和の青木選手が、同じくゴール前へ絶妙なタイミングで抜け出すもゴールならずで潰えた後は、攻撃への切り替えが早く攻め上がるメニーナが、優勢を強めていきます。

浦和は中盤で受ける時のメニーナの早い寄せに苦戦し、いい形で受けられずトラップが浮いてしまい奪われる場面や、明らかなパスミスもあり、また後ろに戻さざるを得ない状況を繰り返すなど、なかなか思うような攻撃のリズムを掴めない様子です。

そんな状況でも、中盤でブレスを受けながらも、軽快なボール捌きと的確なパスを散らす長野選手や、チャンスメイクに縦へ持ち上がる積極さが目立つ塩越選手、左サイドで素早い連携から攻撃を押し上げる小嶋選手など、健闘がうかがえます。

後半に入るとさらにメニーナが攻勢を強め、序盤に浦和は立て続けに押し込まれピンチを迎えますが、なんとか凌いでいきます。
決められてもおかしくない鳥海選手の連続シュートの場面など、GK鈴木選手が瞬時に適切なポジショニングを取りファインセーブを繰り返し、無得点に抑えていきます。鈴木選手は終始安定していました。
フィジカルの強い南選手は1対1に強く、身体を張って食い止める場面など堅守の原動力となり、新井選手はカバーリングに長け攻撃の芽を摘み、またビルドアップ時には、最終ラインから全体の状況を常にうかがいながら、落ち着いたボール運びを意識していたでしょうか。

後半終盤を迎えると、メニーナの後列にスペースが出来始め、浦和は交代で入った高橋選手が前線でキープできることで、攻撃のチャンスが増していきます。
左から村社選手が、ストライドの大きな迫力ある攻め上がりでサイドを突破し、攻撃を盛り立てます。
右サイドからは、別格の切れ味で攻守に無駄のない安定感を見せ続ける遠藤選手が、サイドアタックを敢行し押し上げていきます。
今井選手が中盤に入ったとにより、右MFに移行した木崎選手が、小柄ながらも球際で身体を入れて粘り強いボールキープの対応力を示したことが、メニーナの攻撃を芽を摘む貢献となったでしょう。
少し猫背で13番、啓太を彷彿とさせられます。

この試合で、ポジションを越え最も多くボールに絡み、何度奪われても挫けることなく、球際の競り合いに挑み続けた金勝選手。攻撃を繋ぐ橋渡しとして、チームを鼓舞し続けました。

延長戦突入も濃厚な終了際、前掛かりで決勝点を目指すメニーナから、浦和が間隙を突いたカウンターで一気にゴール前に迫ります。
攻撃的MFとしてのセンスが卓越している今井選手が、素早く1トップの高橋選手に繋ぐと、中央をドリブルで駆け上がり、DFを振り切る様は清家選手のごとく、GKが見送るしかない右隅際に決勝ゴールを流し込んだのでした。

終了までの残り時間、ライン際でボールキープするテクニックを披露しても、チャンスとあらば、やはり攻めたい思いが強いでしょうし、徹底しないのもユースならではとメリット。
最後まで、繋ぎのくさびとしてフォアザチームに徹していたのが柳澤選手。
目立ったシュート機会は無かったですが、なんか後藤三知を見ているようで…浦和ですね!
アディショナルタイムに入った奥本選手は、プレー機会なく終えたぶん、皇后杯での奮起を期待したいです。


レディースユースとしては、2007年以来の皇后杯出場となります。
カテゴリーを超越して、全国の舞台に出れることは大きな経験となるでしょう。
今までレディースユース、レディースJrユースを、継続して熱心に応援し盛り立てて来た方々にとっては、最高の一日になったことでしょう。
心から祝福を申し上げたいです。支えがあってこその、今に至ります。
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試合会場を後にして少し歩くと、赤いハートフルのバスが駐車していて、運転士らしき方が、スタジアムの方角を見つめ待機されていました。
「勝って良かったですね!おめでとうございます!」と思わず声をお掛けしたら、満面の笑みを浮かばれ、ありがとうございます!と何度もお礼をされ、恐縮してしまいました。

最高の気分で、帰路に着けました。
ありがとうございましたー