レッズレディース、首位攻防戦に勝利! | うらじょ

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なでしこリーグ2014

エキサイティングシリーズ上位リーグ

【第4節】

2014年10月10日(金) 18:00

@浦和駒場スタジアム/観客数1670人


浦和L 4ー1 岡山湯郷

得点:
08分 松岡実希(湯郷)
23分 和田奈央子(浦和)
83分 柴田華絵(浦和)
85分 清家貴子(浦和) =PK
86分 清家貴子(浦和)

◆シュート:浦和16(前半6、後半10)、湯郷5(前半4、後半1)
◆コーナー:浦和5(前半3、後半2)、湯郷5(前半2、後半3)
◆GKキック:浦和5(前半4、後半1)、湯郷16(前半6、後半10)
◆直接FK:浦和9(前半4、後半5)、湯郷6(前半4、後半2)
◆間接FK:浦和1(前半0、後半1)、湯郷2(前半1、後半1)
◆PK:浦和1(後半1)


【浦和】
GK:30平尾
DF:6堂園、25乗松、3高畑、13和田
MF:18柴田、8猶本、5岸川、20加藤
FW:10吉良、11後藤(Cap.)

SUB:GK1池田、DF4齋藤、DF19鈴木、MF14泊、MF34長野、FW26大滝、FW31清家

72分 吉良→清家
77分 加藤→大滝
86分 後藤→齊藤


_____後藤__吉良_____

加藤__岸川__猶本__柴田

和田__高畑__乗松__堂園

________平尾_______



【岡山湯郷】
GK/1福元美穂(Cap.)
DF/3加戸由佳、9北浦美帆、19水島久美、24高橋佐智江
MF/6葛間理代、7中野真奈美、10宮間あや、20浅野未希
FW/8有町紗央理、11松岡実希

SUB :GK21青柳麻理鈴、DF2谷口きくみ、DF16川野紗季、MF17布志木香帆、MF14中田麻衣子、FW田中麻由

67分 北浦→布志木


_____松岡__有町_____

中野__宮間__葛間__浅野

水島__高橋__加戸__北浦

________福元_______


【得点経過】
8分湯郷
左サイドラインから、北浦のスローインを受けた有町が、ドリブルでペナルティエリア(PA)内ゴールライン際へ持ち込み、浦和DFを交わしてゴール前へ供給→二アサイドで松岡が合わせてゴール左に決まる。

23分浦和
湯郷陣内中央で受けた吉良が、ヒールで流した左への展開から浦和が攻め込むチャンスをつくり、左から和田がクロスを入れる。→PA内で柴田→倒れこみながら吉良が繋ぎ、PA左に上がって来た和田に再度渡ると、和田は思い切り良く右足を振り切ってのシュート→角度の無い位置から放たれた、ゴール左隅を突いたシュートは、GK福元が一瞬逆を取られた様子で飛びつくも及ばず、ゴールが決まり同点。

※和田選手、なでしこリーグ戦では在籍3年目で初ゴール。
(リーグカップでは、昨年8月のvsベレーザ戦でゴールを決めています。)

83分浦和
右サイドラインから後藤からのスローインを受けた(と記憶してます)猶本が、ドリブルで相手を交わしながらPA前左まで出て、ゴールファーサイドへのクロス→ゴール前岸川がスルー?のさらに外側から入って来た柴田が、右ポスト際で左足を合わせゴールを決める。浦和勝ち越し。

85分浦和
左サイドの大滝から、左二アサイドへ出されたパスに中央から清家が出てPA内へ入る→追いすがる葛間が後ろから倒すかっこうとなり、浦和がPKを獲得。
キッカー清家が、右足で思い切り良く左隅に低ライナーのシュートを決めて、浦和3-1湯郷

86分浦和
左サイドの大滝から、中央左に出る清家が受けると、スピードに乗ったドリブルから追随する葛間を右に切り替えて振り切り、さらにPA内で高橋を交わすとすかさずシュート→ゴール右へグラウンダーが決まる、圧巻のゴールシーン。浦和4-1湯郷




キックオフから、互いに激しく行き交う攻防か始まり、首位の座をかけた意気込みが両チームから伝わって来ます。
浦和はコーナー(CK)から、湯郷は得意のフリーキックから1stシュートに至り、また浦和は前節同様に積極的にシュートを放ち、ゴールへの意欲的な姿勢がうかがえます。

しかし8分、PA内で浦和DFを交わした有町選手の突破を許し、先制を許してしまいます。
勢いに乗る湯郷は、直後に再び有町選手のポストプレーから、宮間選手がミドルシュートを放ちますが枠上に外れ、浦和にとっては連続失点のピンチでした。

その後は浦和が徐々にポゼッションを高めて優勢。
23分、左サイドからゴールに迫り、和田選手の果敢な攻め上がりから同点ゴールがもたらされました。

同点後25分頃、湯郷が連続CKのチャンスの後は、浦和が湯郷陣内に入って攻撃の状況が、さらに続いていきます。
大きなサイドチェンジや両サイドのスペースを突いたパスを交えて攻め入り、ゴール前へのクロスを多用して、PA内や多少遠目からでも躊躇なくシュートを撃っていきます。
しかしゴール前に林立する湯郷DFが、球際に粘り強く集中の途切れない守備力で対抗し、浦和はフィニッシュまで崩すに至れません。
シュートは至近からブロックされたり、ゴール枠内を外し続け、またPA内で撃ち切れずに終わることも度々あり、やがて前半を終えた感じになりました。

湯郷のストロングポイントは3点で、①快速アタッカー浅野選手が右サイドを上がり速攻の起点となり、②前線で抜群の強さをみせる有町選手が受けて後続に繋げる展開、③そしてセットプレーからの宮間選手のキック力と、いったところでしょうか。コーナーやFKを与えて宮間選手が蹴ること自体がピンチになりますが、浦和はGK平尾選手がピンチを未然に防ぐ前への飛び出しや、セットプレー時のハイボールの処理に終始安定していたと見受けました。
西が丘のベレーザ戦では、度々キャッチングがおぼつかなかったのが、しっかり修正されてきています。
湯郷相手に頼もしい存在となりました。


後半は前半に比べて静かな立ち上がりから、時間の経過につれ浦和が、ほぼ一方的に攻め入る時間帯が続いていきます。
湯郷は後半35分に、宮間選手から右に出されたパスを受けた浅野選手が持ち上がり、和田選手をかわしてゴール前シュートに至ったのが、後半の浦和にとって最も危ない場面だったでしょうか。

和田選手、前節ジェフ戦で対峙したのが快速ウインガー安齋選手でしたし、今回の対応にも手を焼いていた様子でした。
相手を捕まえ切れなかったぶんは、今後の課題として修正してくることでしょう。とはいっても、昨年と比べたら身体のキレ良く頼もしく成長を感じますが。

浦和は前半同様にフィニッシュのところで攻めあぐねてはいましたが、後半25分過ぎからゴール前での惜しい場面が続いていきます。
25分、後藤→吉良→柴田選手と繋いで岸川選手がゴール前に抜け出し、しかしシュートは右外へ。
29分、柴田選手が倒されたFKに、PA前から堂園→岸川選手の素早いショートパスから、ゴール前に柴田選手が抜け出すサインプレーを決めるが、シュートは右外へ。
33分、後藤選手の左からのクロスに、ゴール前で猶本選手が巧く合わせるも、ゴールポスト左外ギリギリに外れる。
あともう少しでゴールという状況が続く中、38分についに決勝点が生まれます。猶本選手が、力強いドリブルで相手をかわしてゴール前に入って来てクロスに、柴田選手がファーサイドで合わせ、ポストをかすめながらもゴールに押し込まれました。
柴田選手は今季2得点目。駒場では5月のvsバレンシア戦親善試合以来のゴールとなり、リーグ戦の駒場開催のホームゲームでは、実は在籍4年目にして初ゴールでした。(リーグ戦ホームの鴻巣開催では通算2ゴール)

勝ち越した直後に、湯郷反撃の気勢を削ぐダメ押しをもたらしたのが清家選手。その快足ぶりをいかんなく発揮して、駒場を大いに沸かせました。
トップスピードに乗ってしまったら、止めるのが容易ではない怪物ぶりを見せつけられた思いがします。
2得点目などは、たとえが大袈裟かもしれませんが、1998年のワールドカップでアルゼンチン相手に圧巻のゴールを決めた、マイケルオーウェンの衝撃的なデビューを思いお起こさせます。
今季18試合に出場とはいえ、先発出場は3試合のみで、残り数十分の起用が主だったところです。
それでいて8ゴールは、浦和では吉良選手に並んでトップスコアとなり、スーパーサブとして十分過ぎる結果を示しています。

清家選手は、当時のオーウェンと同じまだ18才。ワンダーボーイならぬワンダーガールの勢いは、とどまるところを知りません。



首位対決を制し3連勝、今日は新潟でのアウェイの試合となり、中2日の移動からコンディションは懸念されるところ。
選手の状態によっては、今までベンチだった選手たちの出場機会もあるでしょうし、新たな活躍が望まれます。
新潟相手に、特にアウェイでは得点の少ない浦和が、どれだけ好調なパフォーマンスを見せてくれるのか、期待したいですね!


今新潟に向かっている途中です。
群馬の山間部に入って来ると、ずいぶん冷えます。湯沢からは新幹線乗りますー

心身ともに塞ぎ込んだ時期が長くなり、未だ以前のようにはなれませんし、余裕なく無愛想なのはご容赦ください。
ただ、上位リーグ優勝を逃したレディースとドイツで起用機会が減少した安藤選手をまた応援したくなり、戻って来ました。
よろしくお願いします。