FIFA U-17 Women's World Cup Costa Rica 2014
(2014年3月15日~4月4日)
【決勝トーナメント・準決勝 3月31日】
日本 4-1ベネズエラ
(得点: 13分長野風花 33分市瀬菜々 52分小林里歌子 63分杉田妃和=PK 90+2分CASTELLANOS/Player of the Match:長谷川唯)
シュート数/日本18:ベネズエラ9
枠内シュート数/日本8:ベネズエラ4
コーナーキック数/日本9:ベネズエラ7
ファウル数(イエロー)/4(1):14(1)
ボールポゼッション率/日本59%:ベネズエラ41%
観客数/3528人
13分、左サイド長谷川からゴール前小林に→小林が受けて後ろに戻す→ペナ前中央に走り込んだ長野が右足でシュートを放つ→グランダーのコースを突いたシュートがゴール左に決まる。
33分、ペナ右横からのフリーキック、杉田がゴール前へキックイン→グランダーのボールに、ニアから走り込んだ長谷川が合わせにいくが空振り→ボールがゴール前へ抜け出たところに、詰めていた市瀬が容易く合わせ、ゴールに蹴り入れる。
52分、軽快なステップでDFを交わしながら杉田が持ち運び、左の長谷川へ→長谷川がワンタッチでゴール前へのクロス→DFの間から抜け出た小林が、右足ボレーを合わせてゴールが決まる。長谷川のクロスの精度がゴールの決め手。
63分、長谷川からの左クロスを受けた杉田が、ペナ内で後ろから倒されPK獲得。杉田がゴール右にグランダーを決める。
~U17女子日本代表のパフォーマンスは準決勝でも健在。強力なFWを擁すベネズエラの攻撃を最小限に留め、攻守において今までの対戦相手と同様に、個々のテクニックと組織力で圧倒。
決勝進出を決めましたー
[U-17日本女子代表メンバー]
GK: 1松本真未子(浦和)
DF: 16遠藤優(浦和) 5市瀬奈菜(常盤木学園) 14大熊良奈(福島) 3北川ひかる(福島)
MF: 15長野風花(浦和) 10杉田妃和(藤枝順心) 6宮川麻都(メニーナ) 2松原志歩(セ大阪)8長谷川唯(ベレーザ)
FW: 7小林里歌子(常盤木)
61分 北川 → 20齋原みず稀(アンジュビオレ広島)
73分 小林 → 19平塚万貴(西南FC)
小林
宮川 長谷川 松原
杉田 長野
北川 市瀬 大熊 遠藤
松本
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[高倉麻子監督]
決勝トーナメントから一発勝負となる難しさがある中で、準々決勝のメキシコ戦ではメンタルコントロールをしっかり行い、チームでやるべきことを伝えて勝負に集中して臨ませた。
今日も個人が我慢強くやるべきことは、チームのためであることを徹底した。これが勝利に繋がったと思う。自信を持って決勝に臨みたいと思う。
[大会初ゴール、先制点の長野風花選手]
ベネズエラは今までの相手よりも足が伸びてきて、普段と同じようにプレーするとボールを奪われたので、素早い判断で早いプレーを心がけた。
(シュートは)大部コーチから体の重心を前へと意識するようにアドバイスを受け、それを守りシュートした。GKが右に寄っていてゴール左があいていたのでそこを狙った。
中盤でボールを失ったり、パスの強さ・スピードなど細かいミスが多く課題が沢山残った。次の試合ではしっかり守備から入り、バランスを取って2ndボールやプレスバックをし、チャンスがあればシュートを狙っていきたい。
U17女子代表のGK・松本真未子選手が、FIFAの公式ページで紹介されています。
Matsumoto: I want a clean sheet in the finai (決勝戦を無失点で抑えたい)
3試合を完封し、4試合目となったベネズエラ戦もアディショナルタイムに日本の今大会初失点を喫するまで無失点に抑えていました。
2012年のU17女子W杯アゼルバイジャンで、ガーナのGKVictoria Agyei 選手が記録した大会無失点時間記録に、あと12分及ばなかったとのことです。(Agyei選手の無失点記録は372分、惜しい・・)
日本のディフェンス力の高さ、堅実な4バックと松本選手の落ち着いた存在感が評価されています。
“It was very disappointing to concede a goal at that point,” Matsumoto told FIFA.com with trademark Nadeshiko poise and grace. “Personally I’m very glad to be in the final but my goal was not to concede. My aim in the final is to maintain a clean sheet.”
松本選手が、なでしこのトレードマークである落ち着きと気品をもって語っているとありますね。得点を許したのは残念だったけど、決勝に進めたことはとても嬉しく、決勝を無失点に抑えることを目標にしています。
好きなプレイヤーはアメリカのホープソロ選手、影響を受けた選手は山郷のぞみ選手で浦和レッドダイヤモンズに所属していたとあります。
“We are very close to winning this tournament, and becoming champions was a dream,” she said. “Now we have a very good chance of making our dream come true. Before the tournament we were not considered so favourably but we were very confident in our teamwork, so we always believed in ourselves.”
私たちは大会制覇に近づいている。チャンピオンになるのが夢だ。夢が実現する最大のチャンスだ。大会前、私たちは良くは思われなかったけど、チームワークにとても自信を持っていたし、私たちはいつも自分たちを信じて来ました!
~おそらく、浦和レッズレディース所属中の選手(ユースも含めて)が、FIFAの公式ページで特集されるのは、初めてのことではないでしょうか!?(前所属の安藤梢選手はありましたが。)
いやー快挙です。
決勝でももちろん無失点で栄冠を掴んでもらいたいですね!
【決勝トーナメント】
【得点ランキング】
6得点
CASTELLANOS(ベネズエラ)
5得点
杉田妃和
GARCIA(スペイン)
4得点
GARCIA(ベネズエラ)
LEVASSEUR(カナダ)
3得点
長谷川唯
GARROTE(スペイン)
KANU(ナイジェリア)
2得点
宮川麻都
松原志歩
市瀬菜々
小林里歌子
SERTURINI(イタリア)
MARINELLI(イタリア)
FALCON(スペイン)
GUIJARRO(スペイン)
HERNANDEZ(スペイン)
GONZALEZ(メキシコ)
OWUSU ANSAH(ガーナ)
AYIEYAM(ガーナ)
EHEGOETZ(ドイツ)
AJIBADE(ナイジェリア)
SUNG HYANG SIM(北朝鮮)
【3位決定戦】 4月04日(金) 14:00 [日本時間:05日(土) 5:00]
ベネズエラーイタリア
【決勝】 4月04日(金) 17:00 [日本時間:05日(土) 8:00]
日本ースペイン
ー決勝戦は、昨日に急遽フジテレビ地上波で放送が決定しましたねー
*リトルなでしこのU-17W杯初優勝懸けた決勝がフジテレビで生中継
(SOCCER KING)
決勝戦は現地時間17時(日本時間5日、8時)キックオフ。フジテレビ系列にて、5日7時45分(日本時間)から全国生中継(一部地域を除く)。フジテレビNEXTでも5日7時50分から生中継を予定している。