日本女子U23代表、ノルウェーに勝利。 | うらじょ

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[第2回ラ マンガ女子U23国際大会]

ー第2戦 3月3日日本時間21時KOー

日本女子U23 2ー1 ノルウェー女子U23

得点:
20分失点、53分嶋田、55分嶋田

______京川__吉良_____

佐藤__杉田__嶋田__入江

上野__乗松__羽座__高村

________井上________


(試合経過)
※おおよその時間と、アバウトな状況説明です。ご了承くださいませ。

開始5分まで、入江が右から突破し持ち上がるチャンスが2回。

7分、中央左から杉田のスルーに、ゴール前で吉良が抜け出してゴールネットを揺らすが、オフサイド。

7分、日本ゴール前に抜け出されるが、羽座が身体を入れて防ぐ。

(U23代表、かなり強い向かい風を受けている中での試合とのこと)

★20分、ノルウェーにDFの裏を突かれて抜け出され、GK井上が防ぐが、ゴール前左につなげられノルウェー10番がクロスを入れ、ゴール前で16番がシュート→羽座がクリアし損じ、コースが変わり右へゴールが決まる。
ノルウェー先制。

25分、左サイドから嶋田が、ゴールが前左ニアサイドに出したパスに、佐藤が出てシュートに行くが、GKに至近でブロックされる。

27分、中央から縦の浮き球パスに、吉良が出てシュートも、DFが至近でブロック。

[後半]

____田中美__吉良_____

京川__杉田__嶋田__入江

高村__乗松__羽座__石井

________井上________


☆8分、ゴール前のハイボールに、田中美南がDF2、3人!?に付かれながらも入って来た嶋田に繋ぎ、嶋田は左隅!?にゴールを決める。
日本同点。1ー1

☆10分、ノルウェーGKとDFが、日本の前線からのチェイシングにプレッシャーを受け、加えて強い向かい風の中、キックが飛ばない状況。
ゴールキックか!?DFのパス!?を嶋田がペナ前でインタセプト→ミドルシュートを放つと、ゴール左隅へ鮮やかに決まる。
日本勝ち越し 2ー1

12分入江から柴田へ交代、柴田は入江の右MFと入る。

13分、右サイド前に出されたロングボールに、柴田が追い付きクロス入れるも、大きく外へ外れる。

14分、右の柴田→後ろ上がって来た石井が受けて中の杉田へ→吉良が出るもDFに付かれて防がれコーナーキックに。いい連動を見せる。

16分、ノルウェーGKのゴールキックが飛ばず、ペナルティ前で直接受けた吉良がシュートへ行くも、大きく枠上を外す。

18分、嶋田→吉見

19分、右から柴田のクロス→ゴール前ファーで羽座がヘッドで飛び込むが、惜しくも合わず。

21分、ペナルティ左角で受けた田中美南に、左から入って来た京川がシュートも、枠上へ外す。

24分、右から石井が中に入って来て、ゴール前の杉田へ出す→杉田がダイレクトに前に出すと、吉良が抜け出してGKと1対1からシュート→GKに抑えられる。決定的場面を逃す。

27分、吉良→田中陽

29分、2ndボールを拾った柴田から、ゴール前右ニアへ出されたボールを、田中陽が角度無いところからシュート→ゴール枠上へ外す。

35分、羽座→三橋

(前半途中から、現地映像が乱れて映像が途切れる状態が続いて来たが、後半を経過するにつれさらに酷くなり、終盤はほとんど映らない状態となり、試合終了を迎えました(-_-;)



序盤から、積極的に前でボールを動かして行こうという意識がうかがえる、U23の選手たち。
ノルウェー陣内に入り優勢に、両サイドに展開しながら崩して行こうとしますが、なかなかシュートにまでは至れません。
攻めあぐねるうちに、ノルウェーに一瞬の隙を突かれ失点しました。

また強風の影響なのか、次第にトップの選手が下がっ来て受けることが多く、前線でのくさびが機能せず、サイドや後方から一気に裏を狙う無理があり、攻め手を欠いていった様子にもうかがえました。

後半始めから2選手が代わり、ポジションでは4カ所入れ替わりました。
強風は後半には、強力な追い風となった様子で、序盤からほとんどノルウェー陣内で試合が展開されていきます。
前半にうかがえなかったポストプレーから、さっそく同点ゴールが生まれます。
後半からFWに入った田中美南選手が、身体を張ってキープ出来ることで、後列から入って来た嶋田選手のファインシュートが生まれました。
美南選手は、やはり球際に強いですね。

後半途中に柴田選手が起用されてから、右が活性化され、サイドバックの石井選手が攻撃参加する機会も俄然多くなり、右から中へとゴールへ迫る連動も多く見られるようになりました。
右から、吉良、柴田、石井の浦和勢に杉田選手が絡む連携、左は後半から左MFに入った京川選手が、鋭いドリブルからチャンスを導きました。
ただ、あともう一歩、ゴール前に入って崩して行ける突破力と、シュート・クロスの精度を向上させて行ければと、明日のイングランド戦には期待したいです。

私的には、センターバック(CB)として起用された羽座選手の健闘ぶりに惹かれました。上背があり身体が強く、俊敏なカバーリングの速さも兼ね備えている。随所に攻撃の芽を摘んで行くプレーぶりが光りました。アグレッシブにラインを上げていく乗松選手との、まだ18才のCBコンビは、質が高くこれからが楽しみです。




浦和の選手では、石井選手が右サイドバックから上がって、積極的に中に入って攻撃参加して行く姿勢が、レッズレディースのユースで見せていたプレーぶりを思い出させ、良かったように見受けました。
右MFの柴田選手とは、普段からチームメイトとして心得た間柄だけあって、連携するタイミングが攻撃だけではなく、守備でもしっかりしていました。
サイドライン際の攻防で、柴田選手がプレスをかけて相手が苦しく前に出したところを、石井選手が後ろから間合いを詰めてボール奪取して行く果敢な様子が、ラインを下げずに攻勢を保っていたでしょうか。
裏を取られて危ない場面があったので、帰陣して対応出来る余裕とCBのカバーリングを見計らいながら、引き続き貪欲に挑んでもらいたいところです。

最後に一つ、気になった場面をー
後半32分に、カウンターから田中陽子選手が、右の柴田選手に渡してドリブルで持ち上がる→ゴールに迫るにつれ、相手DFとの間合いが詰まって来るとスローダウンし、他の上がりを待って追随して来た杉田選手に戻す→杉田選手は受けてから、ゴール前右のニアサイドへ縦パスを繰り出す→柴田選手は感じておらず、ボールはゴールラインを割りチャンスが潰える…

柴田選手が反撃から右サイドを持ち上がり、失速してチャンスが潰える場面は、レッズレディースの試合でも何度も見て来ています。チームプレーとしてなのか、中の上がりを待って、得点シーンに結びついた場面は実は一度も見た覚えがありません。

これが例えば川澄選手だったら同じ場面どうだったろう!?と思うと、加速を緩めず中に入って行って自らも決める姿勢や、サイドに深く入って行ってDFと勝負してゴール前へ抉って行くなど、もっと積極果敢な選択肢を取っていたのではないかと。
実際、田中陽子選手に、京川or美南選手!?が、ペナルティエリアに2人入って来ていましたし、早い展開が望まれたのではないかと。たとえ相手に取られてもリスクは少なかったはずですし。

レッズレディースの選手たちが、代表入りして何をアピールしていくのか、垣間見えた場面にも思えました。
上尾野辺、中島、木龍、高瀬といった従来のなでしこジャパンに割って入っていったアタッカーの選手たちが、どんな貪欲な姿勢を見せて来たのか。アルガルベカップほど勝敗にこだわらず、自分を出せるせっかくの機会ですから、残り一試合は存分に能力を発揮してもらいたいですー



※追記、初戦のアメリカU23との試合ハイライトが動画がアップされていたので添付しておきますー