きょうは(もう翌日ですが^^;)、浦和レッズレディースのMF藤田のぞみ選手の誕生日です。彼女ももう22歳になるんですね。それでもじゅうぶん若いですがー
2009年に翌年レッズレディースに入団内定という、神戸新聞で報じた日ノ本学園高校(兵庫県)在籍時の写真です。今となってはたいへん貴重な1ショットなのです。
この写真を初めて見た時、いかにもサッカーが好きそうな、言い方は悪いのですが泥臭い感じのする女の子という印象、そこに好感を覚えました。
ですが当時全く無名だった原石、150cmほどの小柄な選手であり、大丈夫なのか?と行く末を案じましたが、いやいや恐れ入りました。大げさかもしれませんが、駒場でそのパフォーマンスを初見した時、まさにサッカーの申し子だと思えるくらいの感銘を受けたのは確かです。
僕が女子サッカーにはまる理由、肉体的なハンデを柔よく剛を制すを見事に体現している選手なんですよね。その昇華を極めたのが2011年の女子W杯優勝でもあります。
レッズレディースは、過去150cmに満たない法師人美佳や保坂のどかといった選手を輩出し、いまも加藤千佳や泊志穂といった機動力あふれる小柄な選手が、足繁く駒場に通う目の肥えたファンには人気があったりするのです。
フィジカルで及ばないぶんをどれだけ魅せて来たのか、そうでなければレッズレディースの選手にはなれないんですから。
昨日の千葉での交流戦、中盤での健在ぶりが、相変らず逞しさを覚える藤田選手でした。時に力づくで倒される場面に起き上がれずヒヤヒヤしますが、柔軟な身のこなしがあってこそのとっさの対応力は兼ね備えており、大事には至っておりません。
正直思うところでフル代表レベルでは、今後はなかなか難しいかもしれません。
ですが浦和レッズレディースのMFとしては、ぜひ入団当初の泥臭いサッカー小僧のイメージのままに、これからも球際に貪欲に挑み続けてほしい。
彼女の優れたサッカーセンスには、駒場に集うサポの誰しもが、期待してるところですからー