■第3回なでしこ交流戦
・2014年2月19日/14:00キックオフ
@市原スポレクパーク
浦和レッズレディース 1-3 岡山湯郷Belle
得点:
10分 松岡実希 (湯郷)
17分 宮間あや (湯郷)
33分 高畑志帆 (浦和)
84分 中野真奈美 (湯郷)
※松岡選手と誤って表記しておりました。申し訳ありません。試合経過のほうでも訂正させていただきました。
(※時間は手時計目安)
【フォーメーション】
※FWの配置やボランチの左右は違うかもしれません。また湯郷については、背番号に沿って選手名を記しているので、間違いがありましたらご指摘ください。
[浦和前半]
[浦和後半]
69分 成合→大戸
75分位 吉良→中村
80分 大滝→後藤
[湯郷]
試合を通して交代なし(だったと見受けました)
[試合経過] ーおおまかにー
(前半)
5分浦和
右からゴール前に入って来たボールに、左SBの選手が合わせるが、右ゴールポストに阻まれる。
5分浦和
攻勢から、左サイドから齋藤のセンタリング→岸川がヘッドを合わせるが威力なく、GK福元キャッチ。
10分湯郷
ペナルティエリア(PA)前左からのフリーキック(FK)獲得。
宮間のコースを突いたFKは、壁を越えて向かって左ポストの根元に当たり、そのリバウンドがゴール中央に転がって来たのを、松岡がゴール左へ押し込んで、湯郷先制。
湯郷 1-0 浦和
17分湯郷
PA前中央でFK獲得。
浦和が、まだ壁をしっかり組んでおらず、GK池田も構えていない状態で、宮間がFKを向かってゴール右に蹴り入れてゴールと認定される。
湯郷 2-0 浦和
20分浦和
左から齋藤のクロス→柴田がゴール前でヘッドを合わせるがゴール枠上へ外れる。
32分浦和
柴田が攻め入りパス→ゴール前至近から藤田が合わせるが防がれ、その後ゴール前で密集する攻防となり、結局湯郷がクリアし、浦和のコーナーキック(CK)となる。
33分浦和
右CKを藤田がキックイン→ゴール前で高畑がヘッドをしっかりあわせ、ゴール左上段のネットを揺らし、決まる。
浦和 1-2 湯郷
38分湯郷
左から中野がクロス→ゴール前で有町がヘッドを合わせに行くが、鈴木がしっかり付いてカバーしクリアーする。
43分浦和
右から柴田が攻め上がり、ドリブルで相手をかわして中へ入って来て、ゴール前左でフリーの齋藤へパス→齋藤はダイレクトにボレーを合わせるが、ゴール枠上へ大きく外れる。
(後半)
13分浦和
ゴール前左から抜け出た吉良がシュートは、ゴール右へ外す。
16分浦和
左サイドから受けた猶本がシュートは、GKが難なくキャッチ。
22分浦和
ゴール前右から抜け出た吉良のシュートは、ゴール左枠上を惜しくも外す。
23分浦和
吉良が受けて落としたボールを猶本がゴール前へのスルーパス→大滝が抜け出てフリーも、シュートを大きくふかしてしまう。
27分湯郷
ゴール前右からの宮間のパスを受けた有町がすかさずシュート→ゴール左へ外す。
33分湯郷
湯郷のプレスの圧力に、浦和のラインがどんどん下げられて行くと、自陣深くから栗島が出したパスを宮間がカットしシュート→ゴール右上ポストをかすめて枠上へ外れる。
36分湯郷
右CKを宮間がキックイン→有町が合わせて浦和が跳ね返し、ゴール前混戦になるも、浦和がなんとかクリア。
39分湯郷
湯郷の左CKを、ゴール前で和田がクリア→宮間が左で受けてダイレクトにクロスを上げる→ゴール前フリーの中野がヘッドを合わせてゴールが決まる。
湯郷 3-1 浦和
43分浦和
泊が右から中へ切り込んでクロス→加藤がゴール前ヘッドを合わせに行くが、クリアされる。
左から加藤が持ち込み、オーバーラップして来た和田に渡りクロス→ゴールまで後藤が合わせ行くが防がれる。
~手短に感想を。
試合をとおして、実際すべての得点に絡んだ宮間選手に、してやられたという印象。このスポレクは時折風が強い中でも、正確無比なキックが多くのチャンスをつくっていましたし(積極的な長すぎたパスも見受けはしましたが)、また複数に囲まれてもまず獲られことなく基軸としてしっかり機能していました。
相変らずFKもすごいのですが、3点目のアシストとなった、相手のグラウンダーのクリアボールを直接どーんと蹴り上げて、ゴール前の松岡選手にピンポイントで合わせられる女子は、まずいないでしょう。すごいです、。
加えて、中野、有町、松岡、加戸選手ら、湯郷の中心選手たちの球際の強さが、浦和を上回っていたでしょうか。新加入の葛間選手の奮闘ぶりもあり、また特に右からサイドアタックを積極的に仕掛けていた浅野選手が目立っていました。
浦和は、前半の布陣のほうが活発にパスが行き渡り、サイドとのダイレクトでの交換や、2列目の攻撃参加(主に藤田)も積極的で見どころ多かったと見受けました。
前線の中村選手が受けて左サイドとの連動など、攻めあがる形がしっかり形成されているかなと。
昨季を通して奮闘した中盤の藤田・岸川選手も、湯郷の鋭い攻め上がりに圧される場面はあったものの、ボールキープできますし安定感がうかがえました。
湯郷の左サイド、中野・細川選手が強いので、浦和は右SBの石井選手が攻めあがる場面は少なかったのですが、試合を経過するにつれ、右SHの柴田選手の機をうかがった攻め上がりが目立つようになりました。相手に付かれてプレッシャーを受けても、戻して再度受け直して攻勢を継続させていく技術の高さは、さすがというところです。
後半に入り、浦和はすべて選手が入れ替わる形で布陣が組まれました。
前半と違って、なかなか綿密にパスを繋いでというところ、前半もフィニッシュにまでは至れていなかったのですが、全体的に低い位置で停滞する時間が長かったというか、湯郷のプレッシャーの前に活発な様子はうかがえなかった印象です。
正直なところ、大滝・吉良選手という前で強いFWに、どーんと当てていったほうがいいのではないか!?と、顔見知りの見学の方と同感したり・・(素人考えに過ぎませんが)、実際裏に抜け出すのがうまい吉良選手が、惜しい場面を何度か形成していましたし、彼女のキレの良さは光っていました!
ただ時間を経過するにつれ、攻撃的意識の強い猶本選手の決定機に繋がる連動・パス出し、泊選手のサイドより中へ入って行きたい奮闘ぶり、加藤選手の相変らずのライン際での粘りと交わしや、そこをオーバーラップしていく和田選手に、なんとかゴールにつなげたい気持ちが次第に見えてきて、これは昨年の交流戦時より、より積極的な思いがうかがえるわけで、1-3という結果というよりも、私的で恐縮ですが収穫を覚えました。
乗松選手、なるほどいい選手ですね!
ひんぱんに首を振って、ボールと相手と状況を常に確認しながら、俊敏で鋭いカバーリングが光ります。思い切りもいいんですね。厳しい顔つきが、今後もっと高い意識を示していたかな。チーム内で刺激になると思いますよ。
千葉・市原での交流戦、今後の日程を再度載せておきますねー
■日時/2014年2月19日(水)~2月23日(日)
■観戦無料
■マッチスケジュール(ピンクの欄はレッズレディースの試合)
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【会場一覧】
◆スポレク=スポレクパーク
(市原市菊間775)
◆姉崎=姉崎公園サッカー場
(市原市姉崎海岸23-2)
◆オリプリスタジアム=ゼットエーオリプリスタジアム
(市原市岩崎538)
◆帝京平成大=帝京平成大学
(市原市うるいど南4-1)※
◆レナウン=レナウングラウンド
(習志野市茜浜3-6-3)※
※駐車場無し。観戦可能でも観戦場所を指定される場合があるとのこと。