◆ASエルフェン狭山オフィシャル
大野忍選手の加入・原歩コーチの選手登録について
http://info.as-elfen.or.jp/?eid=57
大野選手がASエルフェン狭山に加入。
狭山のスポンサー(株)ちふれ化粧品のスポーツ枠特別社員になる予定だそうです。
そして驚きなのが、元日本代表MFで現狭山コーチの原さんが選手登録へ変更ということで、現役復帰するそうです!
原さんは1979年2月の早生まれで、同学年には澤穂希選手、酒井與恵さん、宮本ともみさんがいて、澤・酒井さんらと今に至る強豪ベレーザを築き、日本代表でもキャプテンとして活躍した方です。
その後伊賀FCに移ってからは、2005年に現役引退も決意するも、当時チームメイトだったDF藤村知美さんとともにINACレオネッサからのオファーを受け移籍。
なでしこリーグ昇格間もないINACの黎明期を、藤村選手とともに支え強豪へ押し上げ、今の礎を築かれました。
2007年レッズレディースが、初めてINACに負けた試合(高槻・萩谷総合公園)で、ロスタイムに決勝ゴールを決めたのが原さんでした。
リーグでの活躍が認められ、北京五輪のメンバーとして再度代表復帰したのは、たしか28歳の時です。右サイドで安藤選手が先発→途中交代で原選手の起用が多かったと覚えがあります。柔軟なボールコントロールスキルに、INAC仕込みの前へ激しく挑んで行くアグレッシブなプレースタイルが印象に残っています。
2009年12月、全日本女子選手権準決勝@西が丘、浦和レッズレディースvsINACレオネッサの試合、3-2で浦和が勝ち、これが原選手の現役最後となっていました。
その後、セレッソ大阪のスクールコーチに藤村さんとともに就任→セレッソのレディースチーム(中学年代)の監督?となり、昨年11月にはレディースチームを率い、御殿場の時之栖でチャレンジリーグ昇格の入れ替え戦に参加。
ノルディーア北海道に2-1で勝利し、見事チャレンジリーグ昇格を果たす手腕を発揮したのです。
(2012年11月、時之栖でのセレッソバス)
そのままセレッソで指揮を取るかと思いきや、エルフェン狭山にコーチとして移籍。
そして、34歳にして再々度、現役復帰へ。
なでしこリーグでは(狭山はチャレンジリーグですが)、同じ伊賀FCに在籍していたMF永留かおるさんが、一度引退して全日本女子選手権での伊賀の不甲斐なさを思い現役復帰したのが33歳だった、それが最年長だったと記憶しています。(その後、永留さんは伊賀のなでしこリーグ昇格に尽力された後、現役引退されたのです)
原さん、じつは私的にすごい興味を惹かれる方で、ブログをはじめる前からずっと足跡を追っていました。
プレーで語る方であり、誰よりも攻守に献身的であること、状況をしっかり把握すること、球際に絶対負けない姿勢、等々すごく参考になる選手だと思います。
往年のスピードや馬力より、バイプレイヤーとして君臨し続けた原さんを、また見に行ける楽しみが増えました。