ドイツから帰国され、年末年始多忙だった安藤選手の動向を、簡単にまとめてみましたー
◆2012年12月20日、
東京・マクドナルド六本木ヒルズ店で行われた「2013年ビッグマック新プロジェクト」に、元サッカー日本代表中山雅史氏、1FFCフランクフルト所属・熊谷紗希選手らと出席。
ゴン実は同い年「母乳の代わりにビッグマック」
ースポニチ
◆12月22日、
墨田区の錦糸SPORTSパークで行われた、オリンピック東京招致イベント・ロンドンオリンピック出場選手によるサッカー教室に、熊谷紗希選手とともに参加。
◆12月25日、
震災復興マッチ、なでしこVSヤングなでしこ
◆12月25日、
すぽると!に出演。
◆12月26日、
福岡県福岡市志免町の小学生サッカーチームを訪問、練習に参加
なでしこ安藤選手が児童と交流 志免のサッカーチーム訪問
ー西日本新聞
◆12月28日、
浦和パルコにて、著書「世界でたたかうためのKOZUEメソッド」の出版記念サイン会。
安藤梢がサイン会開催「記者さんの苦労が分かった」
ーサッカーなう
◆1月6日、
東京スカイツリータウン・ソラマチ4F 栃木県「とちまるショッ プ」にて、県産のしいたけの無料配布を実施。
栃木県の風評被害払拭イベントに参加。
なでしこ安藤“栃木ラブ”風評被害払拭イベントに参加
ースポニチ
◆1月6日、
「サムライブルーの源流」トークショー in 埼玉スーパーアリーナ
『世界で勝つということ』をテーマにトークショーが開催、現代の「サムライブルー」につながる日本サッカーの源流から現在、未来を語る。
ゲスト:釜本邦茂氏 、杉山隆一氏 、藤口光紀氏 、安藤梢選手
日本サッカーを源流から語る、新旧五輪メダリスト出演
ー東京新聞
◆1月8日
文化放送、大竹まことのゴールデンラジオに出演
大竹の言いたい放題
/ゲスト:サッカー選手・安藤梢さん (大竹まことはお休みでした)
◆1月10日、
ニッポン放送、ラジオ出演
松本ひでお「情報発見・ここだけ1」
ココだけインサイドトーク! なでしこジャパン・安藤梢選手がご登場
◆1月11日、
宇都宮パルコ8F紀伊國屋書店にて、著書「世界でたたかうためのKOZUEメソッド」の出版記念サイン会。
温かな祝福に英気養う 安藤梢サイン会
ー下野新聞
◆1月13日ドイツへ
◆1月19日から、DFB Women's Indoor Cupに出場予定。
DFB Women's Indoor Cup - 19th January 2013
ーWomens Soccer United
*最後に、1月10日のニッポン放送・松本ひでお「情報発見・ここだけ1」のラジオ出演では、23分にも及ぶ安藤選手のトークを存分に聞くことができました。
以下にその時のやり取りの模様をほぼ全文書き出してみました。
相当長くなるので、興味ある方のみ読んでみてください。
(松)=松本ひでお(パーソナリティ)、(安)=安藤選手、(五)=五戸美樹(アシスタント)
(松)プロフィールの紹介から、(安藤さんは)1982年栃木県の生まれ、幼い頃からサッカーを始めて、高校2年生の夏にA代表のデビュー。筑波大学を卒業後、さいたまレイナス・浦和レッズレディースを経て、ドイツ女子ブンデスリーガ・デュイスブルクとプロ契約。現在もデュイスブルクで活躍をされていますー
なでしこジャパンでは、FIFA女子ワールドカップにも2007年2011年大会に出場、優勝した2011年第6回大会は、6試合に先発出場しています。
オリンピックは、アテネ・北京・ロンドン3大会に出場。ロンドンでは皆さんご存知のとおり、見事銀メダルに輝きました。
大学時代から取り組んできた研究やトレーニングの成果をまとめた著書「世界で戦うためのKOZUEメソッド」こちらが講談社から出版されたばかりということになっております。
まちがいは、ございませんでしょうか?ー
(安)はい、まちがいないです。(笑)
(松)今日はなでしこジャパンのこと、そしてドイツでの暮らし、それからこのKOZUEメソッドに書かれています身体づくりとか、それから世界で戦うための技術、そしてメンタルについてもうかがっていきたいと思います。ー
まずですね、日本には久々の帰国ということになるんですね!?ー
(安)そうですね、あのオリンピックの後に5日間ぐらい帰国したんですけど、それ以来です。
(安)そうですね、正月だけ実家に帰りましたね。(笑)
(松)そうですかー、宇都宮?
(安)そうですね
(松)おふくろの味、召し上がったんですか?ー
(安)はい、やっぱ美味しかったです。(笑)ほっとしますね、はい。
(松)おせちなんかも?ー
(安)おせち、はい食べました、はい。
(松)先月、じつはこの番組、ノリさんこと佐々木則夫監督がゲストに来てくださって、なでしこジャパンのこと、それからいろいろホントによくユーモアを交えて、面白く止まらないくらいに喋ってくださいまして、面白い方ですよね?ー
(安)そうですね、あのーいい人です。(一同笑)すごい、温かい人で、はいー!
(松)放送の間にも何度か、オヤジギャグをー
(安)はい、そうですね。なんかふだん(笑)、ふつうのオジさんみたいな時がけっこうあります(一同笑)
(松)一応あのー佐々木監督のオヤジギャグには、つまらなくても笑ってあげようという、温かい・・ー
(安)いやけっこう、(はい)、みんなきびしいですよ~(一同大笑)
(松)笑いのハードルは・・
(安)そうですね、私は、けっこうツボが浅いんで、一人で笑ったり、すごいーとか言っちゃうんですけど、他の選手はぜんぜん笑ってないです。
(松)そっか、じゃあいちばんいいお客さんが安藤選手なんですね?(笑)ー
(安)はい(笑)
(松)笑ってから、何がおかしいの?って後から聞くっていうね、(そうです・安)こともあるというお話ですが、はい、まあそういう話さておきまして、サッカーの本題に入りたいと思います。
まずはサッカーを始めた、きっかけというのを教えていただけます?ー
(安)あの、お父さんがサッカーをやっていたんで、お父さんと一緒にボールを蹴って、遊んだのがすごく楽しくて、毎日のように、またやってまたやってていう感じで、はい。
(松)そうですか、このKOZUEメソッドにも書かれているんですが、何でも足でやるのが得意な女の子だったというー
(安)そうなんですよ、ダメなんですけど、よくお母さんに怒られていたんですけど、リモコンを押すのもの足で押してましたし、ティッシュペーパーとかも足で取れるんだとか言って、自慢してやってました(一同大笑)、
足癖が悪いからやめなさいって、はい・・
(松)でも、もしかしたらそのね、ちっちゃい時に足をそう器用に使っていたことが、ー
(安)そうですね、小さい子たちには勧められないですけど、自慢してやってたんですよ。
(松)ひょっとしたらね、足の器用さに繋がってたかもしれないですね。でも当時まだね、サッカーというと今みたいに、女子サッカーが盛んな時代ではもちろん無いから、男の子のスポーツという印象はあったと思いますがー
(安)はい、そうですね、私も幼稚園、小学、中学って、男の子の中でやってたんですけど、やっぱり毎回こう女の子がいるっていうのはすごい言われましたし、でもとにかくサッカーが好きだったんで、私の中ではあんまり、男子女子というのはなかったんですけど、はい。
(松)やっぱりあのー、どうしても小学校の頃はね、ご本にも書いてますが女の子のほうが身体が大きいけど、やっぱり体格的にも負けるだろうし、でもそういう中でやったってことがよかったんですかね?ー
(安)そうですね、小学校のときは、ほんとに自分の方が大きかったりするんで十分やれたんですけど、中学校になると周りの男の子が、急に足が速くなったりキックが付いて、その中でやるのはすごい大変だったんですけど、でもあえてその中でやって自分を成長させたいっていうのがあって、一生懸命付いていきましたね。
やっぱり、サッカー上手くなりたいというのがすごくありましたし、その時から、代表になりたい、世界一になりたいという思いがすごいあったんで、そういう自分が上手くなるためにというのはいつも考えて、あえてチャレンジするタイプでしたね。
(松)高校進学というのは、ひとつの分岐点でいろいろ選択肢があったと思うんですが?ー
(安)そうですね、やっぱりあのー読売ベレーザというのが、その当時ほんとに強いチームで、そこに行けるチャンスもあったので、そこでプレーしたいなという気持ちもあったんですけど、父さんに地元の高校でも一生懸命やれば自分の意識次第で、上手くなれるだろうという話をしてもらって、自分もそうだなと思って、もともと宇女高という宇都宮女子高に行きたいという目標もあったので、そこにサッカー部あって、そこでやろうという決意しました。
正直中学生まで、男の子とやってたので、その高校に入ると、高校から始めた子がたくさんいたので、ちょっと物足りないというのは感じたんですけど、逆に全部一人でやれ!って言われたんですよ(笑)
みんなが守って私にパスをくれて、もう一人でシュートまでもってくパスしないで11人抜きみたいなことをやるというか、マンガの久保選手みたいな、それを目指してやっていいと監督にも言われたし、周りの選手もそういうふうに認めてくれてたんで、それがこう積極的にゴールへ向かう姿勢とかそういうドリブルの練習に繋がったんじゃないかなと思って、はい、逆に良かったんじゃないかなと思います。
(松)そしてその高校時代に、すでにA代表というのを時間は短いんですが体験をされた、これもやっぱり大きなカルチャーショックというかー
(安)そうですね、はい、それまでほんとにその、県内ではそういうふうに自分の好きなようにドリブルで一人で持っててシュートしてっていうのを、サッカーをやってたんで、自分は正直すごいんだというように、勘違いしてた部分もあったんですけど、代表に入ってまずその代表選手の他の選手、レベルの高い選手たちと出会って、もっともっと自分より上手い選手がいるんだということに、壁にぶつかったんですけど、その後そのアメリカ代表選手とかと16歳の時始めてして、衝撃的でしたね。(笑)
もう、足もすごく速くて、女子でこんなにすごい選手たちがいるんだっていうのを、そこで初めて知って、すごい衝撃を受けたんですけど。
(松)えーということで、この時間は、安藤梢選手がサッカーに出会った時から、世界を知ったちょっとショッキングな瞬間というのをお届けしましたが、お知らせを挟んで今度は、いよいよ世界に飛び出して行った安藤梢選手、そしてなでしこジャパンが世界に伍すまでになる、そこまでの軌跡などをうかがっていきたいと思います。ー
(松)その差を知ると同時に、自分の具体的な目標が見えた瞬間でもあったんですかね?ー
(安)そうですね、でも自分もいつかそういう選手になりたいという夢をそこで持ちました。
(松)99年のワールドカップで、日本は大惨敗をして、結局シドニーオリンピックの切符も手に取ることができなかった、その後日本は女子サッカーというのはしばらく暗黒の時代を迎えたわけですが、逆に世界に羽ばたいて行く選手たちがその時代からどんどん増えて来たのですが、そんな中で、2009年から現代まで安藤梢選手は、ドイツでプレーをされているんですけど、ドイツを選んだ理由というところから、まずうかがっていいですか?ー
(安)そうですね、あのほんとに、99年にアメリカで試合して、それでいつかアメリカ行きたいっていう夢を持ちましたし、その後澤選手がアメリカのプロリーグで活躍していたので、その澤選手に憧れて自分もいつか澤さんみたくアメリカに行きたいって思いでずっとやってたんですけど、実際に海外移籍が現実的に考えるようになったのは、2007年ぐらいに実際に行きたいっていうアクションを起こしたんですけど、その当時の浦和レッズのスタッフたちから、ドイツっていうのもいいんじゃないかというアドバイスをもらって、その時は自分は絶対アメリカって思ってたんですけど、そのアドバイスをまたちょっと興味を持つようになって、その後、たまたまドイツ遠征があったりとかしてドイツ代表と試合したりとかして、したらドイツ代表もすごい強いですし、環境面なんかも聞いた時にブンデスリーグっていうのは、すごいいい環境レベルの高いリーグだということも知って、そのあたりからドイツにすごい興味を持つようになって、ドイツに実際に練習に行ってみたんですね。
そしたらそのチームに、ドイツ代表選手が7人いて、他にもベルギー代表・オランダ代表とかヨーロッパ各国の代表選手がいて、すごいレベルが高くて、この中で自分はやりたいってそこで思ったんですね。
はい、それでドイツっていうのを決断しました。
(松)そうですか、実際そのやっぱり、日本のサッカーとね、ドイツのサッカーというのはずいぶん違いを感じられたと思いますが、いかがですか?ー
(安)ぜんぜん違いますね、サッカーのスタイルが全く違うので、最初にドイツに行った時に、まず感じたのは、その1対1の激しさ、球際の激しさっていうのが、ぜんぜん違うんですね。スライディングとかも、ほんと身体ごと刈られるようなスライディングが来るので・・
(松)しかも大きいんでしょ、むこうの選手は?ー
(安)はい、180ぐらいの選手が、ガツンと来て、それが練習から当たり前なんですね。その激しさに驚きましたね。
(松)まあですから、ボールの強さっていうのも、全然ー
(安)そうですね、パスもすごい強いので。
(松)なるほどねーそういうサッカーの違い、それから文化とかね、いろんな考え方の違いというのも、最初戸惑ったでしょう?ー
(安)そうですね、ドイツ人はすごいアピールする、自分自身をすごいアピールするので、かなり意識して積極的にやっていかなきゃいけないんだなあというのは、最初感じましたね。これKOZUEメソッドにも、その辺書かれていますが、試合に負けたりするとね、お前なんであの時に、あんなボール出したんだ?みたいなことを、ふつう私が悪かったっていう。
(松)日本人のちょっとこう、和を重んじる気持ちとは違う・・ー
私はふつう日本だったら、そういうシーンだったら明らかにその選手のミスなんで、周りの選手も彼女のミスだろうとなると思うんですけど、ドイツの場合、けっこうアピールして言ったほう勝ちなんで、その選手がそう言って私が何も言い返さないと、全体的に私のミスみたいになってしまうんですよ。
(松)そうすると、とにかく、自分も、もうねー
(安)いや、お前のせいだー!って言い返さないとダメだっていうことも解りましたし、
(松)お前のせいだー、って何と言うんですか?ドイツ語だと?ー
(安)最初は、もうとにかく、「ドゥー、お前だー!」って言うのを、言うのを、はい。
(松)ドゥー?ー
(安)はい、そればかり言ってましたね、はい。
(五)ねーいや日本だと、考えられないですよねー
(松)日本に帰って来て、お前のせいだよと言っちゃったりー (一同笑)
(安)でもやっぱり、意識が変わったというか、たとえば試合に出れない選手なんかもすぐに試合終わってから、なんで私のこと使わないんですか?って、監督に聞きに行くんですね。
それをちゃんと監督が説明して、自分もそれで逆に成長できる部分もあるんでいいとこだなと思って、今までそういうことなかなか監督に言えなかったんですけど、日本に帰って来て、自分が出ない時とかは、なんで出れないんですか?と聞けるようになったというか、逆に自分自身もスッキリしますし、目標もはっきりするというか、はい。
(松)日本ではいい言葉では奥ゆかしいとは言うけれども、やっぱり主張するときは必要な時は必要なんだとうことをね、感じますね。ドイツにね、チャレンジするにあたって、それからアメリカでスピードを見た・強さを見たいうことで、そういうことを具体的な目標としてね、自分の身体づくりをしていった過程というのが、じつはこのKOZUEメソッドの中に具体的に、ほんっとうに(←ひじょうに強調)具体的に書かれてますよね?ー
(安)そうですね、自分がやって来たトレーニング、10年以上やって来ている内容っていうのを出してます。
(松)強いボールを蹴るためにって、ほんとに具体的にね、書いてらっしゃいますけども、私どっちかっていうと野球のね、実況をやるんですが、このKOZUEメソッドで面白いこと書いてあるなあと思ったのが、身体の捻りから生まれる反動で強いボールを撃つんだとこれは野球選手が、150kmのボールを投げる捻りを入れてやる理屈と、おんなじなんだってことー
(安)そうですね、はい、どのスポーツでもやっぱり、自分の身体を思い通りに動かせるとか、効率よく動かせるっていうのは、通じるところだと思いますね。
(松)目標の立て方として、まず世界一になるという大きな目標、そのために何をやらなきゃならないかという中くらいの目標、で、そのためには毎日毎日やる小さな目標ってことが本の中にそのまんま書かれているんでね具体的に、あ、こうやって安藤選手は上手くなったんだな、サッカー日本代表は強くなったんだなという、このKOZUEメソッド、具体的な練習方法が書かれているんで興味深く読ませていただきました。
サッカーやらなくても、健康とか栄養とかそういう部分でも詳しく書かれていますから、なにも選手だけでなくて読んでいただきたいですねー
(安)そうですね、ほんとに目標に向かってそれを達成させたい時にも、なんか助けになったらいいなあと思います。l
(松)また、ドイツの生活が始まるわけですけども、食生活とか、あるいはドイツというとビールの国というイメージがありますが、その辺はもう慣れ親しんでますか?ー
(安)そうですね、ドイツにあるメットブルストっていう生ソーセージのお肉を、パンに乗せて食べるんですけど、大好きで、ドイツ人にはすごい喜ばれます。
(松)生ソーセージっていうのは、日本ではなかなか手に入らないですよねー
(安)ドイツ人ならではの食べ物みたいなので、美味しい美味しいって食べると、「梢、ドイツ人だな」と言って、喜ばれるんで。
(松)パーティとか誘われたものには、極力行くようにしてると?ー
(安)そうですね、日本の時は、本にも書かれてあるんですけど、コンディション重視でつねに自分のコンディションを一番に考えて行動してたんですけど、なかなか誘ってもらった食事にも行けなかったりもあったんですけど、ドイツにいた時は、私を知ってくれてる人が誰もいないので、やっぱりまずは自分を知ってもらわなくちゃならないし、私生活でもコミュニケーションがすごい必要だと感じたので、誘われた食事とかパーティは全部参加して、はい。
最初は、みんながしゃべっていて何言ってるのか解んないんで、みんなが笑ってても一人だけ笑えないっていうさみしいところもあったんですけど、でもそういうのを何回も何回も繰り返してる中でみんなとも深く仲良くなれて信頼関係を築けたんですけど。
(松)そうですかーだんだん親しくなっていくと、夕飯に招かれるのはふつうで、朝ごはんに招かれるっていうのがドイツでは、ほんとに親しくなった証だとね本に書かれてー
(安)そうですね、急にメールが来て、朝ごはんに来ないか?って言われて、びっくりして(一同笑)
何回か誘ってもらってて、なんで朝ごはんに誘うのかな?と思ってて聞いたんですね、そしたらそういう朝ごはんに誘うっていうのは、ちょっと緩んだところを見せれる親しい証拠なんだよっていうのを、教えてもらいました。
(松)ドイツ語はけっこう、日常会話は?ー
(安)そうですね、チームメイトと話すのは問題なく、だいたいチームメイトとサッカーの現場で話すことがすぐに覚えるようになりますね。
(松)私は何を聞かれてもですね、Ich bitte nichtとー
(安)解らない、ということですね (一同大笑)
(松)Ich trinken Gern Bier~
(安)あ、ビール飲みたい(笑)
(松)私はビールを飲みたい、この2つだけ、大学でドイツ語専攻したんですが、この2つ覚えました。(大笑)
ドイツワールドカップの時に、ドイツ戦準々決勝ですか、の前にドイツの選手に聞いたら日本の選手はコンタクトして来ないから楽なんだとー
(安)そうですね、ちょうどチームメイトもドイツ代表選手で、日本の選手はどう?って聞いた時に、ワールドカップ前に日本は一度もドイツに勝ったことがないんで、かなり上目線で日本はいいチームだけど、強くないよねみたいな感じで言われちゃって、で、じゃアジアでどこがやだ?って言ったら、韓国だって、びっくりしたんですね。
日本の方が強いのにって、ちょっと悔しかったんですけど、その時なんで?って言ったらコンタクトがしてくるチームは嫌なんだと言って、やっぱりドイツ人てすごいコンタクト強いのにかかわらず、コンタクトして来る相手が嫌なんだと思って、それを試合前にかなりチームメイト、なでしこのみんなに伝えて、ガツガツ行った方がいいし球際絶対強く行ったら嫌がるからって伝えましたし、あとチームメイトが5人以上試合に出てましたし他の選手もふだん対戦している選手なんで、情報がわかるというか、あの選手はどっち利きでどういうボールが得意でとか、どんなとこが弱点だとか、チームメイトはメンタル面までわかるので、かなりファールぎりぎりのとこで行くとだんだんキレだすよとか(一同笑)
わかってるんで、そのへんはけっこう試合前に細かく伝えたりとかしました。
(松)そうですかー頭でわかっていても、コンタクトというのは怖いことでしょうけれども、そこを乗り越えていってやっぱり、今のなでしこジャパンがあるって言えるんでしょうねー
(安)そうですね、やっぱ身体が小さいからってそれを避けることは出来ないですし、やはりそれでも球際に小さくても厳しく行ったり、連動してみんなで戦う、戦う気持ちっていうのがやっぱりサッカーでは基本的なことですし大事なことなんで、そこは絶対負けないでやろうっていうのは、意識してやってます。
(松)さあこれからの、最後、安藤さんについてね、巻末には「私には夢がある」と、ちょっと詩のような文章も書かれておりますが、ちょっとお話をしていただいてもいいでしょうか?ー
(安)まずは、自分がサッカー始めたのは、地元に手塚貴子さんという、日本代表の選手がいて、この選手に憧れて、ずっとサッカーを始めて目標持ってやって来て、自分もやっぱり小さい子供たちに、安藤選手みたいになりたいなって言ってもらえるような選手になることが嬉しいですし、サッカーやってて一番嬉しいことの一つなんで、そういう選手になりたいなっていう思いがすごいあります。
(松)そして、その先は?ー
(安)そうですね、まだまだ選手として自分自身成長したいですし、もっともっとレベルアップして行きたいですし、なでしこに入ってなでしこのサッカーをもっともっと進化させて世界にアピールして行きたいなっていう思いもあります。
(松)さあ、それでは今日話していただいたようなこと、さらに深いことがこの講談社から発売されております「世界で戦うためのKOZUEメソッド」には、熱い思いが書かれてますんで、ぜひ皆さんに読んでいただきたいと思います。
この本をラジオお聞きの方、3名に直筆サインを入れてプレゼントしていただけるということで、ありがとうございますー
(ugaのサポ仲間が当選しちゃいました~!おめ)
(※元のサインと、ドイツでのサインを色紙に書くことを、依頼された安藤選手。アルファベットでKozueという元のサインと、ドイツでの漢字バージョンを、1枚の色紙に順番に記す。)
(安)最初、このKozueっていうのでドイツで書いてたんですけど、けっこうファンの人に日本語で書いてくれって言われるので、
(松)じゃあ漢字バージョンはドイツでちょっと勉強して、この形になったんですね!?ー
(安)そうですね、はい。
(松)どっちもかっこいいですね。
(五)ねえ、素敵♪
(松)じゃあこの後もひとつ、またすぐにドイツに旅立って、子供たちが憧れるような素晴らしいサッカーをこれからも、ドイツからなでしこから発信してくださいー
(安)はい。
(松)どうも今日はありがとうございましたー
(安)ありがとうございました。