きょう午後すぎに伊賀FCくノ一オフシャルより、MF宮本ともみ選手の引退が発表されました。
結婚→出産後も現役復帰を果たし(2005年出産→2006年復帰)、なでしこジャパンにも再度選出され(2007年W杯メンバー)、その後もなでしこリーグを支える中心選手として奮闘続けた唯一のママさんプレイヤーが、現役を退くこととなりましたー
◆宮本ともみ選手引退のお知らせ→ http://www.igafc.jp/?p=3710
~皇后杯全日本女子選手権に関しては、引き続きくノ一の選手としてプレイするとのことです。
MF 5 宮本ともみ
1978年12月31日生/33歳/168cm・60kg/神奈川県出身
【Lリーグ・なでしこリーグ歴】
・1997年~1999年 プリマハムFCくノ一
・2000年~2008年 伊賀FCくノ一
・2009年~2010年 TEPCOマリーゼ
・2011年~2012年 伊賀FCくノ一
※15年目/ リーグ戦通算:228試合出場 22得点
※なでしこオールスター4回出場
【日本代表歴】
・1997年~2007年
※代表通算:77試合出場 13得点
※1999年・2003年・2007年FIFA女子ワールドカップ出場
2004年アテネオリンピック出場
中盤の中心選手としてキャプテンシーを発揮し、マリーゼ在籍時の2009・2010年には、リーグ3位の強豪に押し上げた原動力。今年リーグカップでは伊賀の準決勝進出に貢献。現役のママさん選手として健在ぶりが光る。
ゲームの流れを読んでの、押し引きのバランスを司る能力に長け、セットプレイ時には絶妙なポジショニングに入り、足頭ともに決定力を有する。遠目からのキャノンシュートも大きな魅力のひとつ。
~今季はリーグ全18試合に出場し、伊賀の中心選手としての活躍ぶりが健在であっただけに、とても残念に思えます。
浦和レッズレディースが対戦時には、いつでも苦戦を強いられ際立った存在感を示し、とくに攻撃に立ちはだかるプレーぶりや、中盤で指示を出し統率する姿が印象的な選手です。
相手にとってはひじょうに手強い存在ですが、味方にとってはこれほど頼もしい選手もいないでしょう。
まだまだやれるとは傍からは見えますが、窺い知れません限界を感じてのことでしょうし、尊重したいです。
「子供が出来て、競技生活を続けるとか続けないとかは、その人その人の答えはあると思うけど、もし競技生活を続けたいと思ってる人に、自分が今競技を続けているということで、勇気を与えたりだとか、それを見て自分もやってやろうと思える人が増えたりしたら、すごく嬉しいし自分も協力したいなとか、そういうふうに思います。」
~2008年7月:「なでしこジャパン入りをめざしてママさんプレイヤー・宮本ともみ」より~
長年に渡り女子サッカーを牽引し、プレイヤーの立場を改善していく先駆けとなった宮本選手。
その功績は今後も高く評価されていくべきですし、また奮闘続ける姿が多くの人々の励みとなって来たはずです。
貴方のような優れた選手のおかげ様で、女子サッカーの見方が変わり学ばさせて頂いた思いがあります。
ありがとうございました、お疲れ様でした。
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