【2012チャレンジリーグ入替戦予選大会 第1日目結果】
※昨日(11月2日)、静岡県・時之栖スポーツセンターにて行われた大会1日目の結果
清水第八 3-2 益城ルネサンス熊本
得点者:
6分谷口(清水)、35分塚本(熊本)、50分濱中(清水)、74分宮川(清水)、85分寺澤(熊本)
11時キックオフ
会場/ 時之栖スポーツセンター 裾野E (静岡県)
【清水第八 メンバー】
GK/ 1佐藤
DF/ 2諏訪部、3谷口、9西ヶ谷、12井上
MF/ 6宮川、5金城(Cap)、10松下、4小田
FW/ 11河住、8濱中
60分 牛越→8福野
77分 藤根→17堀江
【益城R熊本 メンバー】
GK/ 河島
DF/ 腰、近藤、峯、寺澤
MF/ 塚本、吉田、木村(Cap)、櫻間
FW/ 赤木、奥村
------------------- 10奥村 --------------------
8櫻間 ---- 11木村 ---- 19赤木 --- 9塚本
------------------- 7吉田 --------------------
5寺澤 ------ 4峯 ------ 3近藤 ------ 17腰
-------------------- 21河島 -------------------
64分 木村→16内田
78分 腰→13島田
84分 奥村→18谷原
試合は序盤、熊本陣内に攻め入った清水が、右からゴール前へ入れた浮き球を繋いで、谷口選手がヘッドでゴール左へ決め先制。
その後は両チームが中盤での攻防を繰り返し譲らないまま経過。
35分に熊本の左SB寺澤選手が、左サイドを突破しゴール前へのクロス→右から上がって来ていた右MF塚本選手が、ゴール左隅へシュートを決め同点。
1-1で前半終了。
後半に入り5分、熊本GKからDFへのパスが、ペナルティエリア前で清水のMF小田選手にカットされてしまい、フリーのFW濱中選手に渡りゴールが決める。
清水第八2-1R熊本
熊本は同点に追いつき後半早々、手痛いミスで勝ち越しを許してしまう。
後半29分、熊本は自陣ペナルティエリア左横でフォウルを侵し、清水がFKを獲得。
MF金城がキックインしたボールを、ゴール前でMF宮川がヘッドで合わせゴールを決める。
清水第八3-1R熊本
熊本は、試合を通して球際での競り合い時にファウルを取られることが多く、苦戦の一因になったともいえるでしょうか。失点を許したこのFKとなった場面も、熊本側からすれば不服に感じられるものだったかもしれません。
ちょっとした接触プレイでも笛が鳴る場面が目立ち、なでしこのトップリーグが年々笛が鳴らない傾向であるのと比較してみれば、私的には違和感を覚えた試合でした。
ただ熊本の場合、明らかにファウルの場面もうかがえ、審判からすれば、ラフなチームの印象を抱いてしまうかもしれません。
2点差を付けられた熊本は、ベテラン選手である右MF塚本選手が、右サイドから持ち込み攻撃の起点となる場面が目立ち始め、反撃へとチームを鼓舞して行きます。
熊本はペナルティエリア前後まではつながりますが、清水の固いDFの前に、ゴールへ有効なシュートまでには至れません。
しかし後半終盤40分に、右コーナーからMF吉田選手がキックインした浮き球のボールは、清水のゴール前を抜け、左ポスト際で寺澤選手がフリーでヘッドを合わせゴール。
R熊本2-3清水第八
熊本は1点差に追い上げます。
その後は熊本が、優勢に清水陣内で攻撃を展開しますが、ゴールへ迫る機会、有効なシュートには至れずタイムアップ。
試合終了となりました。
益城ルネサンス熊本の入れ替え戦を応援し続け、今回が3度目となりました。
今回もあと一歩及ばずに、チャレンジリーグへの自動昇格を逃し、今日からの敗者復活戦に挑んでいくことになりました。
僭越ながら思うのは、チャレンジリーグ昇格からその先を目指しているチームであるならば、もっと選手たちをはじめベンチを含めた一体感や熱意が、正直伝わってこない印象を覚えます。
現有戦力で出来得る力は、どうしても限られてしまうのは、仕方のないことだと思います。
でも、それを補っていくのが、ベンチからの活発な指示であったり、ピッチ内での連携を良好にする声の掛け合いであったり(感情的に怒鳴っていては萎縮する選手もいる)、サブの選手たちがもっと一丸となってプレイヤーたちを励ましたり(←他チームよりR熊本はやってますが)、まだまだポテンシャルを最大限に引き出すには、至っていない感じを受けてしまいます。
若い選手の中からも、もっと貪欲に攻撃に絡み、自分にボールを託すことを促すような姿勢、塚本選手のような気迫を感じさせてほしい。
塚本選手は決して上手い選手ではないけれども、積極的に相手に勝負に行って打開しようとする、トライ&エラーの繰り返しから結果を導き出して来ている。ひるむことのない姿勢には見習う面が多いと思います。
この試合、試合終了が迫るにつれ切羽詰れば、同点に追いつこうと攻め入る必死さに、清水は防戦を強いられていたわけですし、もっと出来る余力・可能性はあるわけで、まだまだこんなものではないはず。
今予選会は、昇格への可能性が今後まだ残っています。
ぜひ勝ち取ってステップアップしてもらいたく、願ってます。
*第2試合
セレッソ大阪 2-1 ノルディーア北海道
得点者:
15分林(C大阪)、42分田畑(北海道)、80分オウンゴール(C大阪)
11時キックオフ
会場/ 時之栖スポーツセンター 裾野E2
HOYOスカラブ 2-1 NGU名古屋FC
(延長1-0)
得点者:
69分市原(名古屋)、90分松本(HOYO)、98分清末(HOYO)
14時キックオフ
会場/ 時之栖スポーツセンター 裾野E2
【HOYO メンバー】
GK/ 団塚
DF/ 橋本、姫野、和田、近藤
MF/ 松本、清末、木下、佐藤、
FW/ 小野(Cap)、鈴
------------------- 6佐藤 --------------------
10鈴 ---- 4木下 ---- 8小野 --- 12松本
------------------- 7清末 --------------------
17近藤 --- 5姫野 --- 11輪田 --- 2橋本
------------------- 14団塚 -------------------
73分 木下→15永松
109分 松本→3楠野
※清末選手をアンカーに据えて、木下選手と小野選手が状況に応じて前線と中盤を上下する。
【名古屋FC メンバー】
GK/ 林
DF/ 桑田、鈴木、高木、則武
MF/ 藤根、市原、小川(Cap)、牛越
FW/ 山田、加藤
-----------9山田---------10加藤------------
7藤根 ---- 16小川 ---- 11市原 --- 19牛越
6高木 ---- 4鈴木 ----- 14則武 ---- 2桑田
--------------------- 1林 --------------------
60分 牛越→8福野
77分 藤根→17堀江
この結果、
清水第八プレアデス(静岡県)
セレッソ大阪レディース(大阪府)
HOYOスカラブFC(大分県)
の2013年度チャレンジリーグ昇格が決定。
*今日(11/3@時之栖スポーツセンター)の対戦は以下の通り
<第1試合>
11:00 益城ルネサンス熊本FC - ノルディーア北海道
<第2試合>
14:00 NGU名古屋FCレディース - ノジマステラ神奈川
※補足
試合③の敗者は、今季チャレンジリーグ(CL)11位で終えたチームと後日入れ替え戦を行う。
試合④の勝者は、チャレンジリーグ昇格。敗者は今季チャレンジリーグ12位(最下位)で終えたチームと、後日入れ替え戦を行う。
現在のチャレンジリーグ11位はJSCL、12位AC長野。