やりました!なでしこが決勝戦へ進出!
(て、試合後すぐ書きたかったけど、メンテナンスって・・・タイミング逸しました~)
最後の最後まで、フランスの猛攻が続き、終盤は凄まじい攻防でしたね。
ほんとによく、1点のリードを死守し凌ぎ切ったというところでしょうか。見応えありましたーというより、ハラハラドキドキだったでしょうか(;^_^A
*試合後の選手のコメントを場面ごとにピックアップし、試合を簡単に振り返ってみますー
~キックオフ後、フランスが思ったより前に出て来ず、日本のポゼッションにリトリートして(引いて構えて)反撃をうかがう。
【大儀見選手】
相手が引いてくるっていうのはわかってて、ボールは持てるだろうなと思っていた。フランスの今大会の試合を見てても、結構引いている試合が多かったから。
【佐々木監督】
フランスの出方はスタートからイメージ通り、ミドルゾーンで引いてからのカウンターでした。そのカウンターをされる前に何とか点を取りたいと。
~日本は左からの攻撃を主体に、フランスの攻撃の核である右サイドFWトミ選手を下げさせ封じ込めます。
【鮫島選手】
右サイドにスピードのある選手(トミ)がいたので、ナホさん(川澄奈穂美)といつもと違った守り方で守った。
中央に絞っての守備など、ある程度自分たちがやろうとしていたことはできたと思う。
前回の試合では、サイドハーフに絞り気味で展開されないようにしてもらっていたのですけど、それでもズレて展開されると1対1ではスピードでは対応できない部分があると思っていた。
だから今日はナホさんに自分と近い距離の位置にいてもらって、まずはトミへのパスコースを切ってもらった。
なので、そこまでいい形でトミスに持たれることはなかったと思う。ポジショニングである程度防げた部分はあった。
~前半はボールを持ちながらもシュートまでいけない状況が続きます。
【大儀見選手】
(嫌な)雰囲気はなかったし、自分も持たされたら、そんなにシュートまではいけないだろうと思っていた。
やりながらもそれは感じていた。だから、下手にボールを受けようとしないで、ほんとにワンチャンスを狙おうとしていた。
流れのなかで点を取るのは難しいと思っていたので、どこかでセットプレーが取れればと思っていた。
~前半32分、日本先制!
【大儀見選手】
GKが結構、前に出てくるところがあったので、あや(宮間)がわざとブレ球を蹴ってくれた。
なので、こぼれたところをねらっていた。
【宮間選手】
(得点につながったFKの蹴り分けは)あまり言いたくないんですけど、GKは自信があるプレーをしている(前に出てくる)と予選から感じていました。
彼女のポジショニングが偏っているのが分かっていたので、ナガちゃん(大儀見)が決める前のFKはブレ球で蹴ったんですけど、キャッチミスを誘って押し込む形になりました。狙い通りです。
~後半早々4分、日本追加点~♪
【阪口選手】
マークについていた相手の6番が全然ボールを見てなくて、自分のことばかり見ていたので、これは行けるかなと思って裏に走ったら宮間(あや)選手が見ていてくれたようで、そこにドンピシャのボールが来ました。
【宮間選手】
阪口選手の得点はGKがポジショニングを修正してて、阪口選手がマークを外したのが一瞬見えたので合わせました。
【大儀見選手】
2点目の場面はGKが(1度失敗していたので)びびって出てこなかった。それで夢穂(阪口)の点が生まれたと思う。
~2点奪って以降最後まで、フランスに攻め込まれる状況が続きます。
【佐々木監督】
2点差というのが一番危ないとは選手に伝えましたが、守りきれるだろうという思いが一歩前に出る力を(半減させてしまった)。
逆に相手も2点を取るためにもっとパワーアップしなければならないという、双方の関係がああいう戦い方になったと思います。そうしたときにアンバランスに統制するのもどうかと思ったので、選手たちの選択、状況を見ました。
カウンターで押し上げる際に前でコントロールできればよかったんですけど、思いのほか後ろが重かった。
ブラジル戦でもなんとか勝ち切ったという思いが彼女たちにもあって、僕自身も守ってカウンターと思っていました。ブラジル戦で味をしめた部分が今のなでしこジャパンにはある。メダルを取る思いがリスクをかけない戦いにさせている。そういう変化があります。
【熊谷選手】
向こうが点を取らなきゃいけない状況になり、前から来たが、ラインをもうちょっと上げなきゃいけない場面があった。もちろん失点もしているので、そこはDFラインだけじゃないですけど、決勝に向けて修正していきたい。
結果は出ましたけど、あれだけ攻められてる時間があったなか、(守備の対応を)変えられなかったかなと思います。
~1点を返され、PK献上(>_<) しかし、PKをビュサグリア選手が右へ外す!
【阪口選手】
与えたPKについてはホンマに申し訳なかった。今までにないくらい念を送った。あのシーンはキンちゃん(近賀ゆかり)とあやが抜かれて、自分が行かなきゃと思って足を出したらPKになってしまった。得点よりもPKを与えたことのほうが鮮明に思い出されて、複雑な気持ちです」
【福元選手】
次に進むために最後は絶対に守ってやろうと思っていました。PKは絶対に入れさせないという気持ちだったんですけど、思い切り逆サイドに飛んでしまったので(シュートが外れて)ラッキーでした。
(※福元選手は、ゴール前の接戦では、パンチングで弾くセーフティ・ファーストに徹していました。フランスのGKとの意識の違いが感じられます。)
(ルナール選手の腕を巧みに抱え込み阻止する岩清水選手、見事!)
~終盤、フランスはDFルナール選手が前線に上がり闘莉王状態。総攻撃で同点めざし、猛攻を繰り返す。
【鮫島選手】
(フランスが1点を取ってから別のチームのようになって攻めてきたが?)怖かったです。ほんとに守り切るしかなかったので、気持ちしかなかったです。
【川澄選手】
達成感というよりフランスの猛攻から逃れたという感じです。(ロスタイムは)3分かなと思ったんですけど。(4分は)すごい長いなと思いました。
ロスタイムに入る前から相手がもう1点を取りにきていたので長かったです。終盤は耐えようという声がチーム内にありました。
【田中選手】
(途中交代で入り)ディフェンスと中盤のラインが空いていたので、そこのスペースを埋めるようにと指示を受けました。
守備の時間が続いていたので、フレッシュな自分が動いて、なんとかチームに貢献できればと思っていた。最後まで集中切らさず、みんな頑張っていた。
【澤選手】
早く終わらないかな』と思って時計を見ると全然進んでいなかった。でも最後は気持ちでした。
【佐々木監督】
守備については特にセットプレー、フランスの2番(ルナール)を阪口選手、熊谷(紗希)選手が連携して中で対応するというのは、この2日間ミーティングと実戦でトライしました。正確なチャンスを与えなかったのは良かったと思います。
~アディショナルタイム4分も凌ぎ試合終了。日本勝利で決勝へー
【熊谷選手】
苦しい試合でしたけど、チーム全員で守り切れた。決勝に向けていい準備をしていきたい。
【大野選手】
(決勝に向けて)一番いい色のメダルを取れるようにしっかり切り替えていこうと思います。
【澤選手】
自分がずっと目標にしてきた五輪のメダルが確定して、夢がかないました。本当にうれしいです。人間は欲が出ちゃうのでメダルに満足することなく、なかなかこういうチャンスはないので、ここまで来たら一番輝く色の金メダルを目指します。
価値観の問題なので、勝ったチームが本当に強いチームとは言い切れないと思いますけど、(なでしこジャパンは)間違いなくいいチームです。
応援してくれている人たちの日ごろの行いがいいんじゃないかと思います(笑)。
わたしたちだけでなく、応援してくれる人たちや家族とかいろんな小さな力があって、後ろから頑張れって言ってくれているような気がします。
そういう人たちの小さなラッキーが自分たちに乗り移っているんじゃないかと思います。
あさっては、いよいよアメリカとの決勝戦ー
最高のクライマックスを迎えます!