明日は荒川vs澤の直接対決 | うらじょ

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女サカ好きです。
浦和レッズレディース中心にはなりますけど
いろいろ好き勝手に書いてます。
よろしくですー


浦和レッズレディースのスタメン布陣です。


---------荒川-----吉良---------



加藤-----庭田-----柳田-----柴田


土橋-----高畑-----矢野-----和田



--------------山郷-------------  




INAC神戸のスタメン布陣の予想です。


------------- ベッキー -------------


川澄------------------------髙瀬


------チソヨン-------大野--------


---------------澤---------------


高良-----田中------甲斐-----近賀


--------------海堀--------------




これを一緒にしてみます。(どうマッチアップするのか)

アバウトにはなりますが、こんな感じでしょうか。

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大野、チソヨン選手vs柳田、庭田選手の中盤や、土橋選手vs川澄選手の右サイド、あるいは新戦力ベッキー選手に、矢野、高畑選手がどう対応していくのかなど、あらゆる局面で見所は多いのですがー

なんといっても注目は、FW荒川選手とIMF澤選手が、いよいよ直接対決するということでしょうかね。


中盤のアンカーとして攻守の要の澤選手。

危険察知からスペースをカバー、味方へのフォロー、対峙した相手からかすめ獲る卓越した技術を発揮し、相手の攻撃の芽を未然に防ぐことで、自陣深くへの侵入を許さない場面をリーグでも何度も見せています。

常に前から刈りに行く1stディフェンスの積極性からこそ、INACの分厚い攻撃の継続性を可能にしている。

全体を見渡し後方から的確な指示を送りながら、澤選手は最後列の前で1人で立ちはだかる壁であり、相手の攻撃は引っ掛かり、勢いが削がれてしまう。

INACが、ラインを下げずに優位なポゼッションを保てる貢献度は、もちろん大きいでしょう。


浦和の攻撃は、後列から前線のFW荒川選手へボールを入れることから、展開することが主軸となっています。

くさびから次へつなげる、あるいは相手を引きつけた裏へFW吉良選手が抜け出すパターンなど、荒川選手にしっかりと収まり、好循環に機能するかどうかが、攻撃のカギを握っています。




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(2010年10月ホムスタ・INAC戦)


INACが、レッズレディースの荒川選手に対するのは、今回で3度目となります。

過去の2010年10月リーグ戦と、2011年元日全日本女子決勝戦では、大柄でフィジカルのあるDF坂井優紀選手と小野鈴香選手をセンターバックに擁して、荒川選手の封じ込めに功を奏したINACが、2試合ともに勝利しました。



今は坂井・小野選手ともにすでに移籍し、センターバックとして不動の田中・甲斐選手が対応することになりますが、まず荒川選手にボールが入る時に、この2選手と、加えて澤選手が絡んで来る機会が多くなるのではないでしょうか。

今季レッズレディースが伊賀にスコアレスドローで終わった試合、ボランチのMF宮本ともみ選手が荒川選手に付いて効いていたように、守備的なMFとセンターバックとで挟み込むような複数での対応が、INACでも澤選手を中心として展開されていくのではないか、と予想します。

前節、鼻を負傷して退場した甲斐選手がもし出場できないとしたら、澤選手が担う役割はさらに増すと思われます。


中央だけに限らず、荒川選手が左へ流れて起点をつくるなら、右サイドのDF近賀選手と澤選手がフォローに入ってのマッチアップも見られそうです。(近賀選手が中に絞って来て積極的にボールを獲りにくるときも)

荒川選手がポジション的に、かつてのチームメイトだった、澤・大野・近賀選手と近接し包囲されているのが、興味を惹きます。見所は多そうです。



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なでしこジャパンといえば、この2人が代表していた時代が長らく続いていました。

転機は2009年、アメリカプロリーグWPS(Women's Professional Soccer)が発足し、両選手ともにドラフト指名を受けたチームへと渡米しました。

荒川選手は、所属していたゴールド・プライド(サンフランシスコ)というチームが1年で消滅してしまい、帰国。

2010年からは浦和レッズレディースに所属となるも、度重なるケガに見舞われ長期離脱を繰り返し、日本代表から外れてしまう。W杯優勝とは無縁に終わりました。

いっぽうの澤選手は、周知の通りに栄光をつかむことができました。


女子サッカーを支えて来た2人が、明暗分かれたかっこうにはなりましたが、荒川選手はいま、7箇所に及んだ足の骨折を克服し、今季は万全な健在ぶりを魅せ復活を果たしています。

澤に挑む、打ち破ることにこそ、荒川選手の代表への再起が見えてくるはずです。


荒川選手だけには、もう一度代表選手として復帰し日の目を見てほしい。

今は代表として、機能できる能力は高い状態だと見受けます。



明日は楽しみです。