(きょうの戦況予想)
今までどおり、やはり狭山は、しっかりと守備ブロックを敷いて、浦和のポゼッションに対抗してくるでしょうか。
中盤のMF澤田、高橋、田子、斎藤といった選手たちが浦和の侵入を絞り、積極的に前からボールを奪いに来る。
奪えばサイドのMF薊選手を起点にしたショートカウンターをはじめ少ない手数で一気につなぎ、エースで万能FWの渡辺選手がゴール前を脅かすシンプルな攻撃。
攻撃にアクセントをつける、MF斎藤有里選手、鈴木薫子選手も警戒。
昨シーズンは、渡辺選手を1トップに据えて中盤を5枚にするぶん、数的優位で有効に機能した時間帯も多く、苦戦をした浦和でした。
昨年7月31日のホームゲームの後半、9月24日のアウェーゲームでは1-0の辛勝(危ない場面あり)と、相性的には芳しくない印象があります。
2012年開幕戦のホームゲーム、さいたまダービー、お互いに練習試合を今まで重ねて来て手の内をよく知る間柄でもあり、ASエルフェン狭山にとっては、浦和に対して並々ならぬ意地と気合を抱いて臨んで来ると想像できます。
浦和は、最後列から活発にボールを動かしてポゼッションを保ちながら攻撃の起点を求め、両サイドと最前線へのくさびを意識しながらゲームを進めて行くことになるでしょう。
CBに入るであろうDF矢野、高畑選手らが、積極的に早いテンポを意識してボールを動かして行く。
後方センターから、縦にくさびを入れ→サイドへ散らしていくのか、後方センターから→サイド後ろ→サイド前へと行くのか、その都度状況を見ながらシュートまで至れる形を、数多く形成してもらいところです。
前線では、FW荒川選手の健在ぶりが頼もしい今季です。
DFに複数付かれてもキープできる強さはさすが、ここが収まるから攻撃の展開力にバリエーションが生まれます。
荒川に倣ってFW後藤選手が、精力的に動き回り、球際に強く泥臭く粘りあるプレーが目立ったプレシーズンマッチでした。機を窺ってのゴール前へ飛び込むフィニッシュに期待したいところ。
FW吉良、安田選手が、持ち前の瞬発力でDFを振り切りシュートまで行けるも健在。
DF最終ラインを抜け出しての決定機を魅せ、今季も数多くのゴールを量産してもらいたいものです。
MF庭田選手が長らくのブランクから復帰し、中盤での華麗なボール捌きを披露しています。
相手を背負ってターンを交えボールを繋いで行く得意のプレーが健在。
中盤には多くのタレントを要する浦和レッズレディースの中、まだまだベテランとしての意地を魅せてチームを牽引してくれることでしょう。
その他の選手にも注目は多いのですが、このへんで。
戦力的には優勝を狙えるチームです!自信を持って臨んでほしい!
浦和のプライドは、復活は、トップだけに限らず、レッズレディースにもしっかり継承され、これからの奮闘を大いに期待したいと思います。
なでしこジャパンは、難攻不落といわれたアメリカやドイツに勝っています。
浦和レッズレディースにとっても、INAC神戸やベレーザの壁は乗り越えられないものではないはずだと、信じています。
フォルツァレッズレディース!
リーグ優勝をめざして戦いましょう!!