19日に千葉県の市原スポレクパークまで行ってきました。
3月17日~20日まで、千葉県市原周辺を中心に、なでしこリーグ4チーム+常盤木学園高校の合同合宿が行われ、連日各会場のピッチで練習試合が組まれました。
(4チームは、日テレベレーザ、ジェフ千葉レディース、浦和レッズレディース、アルビレックス新潟レディース)
ジェフ千葉の本拠地であるフクダ電子アリーナがある蘇我駅から、内房線でさらに2駅先にある八幡宿駅で降り、徒歩20分ほどでスポレクパークに到着。
午前10時からの浦和レッズレディースvsアルビレックス新潟レディースと、15時から行われるレッズレディースvsジェフ千葉レディースの2試合を観戦して来ました。
久しぶりに見るレッズレディース、試合前のアップをする選手たちに新しく入った選手たちが多く目につきます。
10選手も新入団したので大所帯、思い思いの練習をこなす赤いジャージ姿がにぎやかでした。
(※おばばさん期待の新入団は、まだ調整中らしく、ピッチ周りを時間かけてゆっくりとジョグして終了でしたよ。ベテランのほうの健脚ぶりは、ピッチを活発に上下して今季も万全そうでした。)
*新潟との試合は、前後半行われ、結果は浦和の1-0で終了しました。
左CKから流れてきたボールを、矢野選手がゴール前で合わせました。
後藤選手が決め切れなかったいくつかの場面あり、新潟もGKと1対1になる決定機を生かせませんでした。(立ちはだかったぞ、山郷さん)
*千葉との試合は、浦和が9-1という大差でした。
安田選手5ゴール、吉良選手2ゴール、柴田選手1ゴール、オウンゴール
千葉は運動量が落ちていて、本気モードには到底みえなかったので結果は参考程度に。
◆17~20日の試合結果です。
*3月17日
浦和 2-2 JEF千葉 (得点)後藤2
*18日
浦和 5-0 日テレ (得点)吉良、荒川、後藤、安田、柴田
浦和 4-1 新潟L (得点)吉良2、安田、柴田
*19日
浦和 1-0 新潟L (得点)矢野
浦和 9-1 JEF千葉 (得点)安田5、吉良2、柴田、オウンゴール
*20日
浦和 6-0 常盤木 (得点)吉良2、柴田、安田、和田、高畑
浦和 0-4 日テレ
ー出場していた選手の印象ついてー
※新潟戦と千葉戦で起用された、新しい選手
高畑志帆選手、和田奈央子選手、猶本光選手、鈴木里奈選手、成合瞳選手、竹内希選手、加藤千佳選手、田尻有美選手
やはり猶本選手のプレーぶりには、光るものを感じました。(光さんだけに・・・^^;)
中盤で狭いスペースからでも、巧みに身を翻しながら、状況判断よい働きぶりが一味違ってみえました。
縦横長短、アクセントを利かせた有効なパスを、受けてからとっさに使い分ける精度には魅了されます。
ダイレクトで受け捌いて、DFの頭上越えを絶妙に突き、FWが抜け出す決定的場面など、思わず唸らせるセンスの良さを感じました。
間近で見ると上手いな~と感嘆。福岡から来てくれた至宝を大事に、さらに成長してもらいたいです。
猶本選手を見ていると、独自のプレイスタイルの型が、しっかり確立されている印象を覚えます。
そういう意味では高畑選手も自分なりのリズムを持っていて、常に動きながら揺さぶって状況を見ながらボールを出す、独自のスタイルがあると見受けます。
積極的に前に出て攻撃の芽を摘む動き出しの早さや、機を見てアーリーな縦パス一本でチャンス演出を試みるのは、早稲田時代と同じく健在です。
新潟の選手のシュートを至近でブロックし、しばし仰向けにノックダウンしましたが、プレイ続行!
「闘将」の名にふさわしい片鱗が、すでにうかがえます。
即戦力の2選手に続いてインパクトがあったのが、JFAアカデミー福島出身の和田選手です。
まだ高校卒業後の若い選手ながら、とても激しい球際の強さに見入ってしまいました。
練習試合中、何度も激しく対峙し地面に打ちつけられても、すぐ起き上がってプレイ続行する姿に、今までにない新入団選手の気合いの入り様を感じられました。
対戦した新潟には、同じJFAアカデミー福島出身の若林選手が出場していて、同じく攻守に意欲的なのが目立っていました。
どちらも茶の長い髪が目立ちます、レギュラー獲りへのアピールは強いでしょうか。
アカデミーで培われた競争意識は、他選手の刺激にもなりそうです。
既存の選手では、荒川選手が先発からフル出場し、身体を張ったプレーをみせていたのは嬉しいことです。
攻撃に意欲的な堂園選手、昨年以上を期待できる決定力をみせていた安田選手、攻守にとても精力的で今季への意気込みを感じさせられる後藤選手、庭田選手は軽快な動きを見せ今年は開幕からだいじょうぶそうです。
新潟では、元TASAKIで高槻から移籍した中岡麻衣子選手が出場していました。
元TASAKIの、FW大石選手、MF佐伯選手も中心選手として健在です。
佐伯選手は、相変わらず鋭いアタックかけて来ますね、
あと印象に残ったのは、阪口選手の後継?斉藤選手が積極的にボールに絡み、浦和Jrユース出身の山崎選手や中村早樹選手は運動量多く上下し、北原選手は大柄でプレーにも存在感がありました。
レッズレディースは、3月25日(12時~)にレッズランドでベガルタ仙台レディースと対戦予定。
今後万全の調整を経て、4月15日の開幕戦(エルフェン狭山戦)にのぞんでもらいたいところです。