解説の長谷川健太さんが言うように、今日の浦和は、共通意識という面で、終始絶対に勝つんだという強い思いが伝わってきました。
8分、元気のミドルシュートを契機に、かつてない躍動感を魅せた前半、勢いに優る浦和がほぼ主導権を取ってゲームを支配しました。
後半は柏の出足が強く上回り、何度もゴール前に迫られましたが、危ない場面はあっても球際に負けずしっかり跳ね返し続け、長い長いロスタイム5分を凌いだ末に、ついに勝利を勝ちとってくれました。
昨年、国立・最終戦埼スタと、柏にゲームをさせてもらえず惨敗だった浦和。強敵相手には成す術なくバラバラだったところから、まだ粗い面はうかがえるとはいえ、各々が機能すべき役割をしっかりと果たし、補完しあいながら一丸となって臨んでいる姿勢、熱いファイティング・スピリットが伝わってきました。
TVを通してでもスタジアムの観客の方々からも、見違えたレッズをワクワク楽しんでる雰囲気が伝わってきましたし。埼スタが活気付いていましたね。
右シャドーに入った柏木の、八面六臂の活躍は、健太さんをして「浦和に来てからいちばんいい柏木」
たしかに。
やはり流動的な中で、受け渡しながらゴールチャンスを数多く形成できる柏木は、本領発揮であり魅了されます。
原口が追い越して行く動き、これからもゴールの期待感が高まります。
柏木が大きくサイドチェンジすると、受けた梅崎が果敢にサイドアタックを試みる。
何度か仕掛け、引っかかってはいましたが、梅崎の持ち味の発揮しどころであり、今後もチャレンジしてもらいたいです。
右サイドで、梅崎と同じく攻守にわたり運動量豊富だった平川。
後半終盤でも、積極的にドリブルで持ち上がっていく姿勢に感動です。(優勝時から見たらほんとに)
昨年よりさらに攻撃的に鋭さが増した印象。開いたスペースにどんどん攻撃参加、いい感じです!
じゅうぶんなシュート力を内に秘めている平川が開花するのか、ミキッチのように切り込んでシュートまで行けるのか楽しみです。
もちろん阿部ちゃんがいなかったら、レアンドロ・ドミンゲスは抑え切れなかったでしょうね。
察知したポジショニングでボールカットし、じゅうぶんなシュートを防ぐカバーリング、するすると攻撃参加してチャンスをつくる。ボランチとDFを巧みに行き来し、チームの要として不可欠の存在であることは明らかです。
坪井のパフォーマンスが際立っていました。
アクロバティックなクリアー、執拗なチェイシング、まったく健在であることが嬉しいです。
長らく出場機会に恵まれなくてもこれだけできるのは、ずっと鍛錬を積んでいた証でしょう。
再生された選手たちの活躍が、さらに期待できそうですね。
新生レッズのホーム開幕戦勝利、おめでとうございます!
雨の中、応援された方々、お疲れ様でした。
ありがとうございました。