アルガルベカップ総まとめ | うらじょ

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ALGARVE WOMEN'S FOOTBALL CUP 2012 in PORTUGAL
(2012年2月29日~3月7日)


アルガルベカップ全対戦が終了しました。

まとめました。


Estadio Algarve

■グループリーグ結果(2月29日~3月5日)


〔グループA〕


うらじょ ドイツ
3勝0敗 得点6 失点0 +2 勝ち点9 ※優勝決定戦に進出


うらじょ スウェーデン 
2勝1敗 得点5 失点5 ±0 勝ち点6


うらじょ アイスランド
1勝2敗 得点2 失点5 -3 勝ち点3

うらじょ 中国
0勝3敗 得点0 失点3 -3 勝ち点0



〔グループB〕


うらじょ 日本
3勝0敗 得点5 失点1 +4 勝ち点9 ※優勝決定戦に進出 

うらじょ アメリカ 
2勝1敗 得点7 失点2 +5 勝ち点6

うらじょ デンマーク
0勝2敗 得点1 失点7 -6 勝ち点3


うらじょ ノルウェー
0勝3敗 得点2 失点5 -3 勝ち点0


〔グループC〕


うらじょ ウェールズ 
2勝1分 得点3 失点1 +2 勝ち点7

うらじょ ポルトガル
2勝1敗 得点6 失点2 +4 勝ち点6

うらじょ ハンガリー
1勝2敗 得点2 失点6 -4 勝ち点3

うらじょ アイルランド
0勝1分2敗 得点1 失点3 -2 勝ち点1



※グループリーグの詳細は、こちらをご覧ください。



■順位決定戦(3月7日)


★The FINAL

1位決定戦 ドイツ 4-3 日本

Goals;

20分 マロジャン(Dszenifer Marozsan)

22分 エムバビ(Célia Okoyino da Mbabi)

35分 川澄奈穂美

55分 田中明日菜

88分 エムバビ (PK)

90分 永里優季

90+2分 エムバビ


日本ードイツ 試合ハイライト


◆3位決定戦; アメリカ 4-0 スウェーデン

Goals;

4分、33分、77分 モーガン(Alex Morgan)

36分 ワンバック(Abby Wambach )


アメリカースウェーデン 試合ハイライト


◆5位決定戦; デンマーク 3-1 アイスランド

Goals;
3分、18分 ニールセン(Sanne T Nielsen / デンマーク)

44分 Hólmfríður Magnúsdóttir(アイスランド)

88分 ラスムッセン(Johanna Rasmussen / デンマーク)


◆7位決定戦; ノルウェー 3-0 ウェールズ

Goals;

49分、69分、81分 ぺデルセン(Cecilie Pedersen / ノルウェー)


◆9位決定戦; 中国 1-0  ポルトガル

Goals;

58分 ?


◆11位決定戦; アイルランド 2-1 ハンガリー

Goals;

18分 Aine O' Gorman (アイルランド)

52分 Julie anne Russell(アイルランド)

65分 Tálosi(ハンガリー)


■最終成績


優勝/ドイツ うらじょ

準優勝/日本 うらじょ

3位/アメリカ うらじょ

4位/スウェーデン うらじょ

5位/デンマーク うらじょ

6位/アイスランド うらじょ

7位/ノルウェー うらじょ

8位/ウェールズ うらじょ

9位 /中国 うらじょ

10位/ポルトガル うらじょ

11位/アイルランド うらじょ

12位/ハンガリー うらじょ



うらじょ

大会MVPは宮間あや選手クラッカー



◆得点ランキング

6点

エムバビ(Okoyino da Mbabi / ドイツ)

5点

モーガン (Alex Morgan / アメリカ)
3点

ぺデルセン(Cecilie Pedersen / ノルウェー)
ボルゲス (Borges / ポルトガル)

2点

永里優季
川澄奈穂美
ワンバック(Abby Wanbach / アメリカ)
ルルー(Sydney Leroux / アメリカ)

ゴランソン(Goransson /スウェーデン)
ランドストロム(Landstrom jessica /スウェーデン)
ラスムッセン(Rasmussen / ノルウェー)
ニールセン(Sanne T Nielsen / デンマーク)

ランデール(Lander/ウェールズ)





いやー悔しかったですけど、ホントよく健闘したと思います。

ちょっと前でしたら、0-2とされた時点で、後は成すすべなくドイツにきっちり守られて、終了まで持って行かれる実力差は歴然としていたわけですし。

4年前の北京五輪3位決定戦では、0-2とされてそのまま見所なく終わってしまった覚えがあります。


澤選手が不在でむしろ持ち味を発揮し、強く逞しく見受ける選手が多くなったのは、大きな収穫になったのではないでしょうか。

試合を経るごとにいろいろ選手の組み合わせを試行しながら、新しいチームとしての成長もうかがえましたし、、結果としてアメリカ、ドイツと対戦しての準優勝ですから、充実したポルトガル遠征を終えたといえるでしょう。


1位決定戦までの全4試合、スターティングメンバーのMF4人DF4人は、試合毎にすべて違う組み合わせで臨んでいました。

21名の選手をまんべんなく使い切っていて、それでいて準優勝ですから、スピルバーグのりおの手腕は、やはり高く評価されるでしょうね。

ドイツとの劇的な終盤もシナリオどおりともしおっしゃるなら、ちょっと調子に乗りおでしょうけどねむっ(そこは勝たないと・・)



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


以下に、今大会の印象に残った選手ごとに私勝手な短評をーm(_ _)m


GK

海堀あゆみ選手  

相手からのプレッシャー時とGK・DF間にボールが入ると不安定さあり。劣勢時キックの精度に難あり。

エムバビ選手に3失点したのは相当悔しいはず、DFとの連携はきっと修正してくるはず。

PKのコースにしっかり反応しているのはさすが!


福元美穂選手 

TVを通して聞こえてくる大きな声で的確な指示、前へ出て来る判断の良さ、アメリカ完封という偉業!

北京五輪で上方を狙われ失点を重ねたアメリカ、見事リベンジ!あのときの悔し涙、覚えています。

セットプレイ時のハイボールに安定が欠ける面あり、大きな相手に負けない強さ、克服してくれることに期待。


DF            
有吉佐織選手

出場時間を経るにつれ、次第に対応に慣れ活発なパフォーマンスが見受けられた。

ドイツとの対戦はPK献上も含め貴重な経験、通用していることに自信をもってほしい。

持ち味である鋭い出足からの攻撃参加はまだじゅうぶんに発揮されていない、中途半端に出て裏を取られていた場面もあり。

守備バランスをうまく兼ね合わせ機能できれば、左右両サイドができるバックアッパーとして重用されるはず。


熊谷紗希選手

安定のクマ!一段とたくましくDFリーダーとして的確になった感じ。アタシに任せろ!という漲った気持ちが伝わってくる。

昨年フランクフルトで失点に絡んだ後、センターバックのレギュラーの座を奪われた。しかし今年のドイツリーグ休み明けには、再びセンターバックの定位置に復活していた。ドイツからの試合配信では、積極的にチームメイトに話しかけ意思表示しようと頑張っている姿がある。厳しいトップチームでの環境は明らかに成長を促している。


田中明日菜選手 

中盤の底、澤選手の代役としての位置を無難にこなしていたと見受ける。(解説は再三ボールを持ち過ぎ判断が遅いと指摘していたが;チェンジオブペースしていたところもあったかと)

守備時のコースを絞った動きで奪い取っている場面、機をうかがっての攻撃参加など、やはり身近で澤選手を参考に吸収している環境にいることを感じさせる。


宇津木瑠美選手 

今大会出場時間多く重用されていた。佐々木監督が期待を抱いている存在であったことはたしか。

ボランチでの積極的な出足が目立っていた。昨年五輪予選時とは見違える動き。

ただ、ドイツとの前半は、ドイツのプレッシャーに気圧されている様子があり、後半熊谷選手が後ろ盾になると、1stチェックに鋭く出れるようになり、持ち味発揮。

今後、クマ、宇津木選手のセンターバックコンビには、役割のメリハリがしっかりしているぶん、大いに可能性を感じる。


MF

川澄奈穂美選手 

どんな相手でも、少ないチャンスを活かし狙い済ました決定力の高さはすばらしい。

日程、環境、起用法に左右されず、運動量多くベストのパフォーマンスを継続できているのは、自己管理の徹底、目標設定の高さがなければ維持できないはず。


FW                
永里優季選手 

ドイツW杯時とは、見違えるような前からの積極的なチェイシングは、どの相手にもひじょうに有効だった、何度もチャンスを生み出した。準優勝に大きく貢献。

90分フル稼働しても衰えを見せない、元々強い持久力がさらに向上している様子。


勝手な想像ですが、安藤選手が本調子じゃなかったぶんも、チェイシングを買って出ていた、そんな印象があった。

フォアザチームに気持ちを傾けたぶん、貴重なゴールを生み出すことができたのでは。

チームメイトと喜びを分かち合う永里選手を見れると嬉しくなる。



うらじょ

安藤梢選手 

様子を見ての試合出場。プレイ時間は限られ、ボールタッチの機会も少なかった。

ドイツ戦、絶妙のスルーパスを通す活躍を見せたが、いつもの勢いあるチェイシングは窺えず全般的に精彩を欠いていたのは、膝の故障に因るところが大きいのか。

ポルトガル遠征前のドイツでの活躍はすばらしく大いに期待できたので、アクシデントがあったのはとても残念。


代表の中で、安藤選手が自分の得点できる型を、築いてほしい-

前線で受けて→出す、この一連の所作は、どんな相手でもレベルは高いのですが、繋ぎ役としての安藤選手が目立っていても、それ以上のFWとしての働きで評価されることがない。

ゴール前でセンタリングに合わせるのは、ヘッドでも卓越した能力があるはず。デュースブルクでのゴール前の泥臭いストライカーとして本能剥き出しプレーを、代表でも表現してもらいたい。

もっと自分に合わせるボールを呼び込むアピール、DFを一瞬外して決める力はあるのだから。

おとり役や、DFに付かれながら足元に受けてばかりでは、残念ながらゴールチャンスは今後も生み出されないと思う。


このままではオリンピック代表が危ういので、意見を述べさせていただきました。

献身的なぶん、報われてほしいと切に願っています。ー




最後に、


アルガルベ?アルガルヴェ?アルガーブ?


ムバビ?ムバド?エムバビ?エムバド?


どのカタカナ表記が最適でしょうかね。今大会の記事を書き続けてきて悩まされました(_ _)




どの選手も、ケガなく充実したオリンピックイヤーを過ごせますように、さらに活躍してくださいねニコニコ