ドイツ女子代表 選手、試合データ詳細 | うらじょ

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女サカ好きです。
浦和レッズレディース中心にはなりますけど
いろいろ好き勝手に書いてます。
よろしくですー

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ドイツ

FIFAランキング2位


◆ワールドカップ; 5大会回連続出場 (1995~)
 優勝 / 2003年、2007年

 準優勝 / 1995年


◆オリンピック; 4大会回連続出場 (1996~)
 3位 / 2000年、2004年、2008年


◆UEFA欧州女子チャンピオンシップ; 8回出場
 優勝 / 1989、1991、1995、1997、2001、2005、2009年


(アルガルベカップ/ 代表メンバー)
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※印は2011年W杯後に召集された選手

(Swe)はスウェーデンリーグのクラブ


*平均年齢 24才

*平均身長 173cm



〔2011年W杯後、現在までの国際試合戦績〕


◆欧州女子チャンピオンシップ予選


*2011年9月17日 

vs スイス 4-1

得点; バイラマイ2、ブレソニク、ミューラー

(アウグスブルク / 6632人)


*10月22日

vs ルーマニア 3-0

得点; ゲースリング、バイラマイ、ベーリンガー

(ルーマリア・ブカレスト / 100人)


*11月19日

vs カザフスタン 17-0

得点; ムバド4、ポップ4、ペーター3、ラウディア2、ミューラー2、ベーリンガー、バイラマイ

(ウィスバーデン / 6528人)


*11月24日

vs スペイン 2-2

得点; ゲースリング、オウンゴール

(スペイン・Motril / 3000人)


*2012年2月15日

vs トルコ 5-0

得点; マロツェン、ムバド、ブレソニク、ベーリンガー2

(トルコ・イズミル / 500人)


◆親善試合

*10月26日

vs スウェーデン 1-0

得点; ポップ

(ハンブルグ / 12183人)



〔日本女子代表との対戦歴〕


*1995年6月5日   

ドイツ 1-0 日本 (W杯スウェーデン グループ予選 / Karlstad)


*1996年7月21日  

ドイツ 3-2 日本 (アトランタ五輪グループ予選 / Birmingham)


*2001年9月8日   

ドイツ 1-0 日本 (U.S.Cup / Oakbrook)


*2003年9月24日  

ドイツ 3-0 日本 (W杯アメリカ グループ予選 / Columbus)


*2006年11月23日 

ドイツ 6-3 日本 (日本代表ドイツ遠征 / Karlsruhe)


*2007年9月17日  

ドイツ 2-0 日本 (W杯中国 グループ予選 / 瀋陽)


*2008年8月21日 

ドイツ 2-0 日本 (北京五輪 3位決定戦 / 北京) 


*2009年7月29日 

ドイツ 0-0 日本 (日本代表ドイツ遠征 / Mannheim)


*2011年7月9日

日本 1-0 ドイツ  (W杯ドイツ 準々決勝 / Wolfsburg)





◆アルガルベカップ・ドイツの布陣

(4-2-3-1)

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 ↑   ↑   ↑


◆2011年7月9日 W杯準々決勝vs日本の時の布陣
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ボランチが2人とも入れ替わり、得点源であったインカ・グリングス、ガレフレーケスがアルガルベでは召集されていません。

長らく正GKを務めていた33才のアンゲラーから、アルガルベカップではグループリーグ3戦とも21才のシュルトを起用し続けています。

また、今大会ではMFの中心選手であるバイラマイ選手が登録はありますが出場機会がありません。

W杯のMFで同じく中心選手であるラウディア選手は昨年来長期離脱中です。

それでも層の厚い強いドイツがうかがえます。



◆チェックしておきたい選手


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MF13番ムバド選手

23才にして代表65試合20得点、2005年から代表入り、ドイツ代表の攻撃の中心選手として活躍中。

2011年W杯ドイツ・4試合2得点、今大会ではスウェーデン戦にハットトリックを達成。

DFラインの裏を抜け出しフィニッシュまで持ち込める走力あるドリブルは脅威。

スルーパスにDFを外してシュートへ至るタイミングを、常に虎視眈々と狙っているので、日本は攻撃から守備への切り替わり時には十分なケアと、またゴール前でしっかりマークしフリーに撃たせない対応がもとめられる。


身体能力が高く、バネのある瞬発性を感じさせる選手。

岩清水選手がドイツW杯で最も対応しずらかった相手としてムバド選手の名を挙げています。

アメリカのモーガン選手同様に、日本DFは最大限の注意をもってのぞむ必要があるといえます。




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MF7番メラニー・ベーリンガー選手

主に中盤の左サイドから(右やセンターからでも)、胸板たくましい馬力あるドリブルで相手を引きちぎりゴールを目指す、迫力ある攻撃性に満ちた選手。

ボールを奪い合う攻防は激しく、フィジカルがとても強いです。

キック力に優れ、絶妙なタイミングでスルーパスを繰り出す精度に、そしてなんといっても、ロングレンジからのシュート力が脅威です。


こちらの動画→ 試合ハイライト を、見れる方はぜひ見てもらいたいのですが、動画開始30秒過ぎあたりから、ベーリンガー選手がFKを蹴る場面が2本続きます。

そのいずれもが、約30mはある距離から、とても女子とは思えない弾道のFKを魅せています。




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MFリンダ・ブレソニク選手

安藤選手が所属するFCR Duisubrugを牽引する中心選手です。

右サイドに限らず、左サイド、センターMF、トップ下もこなすユーティリティなプレイヤーです。ドイツの山田暢久です(!?)

周りを引き立てるパスワーク、守備時のフォロー、フォアザチームを感じさせる選手。

(Duisbrugで安藤選手とサイドからワンツーを決め、オーバーラップする場面にはしびれました。)

Duisburugではプレスキッカーを務め、精度良いボールを供給できるキック力を有しており、機を見ては鋭いミドルシュートがゴールを脅かします。

今大会では、積極的にシュートを狙ってきているので、ペナルティエリア前でフリーに撃たせないことはケアしたいところです。




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MFアンニャ・ミッターグ選手

ドイツ女子ブンデスリーガの強豪Turibine Potsdam(ポツダム)のストライカーとして活躍し、2002年入団以降、数々の栄冠を手にする。(5度のリーグ優勝、2度の欧州制覇、一時期チームを離れる)

今年から、スウェーデンの強豪LdB Malmö へ移籍。

移籍前のポツダムでは、ミッターグ、永里、アノンマの強力アタッカー陣が他チームを席巻していました。

両サイドから持ち上がり、DFを交わして切り込むチャンスメイクに秀逸で、自らの決定力に加え、ゴール前の決定機を生み出すアシストにも優れています。

永里、アノンマ選手や、代表ではムバド選手へ絶妙なラストパスを供給しています。

技術ある選手なので、できるだけ複数で囲み前へ行かせず攻撃の芽を摘む対応が求められます。





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FWアレキサンドラ・ポップ選手〔安藤選手の右)

これからのドイツ代表を担う活躍が期待されている選手、2010年U-21W杯ドイツ優勝時の大会MVP選手。

恵まれた体格を活かし、ゴール前へ猛進してくる突貫娘という印象です。

サイドバックもこなせるピッチを上下とても運動量多く、相手DFに囲まれてもゴール目指して泥臭く粘れるキープ力あり。ゴール前でのセットプレイ時にはヘッドが抜きん出るので特に注意が必要です。

(Duisbrugで仲良しの安藤選手のゴール時には、誰よりも喜びを分かち合ってくれるいい子でもあります。)



Estadio Algarve

~私見ですがー

W杯後の新生ドイツ代表のメンバーを見て思うことは、絶対的エースFWだったプリンツをはじめ、FWグリングス、ガレフレイケスといったゴールを量産するストライカーがいなくなったことで、新たな代表の形成を目指しているのがうかがえるところです。



上記しました選手たち、ムバド、ミッターグ、ブレソニク、ポップ、ベーリンガーは、現代表の攻撃を担っており、いずれも定位置にとどまらない運動量の多い選手たちの起用であると見受けます。

手数をかけず前線縦に供給し、身体能力の高いエースFWの得点能力に頼る展開のドイツ代表から、積極的に人とボールを動かしてゴールを目指そうという意識が強くなっている傾向は感じます。



大きくサイドへ展開し、サイドから仕掛ける場面が以前より多くなっている様子ですが、独力で球際を突破しようと、ボールを持ちすぎる面は見えるので、個の能力に対し、日本がどれだけ組織力で対抗できるのかはポイントになると思います。



アメリカ戦同様に、日本攻略として、意識的にハイボールを前線へ入れて来ることはあるはずです。

滞空時間の長いハイボールは、セットプレイ時にも有効であり、競り合った後の高くバウンドしたボールや、日本DFが跳ね返したリバウンドにも、ドイツの高さが生かされる怖さがあるので、常に最大限の注意を払う対応を願いたいです。



最大の課題は、ドイツの鉄壁DFから、いかに得点を奪うのかー?

W杯後も引き続き同メンバーのドイツのDF陣は、W杯後のアルガルベを含めた9試合で3失点という安定をみせています。


どれだけゴール前まで侵入し、シュートを撃てるでしょうか。ドイツ相手に、持ち味である連携ある機動力が発揮できる機会は多くはないでしょうが、限られたチャンスに欧州一のDF陣を崩して得点できるかは注目したいです。

もちろん、「宮間FK・CK」という武器は大きな強みであり、活かされる場面での期待は大きいですね。



*以下、朝日新聞抜粋ー

ボールを持った選手へのチェックは厳しいが、「2人目がサポートに入る動きをすれば、つききれないと思う」と安藤。

相手のプレッシャーに臆することなく、日本らしさを出し切れば勝機が見えてくる。





~手ごわい相手ですが、接戦に勝負強いなでしこが本領を発揮してくれることでしょう、栄冠を持ち帰りましょう!!