
ALGARVE WOMEN'S FOOTBALL CUP 2012 in PORTUGAL
(2012年2月29日~3月7日)
アルガルヴェ・カップは、女子サッカーのナショナル・チームが招待され競う国際大会。
1994年以来ポルトガルのアルガルヴェ地方で毎年開催され、今年で19回目を迎えます。
12カ国の女子チームが参加し、A・B・Cのグループに4チームずつ分かれリーグ戦を行い、リーグ戦の成績によって最終的に順位決定戦が行われます。
日本女子代表は昨年に続き2回目の出場。
日本はレベルの高いアルガルべの参加をずっと熱望していたが、アジアからの出場チームは1国のみと固定されていて出場がかなわなかった。
昨年、ドイツの参加辞退により日本が代替出場となり初出場、3位入賞。
アルガルヴェ地方(Algarve)は、ポルトガル本土の最南端の地方。中心都市は、国際空港のあるファーロ(Faro)。
観光地、リゾート地として知られている。(赤い部分がアルガルヴェ地方)
優勝決定戦が行われるのはEstadioAlgarveアルガルベスタジアム。
※日本代表はアメリカ戦もここで行う。3万人収容の大会メインスタジアム。
○参加12ヶ国 (国名の横の順位は現在のFIFA女子ランキングです)
*2月29日から3月5日まで各グループ内総当りのリーグ戦が行われます。
◆グループA
ドイツ(2位)
スウェーデン(5位)
アイスランド(15位)
中国(18位)
◆グループB
日本(3位)
アメリカ合衆国(1位)
デンマーク(12位)
ノルウェー(12位)
◆グループC
アイルランド(29位)
ハンガリー(34位)
ポルトガル(43位)
ウェールズ(46位)
※カップ戦の優勝は、A・Bグループで各々1位になった国どうしが、3月7日の順位決定戦で1位決定戦を行い決定します。
A・Bグループで2位になった国どうしが3位決定戦、A・Bグループ3位の国どうしが5位決定戦…という感じで順位戦が組まれていきます。
グループCは、ランキング下位の国々に高レベルの試合経験を与える目的で、2002年から設けられたそうです。
グループC1位は、グループA・Bで4位になったチームのうち成績が上位のチームと7位決定戦を行い、グループC2位は、A・B4位の成績下位のチームと9位決定戦を行います。
◆3月7日に行われる順位決定戦は次のとおり;
1位決定戦; グループA1位 VS グループB1位
3位決定戦; グループA2位 VS グループB2位
5位決定戦; グループA3位 VS グループB3位
7位決定戦; グループA・B4位の上 VS グループC1位
9位決定戦; グループA・B4位の下 VS グループC2位
11位決定戦; グループC3位 VS グループC4位
○日本の試合日程 / 放送予定
2月29日(水) 21:30~
(現地時間12:30) ベラ・ビスタスタジアム(パルシャル)
※TBS系列生中継
(現地時間12:00) ベラ・ビスタスタジアム(パルシャル)
※フジテレビ系列生中継(一部の地域は録画放送)
日本 VS アメリカ
3月5日(月) 23:00~
(現地時間14:00) アルガルベスタジアム(ファーロ)
※フジテレビ系列生中継(一部の地域は録画放送)
◆順位決定戦(対戦国未定)
3月7日(水) 22:00~
・決勝戦(現地時間13:00)アルガルベスタジアム(ファーロ)
・3位決定戦以下(現地時間13:00)ベラ・ビスタスタジアム(パルシャル)
※フジテレビ系列生中継(一部の地域は録画放送)
◆2012年アルガルヴェカップ・日本代表メンバー
(※太字は昨年の大会時と比べ新加入した選手)
GK
福元美穂(湯郷)、海堀あゆみ(INAC)
DF
近賀ゆかり(INAC)、田中明日菜(INAC)、岩清水梓(ベレーザ)、有吉佐織(ベレーザ)
鮫島彩(モンペリエ)、宇津木瑠美(モンペリエ)、熊谷紗希(フランクフルト)
MF
澤穂希(INAC)川澄奈穂美(INAC)、伊藤香菜子(ベレーザ)、
阪口夢穂(ベレーザ)、木龍七瀬(ベレーザ)、宮間あや(湯郷)
FW
安藤梢(デュースブルク)、永里優季(ポツダム)、大野忍(INAC)、
高瀬愛実(INAC)、菅沢優衣香(新潟)、京川舞(常盤木学園高)
◆2011年アルガルヴェカップ・日本代表メンバー
GK
山郷のぞみ(浦和)、福元美穂(湯郷)、海堀あゆみ (INAC)
DF
近賀ゆかり(INAC)、矢野喬子(浦和)、岩清水梓 (ベレーザ)熊谷紗希(浦和)、
鮫島彩(マリーゼ)、坂井優紀(INAC)、齊藤あかね(常盤木学園ーマリーゼ)
MF
澤穂希(INAC)、宮間あや(湯郷)、川澄奈穂美(INAC)、阪口夢穂(新潟)
上尾野辺めぐみ(新潟)、宇津木瑠美(モンペリエ)、田中明日菜 (INAC)
FW
荒川恵理子 (浦和)、安藤梢 (デュ-スブルク)、山口麻美 (ハマルビー)
大野忍 (INAC)、永里優季 (ポツダム)、高瀬愛実 (INAC)
(昨年書いた記事です)
■2011年アルガルヴェカップの結果
※()の順位は当時のFIFAランキングです。
◆グループA
1位 アメリカ (1位)------3勝0敗
2位 日本 (5位)---------2勝1敗
3位 ノルウェー (7位)----1勝2敗
4位 フィンランド(16位)---0勝3敗
◆グループB
アイスランド (17位)-------3勝0敗
スウェーデン (4位)--------2勝1敗
デンマーク (14位)--------1勝2敗
中国 (13位)-------------0勝3敗
◆グループC
ウェールズ (47位)-------2勝1敗
ポルトガル (37位)-------1勝2分け
ルーマニア (39位)-------1勝1敗1分け
チリ (46位)-------------0勝3敗
◆以上の結果から、3月9日に順位決定戦が行われました。
*1位決定戦;
アメリカ (A1位) 4-2 アイスランド (B1位)
*3位決定戦;
日本 (A2位) 2-1 スウェーデン (B2位)
*5位決定戦;
ノルウェー (A3位) 0-0 デンマーク (B3位)
(PK 5-4)
*7位決定戦;
中国 (B4位) 2-1 ウェールズ (C1位)
*9位決定戦;
ポルトガル (C2位) 2-1 フィンランド (A4位)
*11位決定戦;
チリ (C4位) 1-1 ルーマニア (C3位)
(PK 6-5)
◆アルガルヴェカップ;最終成績
1位 アメリカ
2位 アイスランド
3位 日本
4位 スウェーデン
5位 ノルウェー
6位 デンマーク
7位 中国
8位 ウェールズ
9位 ポルトガル
10位 フィンランド
11位 チリ
12位 ルーマニア
優勝はUSA女子代表。3大会連続の栄冠となりました。
アイスランドは、グループリーグA・Bの8チーム中FIFAランキング最下位の17位にもかかわらず、グループBでスウェーデン、デンマーク、中国といった強豪から3連勝、1位決定戦でもUSA相手に2-4と健闘しての準優勝は驚きでした。
6月の女子W杯ドイツには、欧州予選で敗退し出場出来ないアイスランドです。
☆大会MVPは、澤穂希選手☆
(昨年書いた記事)
■2011年アルガルヴェカップの日本代表の戦績
◆アルガルヴェカップ;グループリーグA
3月2日
得点; 8分A.Rodriguez 、18分M.Rapinoe 、29分宮間 (FK)
3月4日
得点; 16分大野、18分川澄、47分永里、70分山口、86分山口
得点; 58分永里
※日本代表はグループA2位となり、3位決定戦へ進出。
◆3位決定戦
3月9日
日本女子代表 2-1 スウェーデン女子代表
得点; 14分Therese Sjogran、21分上尾野辺、33分川澄
◆トレーニングマッチ
3月3日
得点; 17分荒川、19分阪口、27分荒川、55分上尾野辺
3月5日
日本女子代表 2-1 中国女子代表
(30分×3)
得点; 20分安藤(1本目)、25分失点(1本目)、24分岩清水(3本目)
※ポルトガル遠征での、なでしこジャパンの試合ごとのフォーメーションの変遷を、マッチレポートや川澄選手のブログを参考に作成してみました。(トレーニングマッチをのぞく)
とはいえ、ボランチやサイドの左右など、不確かな部分は多々あるのでじゅうじゅうご了承くださいませm(_ _)m
◆アメリカ戦
ーーーーー福元ーーーー
近賀ー岩清水ー熊谷ー矢野
安藤ーー澤ー宇津木ー宮間
ーーー大野ーー永里ーーー
矢野→鮫島
安藤→荒川
永里→高瀬
大野→川澄
宇津木→阪口
◆フィンランド戦
(前半)
ーーーーー海堀ーーーーー
近賀ー岩清水ー熊谷ー鮫島
川澄ーー澤ーー阪口ー宮間
ーーー大野ーー永里ーーー
(後半)
ーーーーー海堀ーーーーー
近賀ー岩清水ー熊谷ー鮫島
ーーーーーー澤ーーーーー
大野ーー宮間ー阪口ー川澄
ーーーーー永里ーーーーー
(後半20分~)
ーーーーー海堀ーーーーー
近賀ー岩清水ー熊谷ー鮫島
ーーーー-宇津木ーーーー
山口ー宮間ーー澤ーー安藤
ーーーーー荒川ーーーーー
澤→田中
近賀→上尾野辺(鮫島が右SBへ、上尾野辺は左SBに)
※フィンランド戦は、中盤の配置が大きく違うかも知れません…
◆ノルウェー戦
ーーーーー海堀ーーーー
近賀ー岩清水ー矢野ー鮫島
大野ーー澤ー宇津木ー宮間
ーーー安藤ーー永里ーーー
安藤→山口
永里→高瀬
海堀→福元
◆スウェーデン戦
ーーーーー山郷ーーーーー
斎藤ーー熊谷ー坂井ーー鮫島
上尾野辺ー澤ー田中ーー川澄
ーーーー荒川ー高瀬ーーーー
※スウェーデン戦は、交代選手のJFAレポートが無いのでこのまま90分だったのか、不明です。
~川澄選手がブログで現地レポートしてくれたことが、とても貴重だったほど、昨年の今頃は情報がなく、まったく注目もされない大会でした。(のちに人気者になるだけありましたね、気を利かしてくれて)
大会については、海外のサイトからいろいろ収集しました。日本が3位になったことは、どこかのちっちゃなベタ記事になったかどうか、覚えありません。
今は青天の霹靂ですね^^;
いよいよ明日からですね!楽しみですー