レッズレディースvs伊賀FC 観戦記 | うらじょ

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よろしくですー

埼スタ

◆2011年11月12日(土) 14:00キックオフ

埼玉スタジアム2002

浦和レッズレディース 3-0 伊賀FCくの一

得点者:

5分安田、 80分・89分吉良


入場者数/ 1824人




試合前


<浦和レッズレディース・メンバー>

GK/池田
DF/土橋、矢野、堂園、齋藤
MF/庭田(59分吉良)、藤田、岸川、柴田、安田(70分岩倉)
FW/後藤(77分荒川)

SUB/山郷



---------後藤----------------

----------------藤田---------

-安田-------------------柴田-


--------庭田-----岸川--------


堂園----矢野-----土橋-----齋藤


------------池田-------------



※庭田→吉良に交代により、吉良と後藤の2トップ、藤田と岸川のボランチに変わる。



<伊賀FCくの一・メンバー>

GK/ 1 大野摩耶
DF/ 14 佐藤愛(85分FW 9 園村奈菜) 、34 小野鈴香、4 道倉宏子 (Cap.)、13 宮迫たまみ
MF/ 32 宮本ともみ、7 乃一綾(67分FW 33 阪口彩希絵)、8 松長朋恵、19 小林真規子
FW/ 10 堤早希、35 松長佳恵(67分MF 22 藤本綾乃)

SUB/DF 6 清原祐子、MF17 宮川葉月



-------乃一 -----松長(佳)------


--堤--------------------小林--


--------宮本-----松長(朋)------


佐藤----小野-----道倉-----宮迫


------------大野-------------




コバトン娘


◆得点経過


前半5分、右サイドからMF柴田選手がゴール前のFW後藤選手へ、低く早いクロス(1バウンド!?)を入れる→受けた後藤選手はうまく捌いて左からフリーのMF安田選手へ渡し→安田選手はゴール左上に蹴り込み先制。


後半35分、MF柴田選手が、ペナルティエリア前中央へ伊賀DFをかわしドリブル突破→柴田選手は素早く左サイドMF岩倉選手へパス→岩倉選手はゴール前へグラウンダーの折り返しを入れる→ゴール前に入って来たFW吉良選手が難なく合わせて2点目。


後半44分、MF柴田選手が右から絶妙なスルーパス→FW吉良選手が受けてゴール前でGKと1対1→GKをかわしゴールへ流し込み、3点目。



選手紹介


◆試合状況


振り返ってみますと、

まず前半の早い時間に浦和が先制できたことは、その後の試合展開からみて大きなアドバンテージになったと思えます。

時間の経過とともに膠着し、攻め手が見出せなくなっていった浦和。

伊賀の組織立った堅守に、なかなかシュートチャンスまで持っていけません。

浦和がDFラインから中盤にボールを入れ展開できず、バックパスを戻す場面が多く見受けられました。

伊賀がFWからチェイシングをかけ、全体的に絞ってパスコースを与えない。

前線に行き着く前に、パスカットされることが多く攻撃が潰えていました。


後半序盤は伊賀ペースでポゼッションされ、続けざまにシュートを撃たれる時間帯もありました。

(後半のシュート数、伊賀10、浦和4)

自陣でインタセプトされる危ない場面も何度かあり、伊賀のシュート力が精度を欠いていて助けられた部分もあったでしょうか。


ウォーミングアップ


伊賀の宮本ともみ選手、攻守に渡って中心となり目立っていました。

ピンチの局面では、精力的に割って入り、攻撃の目を摘み取っていく。

そんなに運動量があるわけではないのですがポジショニング良く、前後、両サイドと球際によく絡み、フルコートカバーを成し得ています。

また、前線への縦に入れる中長距離のフィードを繰り返し、絶妙な高さとコースを突くために、DF矢野選手が後退させられ、入って来るFWとの対応に追われる場面も見受けました。


また、伊賀の右サイドのMF小林選手とDF宮迫選手にしっかり対応され、浦和の左サイドのMF安田選手、DF堂園選手が攻撃の持ち味を発揮できませんでした。

1stチェックに小林選手が行き、宮迫選手と挟んで粘り強く付かれて、有効なボールをゴール前に供給させません。

浦和ワントップのFW後藤選手には、センターバックのDF道倉選手をはじめとしてマークし注意を怠らない。

抜け出されるタイミングでのラストパスを、カットし続けシュートチャンスを与えません。

攻撃時には、両サイドの小林、堤、中盤の松長(朋)とった選手たちが前線へ上がって来て、後列から遠目でも積極的にシュートを放つ場面があり、活発にポジションを入替えて来ます。

以前のような引いて守り、少ない手数に託したカウンター狙いとは変貌し、成る程、INAC神戸を1失点に抑え、千葉に勝利した実力のほどがうかがえました。




旗

浦和は、右MFの柴田選手とMF藤田選手が攻撃の推進力として目立っていた印象です。

2選手ともに小柄ながらも、狭いスペースの中で奮闘。とくに柴田選手は終始切れの良い動きをみせ、中に切り込んで行っては前へ決定的なラストパスを出す狙いがうかがえ、得点すべてに絡む活躍。特に吉良選手の2得点に大きな貢献をみせていました。

途中交代で入った左MF岩倉選手は、INAC神戸戦に続きサイドで好調な動きをみせ、さらに荒川選手が入ったことでポストプレイに磐石さが確立され他選手が活性化、後半終盤の追加点を呼び込めた、そんな感じだったでしょうか。

MF柳田選手が、試合前のウォーミングアップでアクシデントがあり急遽メンバー変更があった様子で、代わりにボランチに入ったMF庭田選手が、途中交代まで危なげないプレイに終始しました。まだ本調子ではなさそうです。



試合終了


それにしてもDF矢野選手をはじめ、ディフェンスがよく動いてピンチを防ぎ凌いでいるのは、前節のINAC神戸戦から継続しています。

浦和のペースで試合が運べない時間は今季多くなったのですが、どんな相手でも、劣勢時に粘り強く対応し容易に失点を許さないのは心強いです。

岸川選手、齋藤選手といった有能な若手選手が台頭してきたこと、土橋選手のセンターバック起用、GK池田選手の安定感など相乗効果は大きく、今後の全日本女子選手権に向けて期待できる陣容が整った、レッズレディースは面白い存在になると思います。


試合後挨拶


攻撃の核には、ついに切り札が復帰したー

やはり荒川選手には、ひと際大きな存在感があります。

ボンバーヘッドも、さらに大きく膨張して威圧感を増しています♪



最終戦セレモニー


ファン見送り



INAC神戸のリーグ初優勝、おめでとうございます。

リーグ参入時から苦労された米津選手をはじめ、基盤を築かれた藤村智美さん、原歩さんが頑張って来られたからこそと、他サポながら恐縮ですが、思うところがあります。

さぞ喜んでらっしゃることでしょうねー