ドイツ熊谷選手、インタビュー記事 | うらじょ

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日本代表熊谷選手


なでしこ熊谷紗希(フランクフルト)「レベルの高い相手とガチで勝負」
~webスポルティーバ より~


「やっぱり個の強さを求めてここに来た。それに尽きます」


ドイツ女子ブンデスリーガの強豪フランクフルトに所属するなでしこジャパンのCB熊谷紗希は、今夏、古巣浦和レッズレディースを離れ、海を渡った理由をそう話す。

フランクフルトは、1997~1998シーズンにスタートした現行のブンデスリーガで最多7度の優勝を誇り、その間に3度欧州王座に立ったドイツを代表する名門クラブ。今季もリーグ開幕7連勝を飾るなど強さを見せつけ、永里優希所属のトゥルビネ・ポツダム、安藤梢所属のデュイスブルクと首位争いを演じ、女子チャンピオンズリーグでも順当にベスト8へ駒を進めている。

 

チームには7月のワールドカップでドイツ代表のスタメンを張ったメンバーが5人揃うなど、定位置争いはし烈だが、そのなかで熊谷はシーズン開幕からCBのひとりとしてレギュラーの座を掴んでいる。

リーグ戦7試合を終えて、チームの得失点差は25(26得点、1失点)。三強とそれ以外のチームとの間に大きな実力差があり、数字だけを見れば、ディフェンダーの熊谷にとっては「骨のない挑戦」になっているようにも見える。しかし、熊谷はそうした見方を即座に否定した。


「確かに(三強とそれ以外のチームの実力差は)ある。でも、先制点でどっちに転ぶかわからない試合がほとんど。フランクフルトにはいい選手が揃っているから(楽に勝てる)と思うかもしれないですけど、私にとっては全員が初めて戦う相手。余裕なんてまったくないし、気持ちは常に引き締まっています」

熊谷が特にこだわっているのが、各局面における一対一の個の戦いである。


フランクフルト熊谷選手


「ディフェンダーとしては、毎試合失点をゼロで抑えられるかということがカギになってきますが、それ以上に、場面、場面でいかに個で戦えるかということをポイントにしています。こっちに戦術を学びに来たわけじゃないし、まずは目の前の(屈強でスピードがある)敵に負けないことがいちばん大事」


守備におけるそのアプローチは、日本とドイツではかなり違いもあるという。

「こっちでは、スペースを消すとか、相手の攻撃を遅らせるというよりも、ボールを奪いに行けということをすごく言われる。私としては、裏のスペースや五分五分のボールに飛び込み一発でかわされるのが怖くて、まだまだ突っ込めない場面も多い。でも、こっちではそこで失敗しても周囲がカバーしろという考えです。もちろん、これをそのまま100%(なでしこに)持ち帰れないんですけど、前で負けなければ問題ない。レベルの高い相手とそうやってガチで勝負するチャレンジは、いまのひとつのテーマです」


また、浦和時代と比べ、いちばんの違いを尋ねると、こんな答えが返ってきた。

「パススピードと個の技術の高さ。練習でも、しょっちゅうパスが遅いって言われるし、日本の『うまい』とは求められる質が違う。足元の細かい技術などではなく、大味でもパススピードを上げて、皆それをしっかり止める。練習の狭いエリアでのパスを回しでは、私、めちゃめちゃ輝けるけど、試合になるとキック力やパワーが違う。でも、そういう中で生きていかないといけない」


今週末(11月13日)には8戦8勝の首位ポツダムとの直接対決を控え、熊谷にとっては移籍後初の試練となる。

「直接対決で順位がはっきりする。もちろん永ちゃん(永里)と戦えるのも楽しみだし、絶対にやらせたくない気持ちはある」

 対する永里は、「今季のポツダムは(リーグ優勝、女子チャンピオンズリーグ準優勝の)昨季よりもバランスがいい」と話し、「ここでフランクフルトに勝てれば勝ち点差が6に開くので大きい」と自信を見せる。

 フランクフルトにとっては負けられない正念場だ。そして、熊谷にとっては個の強さを測る絶好の機会でもある。4ヵ月前に世界一に輝いた舞台で、二人のなでしこは果たしてどんなマッチアップを見せるだろうか。



<UEFA Women's チャンピオンズリーグ 決勝ラウンド>


16th Final 2nd leg; 11月9~10日

(ベスト8進出をめざすホーム&アウェーの2回戦)


うらじょ


永里優季選手が所属するドイツ;ポツダム(Potsdam)は

16th Final第 2戦を、Glasgow City(スコットランド)と対戦。

7-0と大勝しました。

1戦目とあわせて合計17-0となり、チャンピオンズリーグベスト8に進出しました。


永里選手はサブ入りしましたが、出場機会はありませんでした。




~ドイツ女子ブンデスリーガは、これからいよいよ前半戦のヤマ場を迎えます。

11月13日に、リーグ1位の永里選手が所属するポツダムと、2位の熊谷選手が所属するFFCフランクフルトが対戦。

11月27日には安藤選手が所属するリーグ3位のFCRデュースブルクとポツダムが対戦、

また、12月11日には、FCRデュースブルクとFFCフランクフルトが対戦します。(元浦和対決!)

楽しみです!