<女子サッカー>五輪予選へ「手応え」 なでしこ合宿終了
毎日新聞 8月27日(土)20時
ロンドン五輪アジア最終予選(9月1~11日・中国)を控えたサッカー女子日本代表(なでしこジャパン)は27日、岡山県で実施していた6日間の直前合宿を終えた。
この日もメンバーの組み合わせを変えながら、約30分間の紅白戦を2回実施。
チームは28日朝、予選が行われる中国・済南に向け出発する。
◇「複雑布陣」にメド
紅白戦で最終予選への総仕上げとなる岡山合宿を打ち上げた「なでしこジャパン」。佐々木監督は「(主力以外にも)かなり多くの選手が十分できる。今日は満足している」と、一定の手応えを口にした。
11日間で5試合という過密日程での疲労や故障を考慮し、1戦ごとに選手を入れ替える「ターンオーバー制」を模索した合宿。
さまざまな組み合わせを試した結果、現状ではDFラインを主力で固定しつつ、中盤から前を入れ替える形がベースになりそうだ。
ただ、W杯で中心となった澤(INAC)と阪口(新潟)のボランチを、宇津木(モンペリエ)と田中(INAC)に入れ替えることも「対戦相手によっては、できないことはない」(佐々木監督)と、複数のオプションを採用するメドも立った。
延べ3万2900人のファンが詰めかけた合宿に「集中できないかなという考えもあったが、選手たちは前向きにやってくれた。コンディションもよく、いいキャンプになった」と佐々木監督。
澤は「5戦あるので同じメンバーが出ることはない。20人全員がいつ誰が出てもいい準備をしてきた」と力強く合宿を総括した。
~美作合宿は、日ましに観客数が増える大盛況の下、なでしこジャパンはよい準備期間を終えた様子。
澤選手のケガの様態は心配でしたが、昨日の紅白戦に出場し軽快な動きを見せていたようなので大丈夫でしょうね。
過密日程をこなすため、控え選手たちの出場機会も多いでしょう。その活躍がプラスアルファされることが予選突破のカギを握るともいえそう、期待したいです。
矢野、田中選手のセンターバック起用、ボランチの宇津木選手、左サイドバックの上尾野辺、矢野選手に、永里亜紗乃選手は右サイドバックで試行など、いろいろな可能性がどのように活かされるのか。
大野、安藤、、高瀬、川澄、丸山、永里優季選手らアタッカー陣の使い分けは、W杯と同様に毎試合ごとに注目となるでしょう。
対戦相手により選手のコンディションに合わせた起用法は、アジア相手には百戦錬磨な佐々木監督なだけに、手腕のみせどころです。
明日はW杯に出発時と違い、空港には多くの見送り客が予想できそう。期待が大きいですね。
強く、気高く、美しく、なでしこジャパン。
しっかり結果を残す戦いの後には、また笑顔で凱旋してもらいましょう!
美作合宿4日目、安藤、永里選手らのゴールシーン。
これが見たかった(*^▽^*)