女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会組織委員会と国際サッカー連盟(FIFA)は6月8日、東京都内の日本協会で女子W杯に出場する日本女子代表の歓迎イベントを開き、FIFAのブラッター会長のメッセージや日本がグループリーグ3試合を戦う各都市紹介の映像が披露されました。
FIFAとドイツの組織委員会が共催してワールドカップのプロモーション活動を行うイベント、日本では3月に行われる予定でしたが、地震の影響で延期され世界で最後の開催になったそうです。
同日には、
「日本サッカー協会 ドイツとパートナー協定締結 」
日本サッカー協会は、ドイツサッカー協会とパートナーシップ協定を締結。
既に積極的に協力しているコーチ、選手の育成に加え、マーケティングや法務などの分野でも交流を図る。
今年は日独交流150周年の記念の年。ドイツ側から日本をアジアの正式パートナーにしたいとの打診を受け、実現した。小倉会長は「日本をアジアのパートナーに選んでくれてうれしい。ドイツからマーケティングなど幅広く教えてもらいたい」と説明した。
日本協会は05年にフランス協会、10年にスペイン協会、今年4月にはシンガポール協会とパートナーシップ協定を結んでおり、4カ国目となります。
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イベントに協定の締結と、いずれも携わったのが、組織委員会委員長のステフィー・ジョーンズさん。
元ドイツ女子代表のベッケンバウアー的な大選手です。(身長180cm!)
2008年にワールドカップ組織委員会委員長に就任して以来、世界各国をまわり(北朝鮮も)プロモーション活動に尽力されてきました。
ジョーンズさんの来日の様子→DFB TV
ドイツ人の母とアフリカン・アメリカ人の父との間に生まれ、アメリカ兵であった父が幼い頃にドイツを離れるとフランクフルトの環境の悪い地域で育てられながらも、ここまで登りつめた方です。
ドイツのヘッドコーチ、ジルフィア・ナイト(Silvia Neid)さん
今回のW杯地元開催では、必然的に優勝を託されています。
貫禄があります。
ドイツ女子ブンデスリーガ、FCRデュースブルク元監督、
マルティナ・フォス・テクレンブルクさん。
スタイリッシュにデニム姿で指揮を取る様子が、とても印象的です。
かっこいい
USA代表ヘッドコーチ、ピア・サンドハーゲさん。
スウェーデン人の知将、なでしこジャパンを勝たしてくれません。
いずれも、現役時代はドイツ代表、スウェーデン代表として、代表試合数100キャップを越えている名選手でした。
FIFAランキング1位のUSA代表監督、2位のドイツ代表監督、いずれも女性です。
W杯ドイツ大会16カ国中、6カ国が女性の監督です。
USA ;pia sundhage(ピア・サンドハーゲ)
ドイツ;Silvia Neid(ジルフィア・ナイト)
ノルウェー;Eli Landsem
カナダ; Carolina Morace
イングランド; Hope Powell
ナイジェリア;Ngozi Uche
さて、日本は…
ですね。
いずれ、この方に期待、
岡山湯郷ベルで長らく指揮を執り、今年から日本協会のコーチに就任した本田美登里さん。
なでしこリーグ1部に昇格後、失点続きのチームについてサポーターに、「守備を立て直しますので、今年1年は耐えてください」と言い切り、翌年見事に公約を果たしたことを覚えています。
(もり吉さん、写真借ります)
参考コラム;本田美登里「女子サッカー界の現実」
かっこいい女性に、これからの女子サッカーを牽引してもらうこと。
そして、共感を得る同姓のファンがもっと集いますように。
願いたいです。