昨日のさいたまスーパーアリーナ。
21時までのボランティアを募集しているのを知り、夕方前にもう遅いかなと思いつつも行ってみました。
やはり受付はすでに終了しており、明日以降の朝8時半から並んでもらいたいとのこと。
とても多くの大学生や、介護・医療の資格ある方々が集っており人手は充分、長時間働ける方を優先するという受付の方の説明でした。
朝一から、各種の活動別に分かれたボランティア達が統率され動くので途中参加は難しい。
時間的に体力的にも余裕が無いと務まらない様子、認識が甘かったです。
都合上、平日に参加するのは無理なのがわかりました。
スーパーアリーナ前のペデストリアンデッキには、喫煙所に集う中高年、幼い子ども連れの母親、老夫婦、ジャージ姿の若者たちなど、避難されて来たとわかる様々な方々と行き交いました。
多くの危機と直面しこちらまで避難されているでしょうし、いきなり数千人規模の避難所をあてがわれ順応するのは大変なことでしょう。
いまだ緊張感が抜けることなく日々を過ごされているのか、疲労のご様子はもとより、肌ツヤに冴えの無い強張った表情からもうかがえました。
原発危機と余震が収まり地元に帰れる見通しでもつけば、少しは不安から解消されるでしょうか。
強いられている環境に希望が見え始め、精神的な負担が軽減されていくことを、願いたいです。
アリーナ前では、物資が豊富な供給所に、洗濯や入浴の案内なども設置されており、生活面でのケアは充実している様子でした。
他にも、穏やかな曲を奏でる楽団や、無料で散髪を施す美容師の方々、子どもたちと丸くなってハンカチ落としに興じている男子学生たち、大道芸のようなパフォーマンスを見せる方もいました。
若い女性のボランティアたちが、幼い子ども相手に、膝をつき同じ目線で笑顔で受け応えている優しさが、印象に残りました。
なんにもすることが出来なかったけれど、そんな光景を見ることが出来ただけでも、来たかいがありました。
それぞれが、自分が出来ることを持ち寄り尽くしている。
さいたまアリーナは、彼や彼女たちに任せておけば大丈夫かな、
自分の出来ることを他に探そうかと、新たな思いになりました。
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