サッカーで男女を通じ、代表戦最多出場記録を持つ米国女子のFWクリスティン・リリー(39才)が5日、現役引退を表明。
代表歴は24年に及び、通算352試合に出場して130ゴール。
五輪に3度、女子ワールドカップ(W杯)には5度出場し、いずれも2度の優勝に貢献した。

WPS(World Professional Soccer)の記事 から、リリー選手のコメント;
A legend retires: Lilly hangs up her boots
"The thing that has been so great for me in making this decision is that I’m in such a good place with my life and soccer," said Lilly.
"When I look back at everything I’ve been a part of, it’s been great. There are no regrets.
The opportunities I’ve had to play with so many great players and be a part of so many great moments has been amazing.
There are so many people who have supported me through my journey and I really want to thank the U.S."
この決定をする際に私にとってとても大きかったことは、私が私の人生とサッカーでそのような良い場所にいるということです。
すべてを振り返る時私がその一部であったこと、 それはすごいことでした。 後悔は全然ありません。
とても多くの偉大やプレーヤーたちとプレーを共にでき、とても多くの大きな瞬間に立ち会える機会を得れたこと、素晴らしいことでした。
私の旅路を通じ支えてくださったとても多くの方々がおります。そしてアメリカ合衆国に心から感謝を申し上げたい。
’87年に16才の時からアメリカ代表入り。元サウジアラビア代表GKアル・ディアイエの代表キャップ数181を抜き去ってからは、男女を通じ世界一の代表試合出場数を更新し続け、今後及ぶ者は現れないであろう352試合出場という超越した記録を打ちたてました(ウィキペディア調べ)
24年の間、代表として一線で活躍し続けたこと。そして352もの女子代表試合を、アメリカ代表は経て来ているということです。
平均すると、年15試合ほどの試合数となりますが、リリー選手は、08年頃に産休で代表を休んでいましたし、晩年の出場数も少なかったでしょうから、実際の代表試合数はもっと多そうです。
なでしこジャパンが、昨年は大きな大会が3つあって年18試合(09年は4試合…)でしたから、アメリカの国際マッチの多さが垣間見えます。
リリー選手、代表試合数は格別ですが、これが国内リーグとスェーデンリーグに所属していた通算試合数でみると、出場試合数は100試合にも満たない様子です。(確実な試合数は判明できず)
ボストン・ブレイカーズでの3年続いた在籍記録以外は、在籍記録が単年ずつでブランクが空いています。
アメリカ代表に特化した選手であったといえるでしょうかー
アメリカの代表試合出場数では、次点にスーパースターだったFWミア・ハムが、276試合の出場。
ミア・ハムのゴール数158は、男女を通じて世界一のゴール数。
女子現役選手では、ドイツのFWビルギット・プリンツ(33才)が126ゴールでいまのところ最多でしょうか。
次点にアメリカのFWアビー・ワンバック(30才)が117ゴールで続いています。
日本ですと、160試合75ゴールのMF澤穂希選手が、出場数ゴール数ともトップの記録を更新中です。
澤は17才から代表入りし女子W杯は4大会の出場、リリーとノルウェー代表のGKベンテ・ノルドビーの5回の記録(男女あわせて3人)に今年ドイツW杯に出場すれば並びます。
ただ女子の場合、W杯出場4回の選手は17人もいて、07年中国大会に出場した選手が11人いますから、そのうちの何人かが5大会出場を達成するものと予想できます。
それでも澤が他選手より注目できるのが、32才の史上最年少でW杯5回出場を果たすことになるということ。
とても誇らしいことだと思えます。
ついでに、日本の赤い鉄人やまだのぶひさも調べてみました。
Jリーグ通算498試合出場。
ナビスコカップ通算97試合出場。
天皇杯通算45試合出場。
計641試合出場。
ACL、代表試合数他、通算すると
659試合の出場数となっていました。
あらためて見直すと、すごい数字ですねー
うちの老犬リリー(16才)も、患いながらもがんばってます!
