最終戦を前に、浦和レッズレディースと日テレベレーザの得点結果について、簡単に昨年と比較してみました。
浦和、
昨季は21試合で55得点、1試合平均2.61点であったのに対して、
今季は17試合で45得点、1試合平均2.64点となり、得点率が昨年とほとんど同じ、若干上回っているぐらい。
ベレーザ、
昨季は21試合で46得点、1試合平均2.2点から、
今季は17試合で浦和と同じ45得点、1試合平均は2.64点で得点率が上がっています。
これまでの得点者を、昨年との比較でみてみると(リーグ戦のみ)ー
(浦和レッズレディース )
MF森本 1点
DF熊谷 6点 ← 2点(昨年の得点、無得点は表示なし;以下同じ)
MF岩倉 3点
MF庭田 5点 ← 1点
FW北本 6点 ← 14点
MF窪田 3点 ← 2点
DF西田 1点
MF藤田 1点
FW後藤 4点 ← 1点
MF柳田 1点 ← 7点
FW松田 2点 ← 3点
MF岸川 1点
FW荒川 10点← 1点
(日テレベレーザ )
MF宇津木 2点 ← 3点
DF須藤 3点 ← 1点
DF豊田 2点
DF近賀 3点 ← 3点
MF原 2点
FW大野 12点←13点
FW岩淵 7点 ← 5点
FW永里 2点 ← 3点
MF南山 3点 ← 1点
FW木龍 2点 ← 5点
MF伊藤 2点
DF岩清水 2点 ← 2点
FW山口 2点
浦和とベレーザの得点者が、今季はここまでお互いに13人で同じ。
ベレーザのDF登録の選手が2、3点づつ得点をあげているのに対して、浦和はDF熊谷が6得点と突出している。
セットプレイ時に、ベレーザは相手ゴール前で強い須藤、豊田、岩清水らを擁し、浦和は熊谷をターゲットに依るところが多い。
ベレーザは、得点者のすべてが2点以上をあげていて、どこのポジションからも得点力がある感じがうかがえる。
須藤・近賀ら、サイドバックから攻め上がりシュートに至る決定力があり、中盤の選手たちは、原、南山、木龍、伊藤と、どこからでも攻撃をつくる多様で積極的な姿勢がゴールへ結びつく。
中盤の推進力は、大野、岩淵のゴールを生み出す。山口が加わりポストを任せるようになり、さらに攻撃の幅が広がった様子。
木龍、伊藤は、特になでしこカップで優勝に導く原動力となり、原は今シーズンを通して攻守を繋ぐ欠かせない要として活躍が目立つ。
浦和は、昨年得点王の安藤が抜けた穴を、どう補い新たなチームをつくっていくのか、試合毎にメンバーが入れ替わり定着しないまま、今最終節までを迎えた。
昨季の安藤18得点、北本14得点という強力2トップはシーズンを通して不動だったが、今季はシーズン開幕から北本まで出遅れ、後藤・窪田、松田という新たなFW陣でリーグ戦に挑む。
開幕から下位チームとの対戦もあって結果は残すが、得点力の低下は否めず、新たなシステム変更を指向し始める。
攻撃の主起点である右サイドの柳田ー土橋以外のバリエーションや、2列目からの攻撃力を狙いとしていると村松監督。
4-4-2から荒川を1トップの主軸に据えた4-2-3-1へと、中断明けの6月25日INAC神戸戦から新たな布陣でのぞむ。
FW窪田と右SH柳田をボランチにコンバート、左FWに岩倉、トップ下に庭田が入ったのが主だった変更点。
以降この形、もしくは4-4-2に戻す場合も併用し、DFラインと荒川以外は、試合によって多くの選手が入れ替わりポジションを移し、現在に至る。
昨年の主軸の得点減を補っているのは、狙いとする2列目からの得点力が増しているからなのかー
サイドからのクロス、ポストから戻されたボールに、後ろからゴール前へ入ってきてのゴールの形は今シーズン目立つ。
庭田、岩倉、北本、個人の量産は無いがコンスタントに得点に絡んでいる。
シーズン後半戦は、この3人で試合毎に得点しているゲームが多い。
熊谷がこのところ得点を量産しているのが目立つ。
荒川は得点ランキング2位だが、実際得点をあげた試合は今シーズン5試合しかない。
ゴール機会を演出する役割としては、申し分ない強さを発揮している
※試合当日は、台風が心配ですねー
なんとか凌げるように、願いますm(_ _)m