主力の故障選手を多く抱えながらも、安定した…とはいえませんが、開幕から4連勝。
どんな状況でも結果を出した浦和レッズレディースだったと思います。
昨日出場した選手の中でも、万全な態勢でのぞめていない選手もいますが、でも自分たちの築いてきたサッカースタイルをつらぬき、勝利を掴むことをきっちり果たしてくれました。
新潟攻勢時にも、1対1に絶対の強さをみせ防ぐ矢野喬子、セットプレイ時のピンチを何回か迎えましたが高さと強さの熊谷紗希。
2人のセンターバックにいえるのは、どちらかが判断良く積極的に前に出て、相手のチャンスをカットし未然に防いでしまう先見に長けていること。今回も見せてくれました。
GKの山郷からして、ペナルティーエリア前で積極的にボールを受ける、、出過ぎて頭越された過去も何回かございますが…
今回の新潟戦は、僕が特別に印象に残った2人は、藤田のぞみと後藤三知でした。
試合前、対峙する新潟の選手たちに小柄な庭田と藤田の両ボランチで大丈夫かな!?と心配でした。
新潟は強い中盤でしたが、よく頭を振り周囲を見回し、機を見て攻守のポジションを取り、ボールを受ける、出す、機敏に動き回る2人。
前半終了間際、ゴール前に入ってきた庭田が、左から!?絶好のラストパスを受け、ゴール右に豪快ライナーで蹴り込み同点にしました。
攻撃的な参加を相変わらず見せる庭田ですが、どちらかというと庭田がアンカー気味に下がり、藤田が前に出て、相手にボールに絡む体制が多かった様子に見受けました(違ってたらごめんなさ~い、ですけど)
中盤を駆け巡り、小さな身体でも負けない、速さ、身軽さ、
相手に背を向けてキープ時のプレッシャーに崩されない、ひらりと身をひるがえし、パス。次のプレイに切り替える。走る、走る!!
一度、PA前で絶好のシュートチャンスがあったのですが左にパスしちゃいました(。>0<。)
明らかな遠慮で、、本人も後悔した様子を見せていましたー
152cmで華奢なのに、凄い選手です。これからのサッカー少女に夢を与えます、必見の価値アリアリです!
遠征オヤジどもは、帰りの新幹線の中で祝杯片手に評価が絶えませんでした。
後藤三知は、今回は松田典子との2トップ。
最前列から、拾得に無理そうなルーズボールでもラインを割るまで追い掛け、DFには終始チェイシングを繰り返していました。
その姿勢が実を結んだのが後半7分、後方からのスルーパスのボールが、新潟DF陣の裏をついてタッチライン際に沿って転がっていきます。
後藤が、大きなストライドで全力で追い掛け、エンドラインにも近い位置で追い付きました。
センタリングをゴール前に上げると、フリーでPA内に入っていた松田が頭で合わせてゴールバーに若干当たりながらも逆転ゴールとなりました。
また、ポストプレーにうまさを発揮し、DFを背にしながらもしっかりコントロールして、タメをつくり、パスを供給出来る強さを見せました。
もともと脚が長く均整のとれた体格の後藤ですが、昨年より背中が張り、やや逆三角形に見受けます。気のせいかもしれませんがー
毎回全力のプレーを怠らない後藤ですから、ふだんからの鍛錬は欠かさないのでしょう。今季は本来のFWとしてゴールにアシストにさらなる活躍を望みます。
松田が決勝ゴールという嬉しい結果を出しました。
今季初先発の岩倉が左SHを駆け巡り、SBの森本とも上下にうまく往来し、チャンスを演出し、健闘していました。
昨年ほとんど出場機会に恵まれなかった選手たちが、まだ新人の選手が、レギュラー陣に遜色なく活躍しています。
これが、トップチームだったら凄い選手層になるんでしょうけどねー

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