駒場で負けない、レディースアジア制覇! | うらじょ

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女サカ好きです。
浦和レッズレディース中心にはなりますけど
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よろしくですー


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後半開始当初、浦和のミスが続きました。

3分、庭田が中盤でボールを奪われピンチを迎える、5分堂園が安易なミスパスといった、後半出だしの悪さが見られます。


チャンスは14分、右フリーキックからゴール前に岸川が飛び込みますが、ゴール左に外れました。


20分に加藤から13番藤田のぞみに交代。

高校出の間もない新人の選手が、大げさに言えばアジアの覇権をかけた大舞台が、初の公式戦出場の機会と相成りました。


しかし、今までユース各年代の代表選手として国際試合を何度も経験し、また代表選手に勝ち残るべく切磋琢磨し実績を勝ち取ってきた藤田選手に、なんら不安を感じる必要もないのでしょう。

事実、ボールコントロールの巧みさや(試合後、私の知人たちは口々に賞賛してましたっけ、宮間になれる!とか)、オフザボール時のポジショニングが機敏に的確な様子で、ただ者ではない印象を受けました。

詳しい方にお聞きした話ですが、フットサルは尋常じゃなく上手いらしいです、自然とボールが集まる娘で周囲を動かすゲームメーカーだとか…小兵で可愛いですし、これから人気者になっていただきましょう。


時間はしかし、刻々と経過していきますー


リードした中東のチームのごとく、浦和の攻撃を切ることに重視しているのか、なりふり構わないつまらない大教…。

ぶつかりあい負傷して?担架で運ばれる大教の選手、とても元気そうに上半身起きて運ばれていきます。


浦和にとって打開が見えない時間が続きましたが、しかし徐々にサイドからの良い攻撃の形がみえてきますー



36分、左SB竹山から岩倉にチェンジしたのが、いわば起爆になったでしょうか。

応援の中心からは、プライドオブ浦和が始まったのも同時期でした。

全開で勝ちに行くぞ!レディースの底力を!


40分、流麗な形から同点ゴールが結実しました。

PA左の後藤から正面の藤田にパス、藤田は右前方へDF間をすり抜ける絶妙なスルーパスを右の柳田へ供給し、柳田はゴール前に走り込む庭田にお膳立てするようにパスを渡す、庭田がなんなくゴール左に決めました。(たしかそんな感じ、違っていたらご指摘ください)



このゴールに大教は動揺したでしょうかー

ゴールのキックオフ後、大教が全体的に前掛かりになった感じですが、しかし攻める意思統一があるのか…中途半端なボール回しです。


そんな状況に畳み掛ける、フォルツァレッズ、オイ!オイ!

1分後、サイドでボールを奪った左の岩倉が、一気にサイドを駆け上がります!

左を深くえぐって鋭いクロスを放つと、ゴール前向かって右ファーに詰めて来た後藤がDFともつれ合い…後藤の差し出した足がDFより早くボールに触れて、左後方へ転がって行ったボールはゴールラインを割り、決勝ゴールとなりました。


両手を目いっぱい突き上げて大きな喜びを表現する後藤です。昨年のリーグ開幕戦で決めた衝撃的なミドルシュートのゴール以来のゴールであり、どんなに嬉しかったかを思います。


その後の大教に反撃の強い勢いを感じません。

後半もロスタイム2分になり、しかしさらに右サイドを駆け上がり仕掛け出る選手がいました。

森本麻衣子です。スタミナ十分な快足を見せ、センタリングを放つとPA内の大教の選手が明らかなハンドで防ぎましたが(ノーホイッスル…)、そのリフレクトを再びゴール前に蹴り上げると、後藤の頭にどんぴしゃりと合わせてダメ押しのゴールを演出しました。



今までゴールに恵まれなかった後藤。故障で離脱し、出場機会が減り、同年代の選手が台頭を始め活躍している中、意識したくなくとも結果を出したかったに違いなかったと思います。高校時分は特別指定選手としてA代表選手に熊谷とともに抜擢されたり特待生として、今後をかなり嘱望されている中で浦和に入団したが、めざましい活躍ができずにいたでしょうし。



笑顔弾ける後藤三知、

だけどその輝きの裏で、急造のポジションで奮闘せざるをえなく、今回はミスも痛感したでしょう…、そしてそれ以上ミスを見せることはなかった。

最後にはすばらしいクロスから後藤の得点を導き出した。きっちりと職人らしく最後まで責任をまっとうした、いつも当たり前にこなす森本麻衣子こそ今回の日韓チャンピオンシップの影のMVPと個人的には思いたいです。

森本がいなかったら、現状では中盤とセンターバックはタイヘンなことになっていたことでしょうー



後藤三知のインタビュー時に、今年の目標は?と聞かれたときに、

「得点王!」と突っ込んで叫んだのは私です。




途中交代で満身創痍の荒川(よほど足が悪いとみえます)と、松田が精彩を欠いているのが気がかりです。



ではではー