講師という言葉を扱う仕事に就くようになってから、
思いを言葉にして伝える、そして同じ思いを違う表現で
角度を変えて伝え続けるということを意識しています。
同じ内容でも、言葉を変えるだけで、
相手への伝わり方が、大きく変わるからです。
ある人には深く響いた表現が、
別の人には伝わりにくいということがあるのです。
伝えたい内容が相手に必要とされていないということではなく、
伝え方が、相手に合っていないから伝わりにくい、
そんな状況が、たくさんあるのです。
だからこそ、手を替え品を替え、伝え方を工夫し続ける。
さらにその時に、意識していることが、
「空振り」を恐れないということです。
伝え方が違っていて、相手に伝わらなかったという「空振り」を重ね続けることで、クリーンヒットがやがて生まれるからです。
相手に「思いを伝える」という「打席」に立ち、
相手に伝わるように思いを込めて、バットを振る。
思いが上手く伝わらなければ、さらに工夫をしてバットを振る。
打席に立ち続け、バットを振り続けるのです。
野球のルールでは、打席で3回空振りをすると、
アウト!バッター交代なのですが、
思いを伝えるというゲームでは、100回空振りをしてもOKです。
自分の意思でバッターボックスを離れない限りは、
打席に立ち続けることがOKなのです。
「空振り」の山も貴重な経験となります。
これからも、「目から鱗!」のクリーンヒットを目指して、
「伝える」というバットを振り続けます。
感謝!
在り難い!・・・本当の意味は、It's a miracle!