今日、城崎の研修最終日でした。
えっ、まだ城崎にいたの。
そう思われる方もいらっしゃるでしょう。
私も半分そんな思いでした。
城崎温泉で行われたJA共済さまの支店長研修。
兵庫県下のJA共済の全支店の支店長向けの研修。
同じ会場で参加者を入れ替えて4日間。
研修以外の時間は温泉に入れる、
毎晩、超豪華懐石料理付き、毎食、大きなカニが一人一匹。
しかも、連泊する講師の私にはお宿の方が気を使っていただいて、毎日違う料理。
これほどありがたいお仕事はありません。
美味しいカニ、但馬牛、味の濃い野菜、言うことなしです。
会場のお宿、あさぎり荘さんのお料理、本当に素晴らしく、
スタッフのホスピタリティもまさに、痒い所に手が届く、
ハートフル、あったかで、自然な微笑みいっぱいのおもてなしでした。
このまま、ここに住みたいと思うぐらい。
ところが、人は、慣れるものなのです。
おそろしい。
4日間もいると、温泉も当たり前、
ご馳走も当たり前、
豪華なカニですら!当たり前になってしまうのです。
あらためて、当たり前の怖さに気がつきました。
いま、城崎から大阪経由で東京に向かう、
その移動の途中、伊丹空港のラウンジにいます。
先ほどまで、のどかな空間にいて、
ほっこりとしていた私が、いま、
金曜日、週末、移動する企業戦士たちの真っ只中にいます。
子どもの頃、連れて行ってもらっていた長野白馬の民宿に
額に入った詩が貼られていました。
その詩を今思い出しました。
山にいて、人を思い
人といて、山を思う
子ども心に、なんとなく切なくなった思い出があります。
人は、無いものを求めるのですね。
当たり前というベールのなかに隠された価値を、
「ほめる」という光でこれからも探していこうと、
強く思い直させていただいた4日間でした。
じつは、風邪気味で城崎に向かったのですが、
気がつけば、すっかり体調が回復しています。
温泉と栄養のおかげですね。
それと、毎回の全力投球の講演会。
おかげで気力体力共充実で、
明日の盛岡での企業研修に取り組めます。
感謝!
在り難い!・・・本当の意味は、It’s a miracle!