関西の有名グルメ番組のチーフプロデューサーの方を
中心とした食事会。
基本的に第一月曜日に集まる会です。
その特別版が福岡遠征として行われました。
そこでランチのお店をあえて予備知識無しで探していた時のこと。
さすがに飲食店にアンテナが立って、
当たりのお店を見つける達人のグルメ番組プロデューサー。
店構えから、看板の文言、メニューなどで
そのお店の力量を測っていきます。
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そして、その方からこんな言葉が。
「実際の番組のロケハンもこんな感じですよ」
「へぇ!」
と感心した次の瞬間、私の質問。
恥ずかしかったのですが・・・
「ロケハンって言葉、よく聞くのですが、なんの略なんですか?」
と素直な疑問をプロ中のプロに聞きました。
「ロケハンは、ロケーション・ハンティングの略なんです」
「ほぉ!」
ロケハンのフルネームを知ってから、
私のお店に対する観察の集中力が変わりました。
私の中では、
「ロケハン」と聞くと何となくほわーんとしたイメージ、
「おけいはん」ではないですが、
※関西の人しか分からないネタでごめんなさい。
お散歩しながら歩く。
その中でセレンディピティ、偶然の中の幸運で場所を見つける。
そんなイメージがあったのですが、
ロケーションを「ハンティング」と聞いて、
がぜんアドレナリンが出てくるのが分かりました。
撮影の場所を探しての
「散策」と「ハンティング」では
まったく意味が違います。
その日は、もちろん撮影ではなかったのですが、
大切な仲間との貴重な昼食のお店を決めるハンティング、
とってもエキサイティングでした。
「フルネームを知ると、印象が変わる」
様々なところに共通することかも知れませんね。
まずは、フルネームを知るところから始まる。
それは、相手に対する関心の深さの表れでもある。
愛するためには、知らねばならぬ。
知るためには、愛さねばならぬ。
西田幾多郎
この人生いっぱい知って、いっぱい愛したいですね。