来年4月に開校予定の「学びの多様化学校」保護者向け説明会が開催されました。
府中市の不登校の子どもたちの数は3年間でこんなに増えています。
380人→514人→612人。
特例校を作ったからといってすべて解決するわけではないことは事実だけれども、これで救われる子どもたちがいれば、なんとか、つながってほしい。
説明会には100人以上の応募があったそうです。
この「学びの多様化学校」は府中市立浅間中学校の分教室となる。つまり、入室すれば、所属は浅間中学校になります。
質問タイムにはたくさんの保護者の方からの手があがりました。小学校6年生の保護者の方が多かったですね。本当はもっと込み入って聞きたいことがありそう。皆さんちょっと控えめな印象でした。個別相談は丁寧にお願いしたい。
私が議員になる前までの10年間、全国で初めてできた公立の不登校特例校の開校から準備から非常勤講師として関わらせてもらいました。たくさんの子どもたちとの出会いから、不登校の要因はひとそれぞれ。解決方法もすべて違うことを実感しました。教え子の中には、芸術の道に将来を見出して東京藝大に入学した子もいましたし、船乗りを目指して島の高校に進学する子や、進学せずに職人となった子も。
一方で、せっかく通い始めたと思ったのに、その後会えなくなってしまった子もいました。
結局、必要なのは多様な場で学べること。学びは学校だけではなくて、ね。
説明会が終わって、ふと、調布市の適応指導教室でIKEAの家具を導入していたことを思い出して、府中市でも導入してもらえないかなーと伝えてみました。
https://www.city.chofu.lg.jp/100030/p056083.html
要望してきたサポートルームも全校配置となり2年目。
東京都が行なっている「バーチャル・ラーニング・プラットフォーム」も来月くらいから案内ができそうとのこと。
あとはアウトリーチする取り組みや、地域の児童館などでの居場所作りなど、まだまだできることはあるはず。今、困っている子どもたちのために、できることから、すぐにでも取り組んでもらえるよう働きかけていきます。
今日の説明会は後で動画配信されるそうです。来れなかった方はぜひ。