| 25歳の判断
これはもう本当に「巡り合わせ」というか何というか、テレビにもたくさん出て、ビックリするぐらいの「売れっ子タレント」をやらせてもらっていた25歳のある時期に、「お前は、このままでいいのか?」と問われるような出来事が何故か集中して、最後は、後藤ひろひと作・演出の舞台『ひーはー』。
「これでもか!」と自分を表現する後藤ひろひとに対して、今の自分が、いつのまにか随分我慢していたことを知り……いや、ていうかホントはずっと前から気づいていたのですが、見ないようにしていたのに、見させれられて、自問自答し、舞台観劇後に涙腺崩壊。
客席で20分ほど号泣してしまいました。
(※『ひーはー!』はゴリゴリのコメディ作品です)
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翌日に、梶原君とマネージャーに「テレビから軸足を抜きたい」と伝えました。
あらためて言いますが、当時はビックリするぐらいの「売れっ子タレント」をしていたので、その決断には“ほぼ”全員が反対しましたが、何度も何度も話し合って、今日に至ります。
そこそこ特殊な人生を歩んでいる方だとは思うのですが、そんな僕と同じようなタイミングで、同じように大幅に人生の舵をきった人がいます。
「ULTRA JAPAN」や「STAR ISLAND」のクリエイティブディレクターの小橋賢児さんです。
当時の小橋さんは、僕ごときと比べるのがおこがましぐらい「超絶売れっ子俳優さん」をやられていたのですが26歳のある日、突然、芸能界から軸足を抜く決断をされます。
これはもう小橋さんの新刊『セカンドID』を是非読んでいただきたいのですが(面白いよ!)、26歳の小橋さんも僕と同じように「このままでいいのか?」を叩きつけられて、とある出来事で号泣して、その直後、大きく舵を切られました。
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大きく舵をきった小橋さんが、その後、トントン拍子で仕事が上手くいったかというとそんなことはなくて(ここも僕と似てる!)、アンテナを張りながら、すぐに動けるように常にカカトを浮かせながら、試行錯誤を繰り返し、ついに「ULTRA JAPAN」に辿り着きます。
小橋さんとは本当に共通点が多く、著書『セカンドID』を読ませていただいた時は「わかるー!!」の連続で、自分のことが書かれている感覚に陥りました。
僕は25歳、小橋さんは26歳。
あの頃の僕らに、明確な目標があって、そこまでの道筋が見えていたかというと、そんなことはなくて、ただ漠然と「僕は、このままでいいのか?」という思いだけがありました。
年齢関係なく、きっと今も、あの頃の僕らと同じように、「このままじゃダメなことは分かっているけど、でも、だからといって何をすればいいかが分からない…」という人が、どこかにいると思います。
もしかすると、今、この文章を読んでくださっているあなたが、その人かも。
宣伝臭くなってしまって申し訳ありませんが、そんな人には小橋賢児著『セカンドID』をオススメします。
読後は、きっと少し泣けて、肩の荷がおりて、最初の一歩を踏み出しやすくなっていると思います。
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西野の新刊も宜しくお願い致します(*^^*)
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