12月になると冬も本番です。
最近シェルターでは、陽の高い時間帯にポカポカと温かい日だまりを見つけて日光浴している動物たちの姿をよく見かけます。
犬も…
猫も…
ヤギも、みんなそれぞれお気に入りの日なたぼっこ場所があるようです。
人間にとって適度な日光浴が体に良いことは知られていますが、犬🐕猫🐈ヤギ🐐も同じ哺乳類、同じような効能があることが期待できます。
以下に日光浴のメリットについてまとめたので、愛犬・愛猫(愛ヤギがいる方はもちろんヤギも)の冬場の日光浴の参考にしてみて下さい。
🌟メリット①:セロトニンの分泌を促す
"幸せホルモン"として知られるセロトニンは、太陽光を浴びることで分泌が促されます。セロトニンが不足すると不安感が強くなったり、鬱状態になりやすくなるため、精神の安定を保つためにも日光浴は効果的と言えます。
またセロトニンは睡眠ホルモンであるメラトニンの原料でもあります。日中に陽の光を浴びることで、睡眠の質も向上するというわけですね。
🌟メリット②:成長ホルモンの分泌を促す
成長ホルモンと言うと子犬・子猫に限った話のように聞こえるかもしれませんが、そんなことはありません。成犬・成猫・もちろん人間の大人にとっても、骨や筋肉を維持したり、新陳代謝を促すために重要なホルモンです。
成長ホルモンが分泌されるのは夜間ですが、それには先に述べたメラトニンが大きく関わっているため、やはり昼間しっかりと太陽の光を浴びることは重要と言えそうです。
🌟メリット③:皮膚を健康に保つ
紫外線には殺菌効果があるため、適度な日光浴によって雑菌の繁殖が抑えられ、皮膚病の予防に繋がると考えられます。
ただし、強すぎる紫外線は逆に皮膚炎や皮膚がんなどの病気を招く危険性もあるため、あくまで"適度に"というのが重要です。
🌟おまけ:骨を丈夫にする効果は?
よく「太陽を浴びると骨が丈夫になる」と言いますよね。これは紫外線によってカルシウムの吸収に欠かせないビタミンDが合成されるためです。
しかし犬や猫では、人間のように紫外線によってビタミンDを合成することはできない(できたとしても極少量)ことが分かってきています。
とはいえ、ビタミンDが骨の健康のために重要であることは犬猫も変わりありません。紫外線から合成できない分、食事から十分な量が摂れるよう心がけ、適度な運動をして丈夫な骨を保ちましょう🦴
🐾 🐾 🐾
近年では犬も猫も室内飼いが当たり前になり(それ自体は良いことですが)、生き物として自然な「日に当たる」機会が少なくなっていると考えられます。
特に冬の間は日照量が減るため、少しだけ意識して日光浴の時間を作る必要があるかもしれません。
直射日光を長時間浴びせる必要はありません。
・朝日を意識的に部屋に入れる
・遮光カーテンではなくレースカーテンにして窓辺にくつろぎスペースを作る
これだけでも日光浴の効果はあるそうです。
プラスアルファで、
・飼い主が洗濯物を干す時などに一緒に庭やベランダに出る(※脱走対策を万全にした上で!)
・犬の場合、できるだけ太陽の出ている時間に散歩に行く
…なども効果的と考えられます。
⚠️注意点⚠️
飼い主が管理できない状況下での日光浴は避けて下さい。
例えば、「犬猫をケージに入れて屋外に放置」などは絶対NGです。犬猫自身が「暑すぎる」と感じた時に自分で移動することができませんし、野犬や野生動物に襲われる危険もあります。
太陽の光は生物が生きていく上で必要不可欠なものです。
愛犬や愛猫には上手に日光浴をして、心身ともに元気に過ごしてもらいたいですね☺️
スタッフ 三澤
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