8月9日、スキニーが亡くなりました。
何度も何度も 状態が悪くなり、
何度でも復活を遂げてみせたスキニー。
「死ぬ死ぬ詐欺」 なんて言われながら
スタッフみんなに可愛がられた
おじいちゃんでした。
今回は死ぬ死ぬ詐欺ではなかったようです。
ここのところ調子良く
ご飯もたくさん食べていました
まるで食べたことを忘れてしまうかのように
1日に何度もご飯を催促しました
保護した当初から
食べても食べても太らなかった スキニー
スキニーという名前に
恥じないと言ったら変ですが
スキニーは シェルター1のガリガリでした
みんなの心配をよそに
強制給餌も立派に嫌がって大暴れ
点滴用の補液バックを見ると
すかさず構えて
走って2階へ逃げていく姿が
いたずらっぽくて
生意気だけど、かわいかったのです
具合の悪い子には申し訳ないけど
お薬をあげたり、体温を測ったり
点滴をさしたり注射を刺したり
嫌われたくてやってるんじゃないんだよって
言いたいけど伝わらない
スキニーは特に体の弱い子だったので
何度も調子を崩しては処置をされました
それはもう特別、たくさん。
スタッフ木下は
初めて点滴をしたこがスキニーでした。
まだ慣れない手つきの私は
スキニーが後ろ足で蹴った
点滴の針先が手の甲に当たり
大量の血を流しました(^^;)
きっとこの傷跡がスキニーの残した
(物理的)最大の爪痕となることでしょう
シェルターのお手伝いに
まだ慣れていなかった頃の私に
いろいろと教えてくれた仙人スキニー
亡くなる日の朝も
しっかりと朝ごはんを食べ
昼寝に着いたかと思えば
いつもよりしわしわな顔をしていて
何度も驚異的な回復を
見せてくれたスキニーも
ここまでか?と
なんとなくそう思った夜
スキニーは横たわり、そのまま起き上がらずに
長い時間をかけて
一つ一つ呼吸を小さくして行きました。
たくさんお別れする時間をくれました。
チョッパーくんが寄り添っていました。
看取るためにそばで 見ていたのに
うっかり うとうとしているうちに
気がつかないほど
そっと息を引き取っていました。
色んな顔を見せてくれてありがとう。
ガリガリで、ヨダレたらたらで
オシッコはいつもはみ出してて
笑わせてくれました。
いっぱいしてやれることがあったから
なんだか安心して見送れる
スキニーくんでした。
スタッフ木下
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