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昨日、東京オベラシティのコンサートホールで開かれた
に行ってきました。
このコンサートは、「映像装置」を楽器奏者として加えて、
オーケストラという編成をトランスフォーム(=変態)する、というもので、
落合陽一さんが、楽器としての映像装置のスコア(楽譜)を新たに書き起こしています。
「音楽」に映像が従うのでも、「映像」に音楽が合わせるのでもなく、
映像も音も、並列の関係でオーケストラとして再構築し、
耳、目だけでなく全身で体感する新たな「体験」を提供する音楽会、とのこと。
その体験、してみたい。
その場に身を置いて、自分がどのように反応するのか見てみたい。
と、強く思ったのですね。
これは体験しなければ、って。
「感覚の分断を更新する演奏会。
身体という物質的な介在を経て感じられる、ひとつながりの音と光。
耳が耳のため、目が目のための分断を超えた音楽を」
どういうことなのでしょう。
日本フィルハーモニー交響楽団の演奏を、海老原光さんが指揮します。
すると、その指揮に反応して映像も"演奏"され、オーケストラの後方にあるモニターに映し出される、というものです。
途中、撮影可能なコーナーで、その仕組みが説明されました。
落合さんが指揮棒を降ると、それに反応して映像が"演奏"されているのがわかりますね!
コンサート中は、このモニターの両脇、2階部分に、16名の筑波大学ダンス部のみなさんが等間隔に立って、1メートル以上ある蛍光灯のようなバーを持って並びました。
このバーの一本一本も、それぞれに光が灯ったり消えたり変態したりする、光の"演奏"者です。
なぜダンス部? と思っていましたら、
演奏中にこの長いバーを、斜めの角度を保ったまま持ち続けたり、
曲に合わせて動かしたりと、彼らの動きもまた"演奏"であることがわかり、
身体で表現するダンスとの繋がりに納得したのでした。
体感した感想は、
「色々なものの境目が溶けていく」と、とてもシンブルで気持ちがいいんだなぁ。
です。
人が楽器に触れることによって生み出される音。
それに反応する光。
それぞれに受け持つ人間のゆらぎ。
それを見聴き体感する人間のゆらぎ。
大きな空間の中でそれらが混じり合い、
聴く、観る、感じる、の境目が溶けていく。
つまり、それらを区別している膜や枠は、あの時 意味を持たず、
全部が全体になって、とても自由に存在していることを、
私自身もまた、そこに存在しながら境目なく感じている・・・。
こんな感覚は初めてです。
とても面白く、心地よく、
頭で考えることの意識から切り離されたようなひと時でした。
とてもシンプルに「ただ感じる」体験。
生で聴くオーケストラへの興味も深まり、
同じ空間に身を置き、空気の振動含めて体感することの魅力を、
あらためて感じさせていただきました。
ありがとうございました。
このイベントを体感して、強く感じたことがありました。
近々言葉にしてみます。
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