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東京六本木のサントリー美術館で開催中の「ガレも愛した〜清朝皇帝のガラス」展に行ってきました。
展示の入口を入ると最初に飾られているのがこちら。
《紫色亀甲文切子鉢》中国 1736-95年
写真は撮れないのですが、サントリー美術館の年間展覧会スケジュールのリーフレット、その表紙を飾っています。
元々 器や装飾品は好きなのですけれど、
この紫が、透明でもなく、不透明でもなく、なんとも言えない色合いで、一気に引き込まれました。
この展覧会の紹介を要約すると以下の通りです。
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中国のガラスの起源は、春秋時代末期から戦国時代(紀元前5~前3世紀)。はじめのうちは、主に儀式にまつわる璧や剣装、トンボ珠や環などの装飾品が多く、貴石や玉の代用品の役割を果たしていたのだそうです。
ガラス工芸が飛躍的に発展したのが、清王朝の時代。
特に最盛期の清朝のガラスは趣が異なり、「透明」と「不透明」の狭間で、重厚で卓越した彫琢が際立ちました。
その類まれなる美しさは、エミール・ガレ(1846-1904)をも魅了し、彼の造形に取り込まれていきました。
この展覧会は、清朝皇帝のガラスの美を、ガレの作品とも比較しながら、有数のコレクションでご紹介する試みです。
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中国で作られたガラス工芸品と、それに影響を受けたとされるガレの作品が並べて展示されていて、比較できるのがとても面白かったです。
明らかに似ているもの。色合い。形。自然界の動植物の取り入れ方などが近いものなど、とっても興味深く観ることができました。
一部写真撮影可能な場所がありましたので、雰囲気だけでも…。
《紅宝相華唐草文鉢》
《黄色鳳凰文瓶》
《青緑色長頸瓶》
《乳白地多色貼獅子浮文扁壺》