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 石垣の道草 また行きたい・・・

 

 

 

先日このブログでもご紹介した「日本再興戦略」を読んでから、

落合陽一さんの講演のyou tubeやネット配信動画を時々拝見しています。

先日のLivePicksの「Weekly Ochiai」を観ていて思いました。

 

 

落合さんは、どのような質問にも、

雰囲気やイメージではなく、きちんと明確に「言葉」にして答えようとされますし、実際に答えていました。

 

しかも、専門用語や複雑な言葉で言い切って終わりではなく、

専門的なことがわからない人が聞いても理解できる言葉に言い換えて、

自分の考えや意見を伝えていて、

 

「言葉にできて初めて説明したことになる」

 

と強く思っているように感じました。

 

 

 

最初は、科学者なのに、と思っていましたが、

聞いているうちに、科学者だからなのかも、

と、思うようになっていきました。

 

 

 

例えば、私はパソコンやスマートフォンを使う時によくあることなのですけれど、

あるサイトの IDとパスワードを入力して解除しようとしたのに、エラーになった時に、一瞬、「パソコンがおかしいのではないか」と考えたりします。

 

よく見直してみると、 (カンマ)が (コロン)になっていたり、大抵は人間の入力が間違っている。

器械が正常に反応しない場合のほとんどは、人間の指示が間違っているのですね。

 

 

 

器械を使うためには、それを使う人間が、

指示(入力や手順)を正確に行わなければなりません。

 

全ての指示を正確に行ってはじめて、

器械はその機能を発揮することができるのです。

 

 

 

つまり、器械に

 

「こんな雰囲気でやっておいて」

という指示は(今のところ)通用しません。

 

入力が一箇所二箇所、間違っていても、

「察してわかるよね」もないのです。

 

 

 

だとすると、

指示は明確に(他にも受け取れる曖昧な表現ではなく)、

「それ」と確定できる表現で、が、

当たり前の意識として常に頭にあるのだと想像します。

 

そうでなければ、動作が正確に行われない。

 

器械への指示も、人に何かを伝えることも、

同じことであると考えるとわかりやすいですね。

 

だから、言葉で言い表せることを信じているし、

表現できなければならないとも思っているのではないか、と。

 

 

 

 

番組を離れる前後から、これまでにお世話になった尊敬する人々とお会いして、お話しを伺ってきて思うのです。

 

関わる人々から頼られ、それに応え続けている方は、

曖昧な表現をそのままにしたり雰囲気で指示を出したりする方は、いませんでした。

 

方向性や指示などを、言葉で表現することにも長けていらっしゃるのは、

皆さんに共通しています。

 

 

 

 

私も、喋ることを仕事にしていて、

「伝える」「伝わる」ことに集中してきました。

けれど、まだまだこれからです。

だからこそ、どこまでいっても、

際限なく面白い仕事なのだとも思います。

 

 

これまでもこのブログでお話ししてきたように、

 

全ての人に同じ印象で伝わる言葉は存在しないことを十分に承知した上で、

それでも、発する側として思考を尽くし、曖昧にしないで「言葉」にしていく。

 

 

とっても幸せなことに、私には、素晴らしいお手本を示してくださっている方がたくさんいらしゃいます。あらためて気づかせていただきました。

 

 

まだまだ、感じて、考えて、表現していきたいと思っています。

幸せな仕事です。