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昨日お話ししましたような、少し俯瞰で見る、ってどういうことなのでしょうか。
これから、初めて訪ねる場所に行くとします。
その場所を、google mapで検索する場合を例にお話してみます。
都道府県、市区町村、番地を入力したら、目的地近辺が画面に映し出されました。
お探しの住所はここですよ、というマークが真ん中辺りに出ますね。
あなたは、地図を拡大する➕ マークをどんどん押していきます。スマートフォンであれば、二本の指で画面を広げていきます。
目的地のマークが着いた住所の建物が、はっきりとわかるくらいまで拡大しましたね。
ここが、これから行く場所である住所「点」です。
区画の南西の角の家なんだな。
目の前を走る道路は一方通行だ。
などの、点の情報は、思いっきり寄って見るからこそ、知ることができる情報です。
その後、どうされますか?
この点の場所に行くために、どのような作業をするでしょうか?
先程押し続けた➕ の反対、➖ を少しずつ押して、近くにわかりやすい目印となる建物はないか、最寄り駅はどこで、どのくらいの距離か、などを確認していきますよね?
拡大して場所が点でわかっただけでは、目的地にたどり着けないのです。
最寄り駅まで歩ける距離か、車で行って駐車場がありそうな環境か、今いる場所からどのくらい移動時間を見る必要があるか、など、
目的地が明確になったからこそ、その点を基準にして、近くに駅は? 周りに駐車場は? ここからの距離は? の答えが出せるようになるはずなのです。
これと同じイメージです。
状況や情報の核 (先程の例で言う「点」)を、
認識出来るくらいまではっきりと拡大して確認出来たら、
次は、その核の周辺へと意識を少しずつ拡げて確認していく。
その核は、全体の中でどのような位置にあるのか、
周りには何があって、どのように関係しているのかなどに目を移していくのです。
目的地である「点」だけにこだわって穴があくほど見つめても、その点の周辺情報は、視野を広げてみないとわからないのです。
見えていることは事実だけれど、その周りにも意識を拡げないと、真実からズレる場合があることは、先日(No.35 見えている事実は真実か)お話ししましたね。
まずは、核を正確に認識する。
その上で、核の周辺に意識を拡大していく。
核が認識出来ていないのに「そのあたり」だよね、で思考を止めるのは、芯を食った認識や判断になりません。
いわゆる、雰囲気というやつです。
正しい判断はできません。
なんとなく、イメージしていただけたでしょうか。
常に、この感覚を頭の片隅に置いておくことができると、ものの見方、状況の捉え方に、偏りが起きることを防ぎやすくなるのではないかと、私は思っています。
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