受験ノイローゼだった頃。はじめての挫折。 | ちゅらうみカフェ〜西山美海は多くの人たちの光になります〜

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女優:西山美海(みなみ)のブログ!
私の生き様と考え方、活動についてを皆さんにお届けいたします。女優としての日々の過ごし方や心の持ち方を綴ります♫多くの人たちに光を照らしたい…。

大好きな京都を学びたくて勉強をはじめて、


去年12月に受けた京都検定3級に受かりました♫


昨日、合格通知が届いて嬉しかったです。


その前に天文宇宙検定も受かっているし、


自分が「宇宙」と「京都」が好きだという


確かな資格が手に入ると、堂々と好きだと言える証になります。



ところで今の時期は、受験生はこれからピークを迎えていく頃でしょうか。



頑張る受験生を、応援したいです。



私もかつて受験を経験したことがあります。


いま思えば、世界が狭かったなぁと感じることができますが


中学生のときは、


「受験に響くから」
「内申に関係するから」と


好きでもない部活に入って辞めずに耐えていました。


吹奏楽部のパーカッションだったので、今でも打楽器が特技な部分ではやっててよかったですが


その頃はずっと、


「なぜ私は譜面どおりに演奏をしなければいけないのだろう」と表現の不自由さを感じながらも


嫌々、つづけていました。


顧問の先生のことも嫌いだったし、後輩も嫌いだったし


他の同期は次々に辞めていったので


ちょっと羨ましかったです。


そして高校受験のときは、狂ったように勉強しました。


めっちゃくちゃ行きたい公立の高校があり、難しいよと言われていましたが


死ぬほど勉強しました。


そして、念願の第一志望に受かったときはすごく嬉しかったですし


「頑張れば受かるんだ」
「頑張れば、叶うんだ」


という信じる気持ちが強くなってしまうのです。



そして、通っていた高校では


誰もが大学へ進学するのが自然だったので、


私は一体どこの大学へ行ったら良いのだろうと悩み抜いたあげく


私には良い大学に行って勉強してなりたい何かがあるわけでなく、


ずーっと心の奥で秘めていた、役者やタレントになりたかったのだという本心を自分で認めたのです。


だとしても、何をどうはじめたらよいかさっぱりわからず


大学といえば「日芸にいけばいいんだ」という安易な発想から


日芸を目指して勉強をはじめるのでした。


日芸には、一次試験と二次試験がありました。


一次試験は、筆記です。


科目は文学史と国語、英語だったような気がします。


内申書はほぼ5なのに数学だけ2だったので


(算数もできない)


数学がないのは本当に助かりました。


とにかく日芸に行きたくてしかたなくて日芸しか見えなかった。


勉強だけは誰にも負けたくない、という気持ちで


ピーク時期には1日17時間勉強していました。


本当に本当です。


そのとき周りの人からは、めちゃくちゃ心配されました。


なおかつ完璧主義な性格が邪魔をして、効率の悪すぎる学習方法でした。


さらなる問題は、二次試験です。


二次試験は、実技。


面接、演技、身体能力です。


実技といっても、私には何もできません。


ちゃんと演技をしたことすらないし、特技もありません。


とりあえず声楽を習い始めたり


オープンキャンパスや日芸の生徒さんたちの芝居を観にいったり


戯曲を読んでみたりして自分なりの勉強をしはじめました。



そのときの倍率はなんと、21倍。


21人中20人しか受からない。


だけど私は日芸に絶対に行くと思っていたし、


「信じれば必ず叶う」
「頑張れば受かる」


と思っていたので


とにかく120%頑張っていました。



努力の結果、一次試験は、やすやすと突破するんです。


二次試験のときの面接と実技。



面接のときに審査員だった講師が、


たまたま実技の審査員と同じ人になるのです。


「さっきの君か!」


という偶然の縁から運命を感じて、


もしかして私、受かるんじゃないかって感じました。


この奇跡、ありえるんじゃないか、と。







そしたら……








あっさり落ちてたわけですよ。


(偶然の奇跡は別にいらんかったやん…)笑




合格発表は、高校の卒業式の日でした。



周りの友達は、私が高校生活で常に情緒不安定なのを理解してくれていたので


「みなみ、死ぬんじゃないか」


と思っていたらしく、笑



実は私も自分で、受験に落ちたら死ぬんじゃないかと思っていました。笑



しかし不思議なことに、


私は、1つのことに全力を注ぎ込み終え


なんだかスッッキリ晴れやかだったんです。





あーよかった、



これで、闘いが終わった、





そう感じました。






そして世の中「頑張れば叶う」という絶対は存在しないのだ、ということがハッキリわかり



はじめての挫折を経験したのでした。



それからまぁ、燃え尽き症候群に陥ってしまい


無気力になってしまったのですが、



卒業してから日も経ってしまった頃に


まだ募集していた専門学校、



皮肉にも、テキトーーな気持ちで受けた



「日本映画学校」に三次で受かってしまい


仕方なく行くことにしたのですが、笑


(本当は試験を受けたあとですごく行きたくなったという感情の変化がありますが、割愛)



結果的に私には日本映画学校がすごく自分に合っていたし、


自分の力を発揮できたし


大学なら4年のところを2年で集中できたし


日芸に行かなくて本当によかったです。


(でも、受かっていても
日芸に行ってよかった、と私は言うでしょう。)



たまに、ぼく日芸出身だよ、という人に会ってもなんの恨みもなく、笑


羨まし〜!すごい!行きたかったのよ!


と、素直に思えます。


その当時はノイローゼで躁鬱ながらも受験にひたむきでしたが


私がいまその時に戻るとしたら、


勉強だけじゃなくて、もっともっと楽しいことが出来たと思うし


もっと遊びながらとか、いろんなバイトをしたりとか


17時間勉強していた時間を他の経験に費やしていると思います。


中学のときに嫌々やってた部活もさっさと辞めて、好きなことをやる時間に注いでいたらよかった。



だけど、かつて狂ったように座学をしていた経験があるから


今よりよく自由に、アクティブな気持ちで毎日を過ごせているのではないかなぁとも思います。



そしていま、自分の興味があることを勉強するのは楽しいなぁと思うし


苦しんで勉強していたのが嘘のようです。



勉強は楽しいです。



大学進学がすべてではないし、自分が一生懸命やった先に流れ着いた場所で


自分らしく生きていけばいいと思う。




そして、力を入れすぎるとうまくいかないよ。


そこそこの気持ちで挑む方がうまくいくよ。





受験生、ファイトです。




































今日もありがとうございます^ ^
































西山美海は、

多くの人たちの光になります。