
写真はこの記事にはなんの関係もない、水上村の加藤さんのたんぼ。意図したわけではないのにハート型になってます。
「お米に黒いものがかなり混じっているのですが」
というお声を、新堀さんの有機米を購入された方から、いただいております。
販売サイトのほうに書いておりますが、
黒い部分はカメムシが食害したところです。
新堀さんの自然栽培米のほうには、ほとんど出ないのですが、
肥料を使うほうにはカメムシが出ています。
黒い部分を人間が食べることに問題はありません。
私たちは普通に食べますが、お米を研ぐときに、ときに気になると取り除けます。
とはいえ、慣れてしまい、ほとんど気にしていませんでした。
涼しい高地などでは虫の発生は全体的に少ない傾向があります。
新堀さんの田んぼにほど近い、小川さんのお米に黒いのが出ないのは、
かめむしが出ないからではなく、
高価な機械を購入して、黒いのをはじいているからです。
色で黒と白を見分け、選別する機械があります。
小川さんは「がんばって買いました」とのことですが、
一般的な、小さな農家は、黒いのをはじく(選別する)機械は高価すぎて買えないんだそうです。
販売サイトのほうにも以下のように書いています。
「今年は、全国のいたるところで、秋の高温と多雨によってカメムシ被害が 多くなっていることが報告されているそうですが、
新堀さんの田んぼも、その被害を受けています。
カメムシが食害したところは黒くなりますが、食べても害はありません。普通に私どもも生産者も食べています。
農協など大規模なところでは、黒くなっている部分を色センサーで取り除きますが
小規模農家で、それをしているところは大変少なく、ご理解をいただけますと幸いです。 」
農家によっては、
「黒い米が混じるのは、
近年の高温化で虫が増えているなかでは、どうしようもないことで、
無農薬で米を作っている証のようなものだ」
と言うヒトもありました。
農薬を使うかどうかよりも、カメムシが発生する地域かどうかの違いもあり、
黒いのが混じるのが無農薬ならでは、ということは、もちろん、いえません。
「農薬使っているところにカメムシが多くでるって言われるね」
という、また違う米農家の発言もありました。
いずれにしても、米を作る人たちの多くが、近年の高温化に少なからぬ被害を受けています。
米の生産地としては、夏と秋に、日本全体が熱くなりすぎているともいわれます。
というわけで、黒い粒が少々混じるのですが、
新堀さんのお米は、おいしいというお声も多く、有機米のほうはただいまお試しセールでお安くなっております。
どうぞ、よろしかったら召し上がってみてください。
このサイトで買えますよん。
http://www.fruitshop.jp/SHOP/958402/list.html
そして、黒い粒がまったくといっていいほど混じらない小川さんのお米は、
田んぼにカメムシが出ないから、ではなく、
「カメムシの食害で黒いのがいやだ」という食べる人の声を受けて、
購入された「米を選別する機械」のおかげだということ、キモに命じます。
このたび、
黒いお米がなんで小川さんの米には出ないんだろう?
と初めて疑問に思って、初めてたずねてみて、やっと知りました。
お客様からメールをいただいたことで、いろいろ勉強させていただきました。
ありがとうございます。
オーガニックなおいしいものがいっぱいそろってます。
錦自然農園フルーツストア