10月最後の稽古日
金胴。
30分ほど基本、そして体を温めるための打ち込み。
人数が少ないのでリーグ戦。
優勝は
ドコドコドコドコドコドコドコドコ
ジャーン
Y田くん!
パチパチパチ
久しぶりにタイトルホルダーのY井くんからの奪取。
タイトルを失ったY井くんには悪いが、
嬉しい。
絶対負けないチャンピオンもいいが、負けることで自分の弱点を知ることができる。
こうして切磋琢磨して互いに強くなっていく姿が見たかった。
互いにゴリゴリと削り合う、
ゴツゴツしていた石が次第に球体に近づき、
最後にはパチンコ玉のようにツルツルになって一つの輪を回していく。
我関せずと
ゴリゴリしている仲間の外でポツンと見ているだけではだめです。
自らその中に飛び込み、こすり合わせてください。
「いやー、頑張っても勝てないもん」
ではない
頑張らなくては、絶対勝てない。
頑張っていれば、諦めなければ勝利に確実に近づく。
その日が来月なのか、来年なのかはわからない。
しかし勝利に近づいているのは間違いない。
立ち止まり、または諦めてしまえば、
これはもう断言できる。
絶対に目的地には到達しない。
それぞれ勝ったり負けたりしたでしょう。
勝った理由はあまり考えなくてもいい。
負けた理由、打たれた理由を考えよう。
まずは試合全体の流れの中で何が悪かったか。
そして一つ一つの技の反省。
あの時打たれたのはなぜか?
じゃあ、その展開にならないためにはどうすればいいのか
それがなぜできなかったのか
できるようにするには、どうすればいいのか
こんなことを自分で考えてみてください。
それぞれの剣風、積み重ねてきたものによっても違うでしょう。
考えることで気づくことができます。
気づくことから研究し、知ることができる。
「知っている」から「できる」ようにする。
更に「できる」から「そのようにしかできない」ところまで持っていく。
こうなれば意識せずとも体が動くようになる。
これが鍛錬。
「先日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とす」
学校の勉強とやることは同じだね。