今日も先生に懸かれましたよ。
大人同士の周り稽古の時間、2番めでした。
前回の反省を踏まえて。
端から見れば何も変わってないように見えるでしょう。
たしかに何も当たらず、全て返されていました。
1分半の立ち会いの中で4.5打ち。
自分の中では少し手応えと成長を感じた。
一瞬の我慢比べに負けていることと、思い切りが悪い。
この見切りがいちばん大切なのですが。
我慢しようとする気持ちと打とうとする気持ち、相反するこの切替えの機会が難しい。
そこで一考。
そもそも切り替えなければいけないのか?
切り替えなければいけないところに問題があるのでは?
まだまだ打たないで我慢、動かないよ。
いまだ動くぞ。
動かないと決めている状態から、動くという切り替え。
そりゃ遅れる。
切り替えないという選択。
動くという前提で機会を待つ、待つ?
これじゃ待ちになるか。
自分が動くという前提で、相手を動かす。
相手が動いたところを打つ。
以前に「打つ前に棄てる」というのをどこかで目にした。
こんな状態なのだろうか?
ずいぶん長いこと剣道をしていますので、今書いていたことは頭ではわかっていたし、子供にも指導している。
自分も実践していたことです。
ただ、少しレベルが違う。
この打つ機会を捉えるときの虚と実の見切りを感じられるようにならないと引き出される。
もうこれは、頭で考え、屁理屈こねている段階ではなく、数をこなして体に覚えていただくしかないのでしょう。
こうしてまた違う世界を感じられるのはありがたいことです。