今日は退会式。
中学3年生が5人西警察少年剣友会を卒会します。
コロナ禍の中、なかなか稽古できなかった日々が続きましたが、それぞれ最後まで剣道を続けてくれました。
おめでとうございます。
そして、これからも剣道を続けて精進してください。
子供に剣道を続けてもらうのは非常に難しい。
どの親御さんも続けてほしいが、なかなか上手く行かないという方が多いのではないかと思います。
特に小学生のうちは、「稽古に行きたくない」 なんて言われることがよくあったのではないかと思います。
なだめ、すかして道場につれてくる、試合の日には朝早く起きて弁当を作って並んで、場所とって。
中学になると剣道にハマりだし、自分だけで強くなったような顔して言うことを聞かなくなる。
お父さん、お母さんお疲れさまでした。
高校でもガッツリ剣道を続けるご家庭ではまだまだ続くことになると思いますが、楽しんでお子さんの応援を続けてください。
最後に、こんな話をしたかったのだけど伝わったかな。
剣道を続けること、そして剣道から学ぶこと。
その剣道は自分のエゴのためにするものではない。
誰かが応援してくれる、その期待に答える。
チームの仲間のために負けない、次へつなげるために努力する。
一人だけ強くなって優勝しても喜んでくれる人がいなくては、なんの感動もない、一人ぼっち。
誰かのために、そして仲間のために苦しいけれど頑張る。
これが自分の居場所を作り、自分の喜びとなります。
苦しい稽古も、自分は苦しいかもしれないが、この稽古を乗り越えなければ大事な場面で仲間の期待に答えられない。
仲間はきっと攻めたりはしないでしょうが、きっと大きな後悔を残すことになります。
日々の苦しい稽古をちょっと頑張って乗り越えることで大きな喜びを得ることができます。
たまには自分で問いかけてください。
なんで強くなりたいの?
誰かを叩きのめして優越感に浸りたいの?
周りに誰もいないところでメダルを首にかけて、一人家路につくの。寂しいでしょ。
誰かのために努力することに喜びを感じる人間になれるようになってください。
そしていつでも西警に稽古に来てください。
待ってます。