12月3日木曜稽古 | 西警察少年剣友会

西警察少年剣友会

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西警察少年剣友会は、愛知県警西警察署をお借りして、主に小学生、中学生の指導・育成につとめています

コロナが拡大してますね。

名古屋でも連日200人前後の感染が確認されています。

今は何とか場所を確保していただき稽古ができていますが、いつまた稽古場所が閉鎖になるかわかりません。

愛知剣連も警戒レベルを一つ引き上げました。

できる限りの感染防止を行いつつ、安全に稽古を継続したいものです。

 

今日は竹刀の上げ下ろし、体の使い方を細々と解説しながらの稽古でした。

何段階かに分けて、1拍子で打つ感覚、体の動きと打突の感覚を体感してもらう様に組み立てました。

大きく振り上げて大きく打つ。

大きく振り上げずに1拍子で打つ。

どちらも体の使い方は同じ。

大きく振り上げて打つと、体の使い方が自分で意識しやすくなるため、切り返しの後は必ずこの面打ちから始めます。

でも、この大きな面、そもそもやり方が違っていれば1拍子の面など打てるわけがない。

子供の中には、見せて、言えば、感覚的に自分の体を動かすことができる子もいるが、全員ができるわけではない。

ひとつづつ段階的に自分の体の動きを認識しながら、ゆっくりと確認しながら形をつくる。

小学生の時から自分の体の動きを意識しながら動かすなどという作業を、僕も子供の頃にはしていなかった。

どこまで子供たちが理解し、やれるのかわかりませんが、根気よく何回でも同じことを繰り返し言います。

自分で理解し、気づき、「あーーーー!」と感じるまでは、きっと耳から入って抜けていってしまうでしょう。

少しづつでも頭の中に残っていれば、壁にぶつかった時、思い出し、先に進むヒントになると思います。

 

そのあとは追込み、懸かり稽古、地稽古で終了。

 

この時にはまた元に戻っていました。

意識して稽古する、細胞一つ一つに教え込むつもりで動きを確認しながら稽古する。

自分で考えなくても身体が正しく動くようになるまで繰り返す。

こうなれば頭で考えなくても、心が感じて体が動くようになる。

誰でも剣道をしていれば1度や2度は経験したことがあると思います。

「あれ?いまどうして?どうやってうった?」

剣の妙と言われるやつです。

剣道をしている人は、常にこの打ちがしたいはず。

1回や2回の稽古でそんな状態にはならないでしょうが、コツコツと低い階段を丁寧に登っていきましょう。