今日も一人見学者。
昨年末で閉鎖した道場の子です。
見学とは言うものの、経験者なので、後半の地稽古からは防具をつけて体験してもらいました。
西区の道場は4つになってしまい、少し寂しく感じます。
道場と指導者の確保というのは、どこの道場でも大きな問題です。
さて、子供たちもずいぶん積極的になってきました。
自分の問題点がどこにあるのか、どうすればいいのか、自分で考え行動することができてきたように感じます。
切り返しから基本を少しやったら、あとは研究。
それぞれ自分のやりたい稽古を4本づつ打って、相手を代わる。
これもA高校で行っていた稽古で、マネしています。
いいなと思ったら、どんどんマネる。
その中でそれぞれも注意しあい、いいところがあればマネる。
人間一人が思いつくことなど、たかが知れています。
いろんな人の考え方をどんどん吸収し、良いものは取り入れ、いらないものは捨てる。
人によって、いるものと、いらないものは違う。
考える稽古ができるようになってきました。
僕も土曜日は自分の基本稽古の日と思っているので、初めから面をつけて基本から。
足構え、左手の納まり、右わきの締まり、いろいろと気を付けながら基本。
ほんの少し重心や構えを変えると、自分が勝手に打たせてもらえる基本打ちは打てますが、
いざ稽古となると、思ったところで足が出ない、遅れる、打ち切れない。
あまりバタバタと動かず、しっかりと構えて、審査に耐えうる形をつくろうとすると打たれる。
回り稽古2巡目は開放。
あまり形にとらわれず、稽古をすればそうそう打たれない。
案外、審査を意識しすぎて、形が固まってしまっているのかもしれない。
動きも止まってしまい、心が自由に泳いでいないというか、居ついてしまっているかも。
あまり狭ーいところへ入り込んでしまわないよう、もっと広い気分で構えたほうがいいかもしれない。