今日は出稽古に来てくれた子がいました。
出稽古。
いつもとは違う道場で稽古するというのは、結構きつい。
稽古の流れもわからないため、最初っから全力。
こういう経験をしっかりしていくと人間が強くなる。
また、西警の子たちにもいい刺激となる。
いつもとは違う相手、ちょっといいところを見せたくもなる。
そのおかげということもないがOくん、今日は良く声が出ていた。
いつもは打つ前の「ヤー」はしっかり声を出すが、打突した時の「メーン」の声が小さく短い。
しかし今日のO君は違った。
打突の「メーン」もしっかり声が出ていた。
道場の中でも一番よく聞こえていました。
これからも続けてください。
当たり前のことを、当たり前に行う。
確かにそうだが、それができないのが人間。
当たり前のことは、そのとき1回だけできればいいのではなく、当たり前にならないといけない。
そのための稽古です。
まずは出来ないことを出来るように、そして当たり前に。
そして当たり前のことを、普通でないレベルで継続する。
当たり前にできる、ここまでは誰でもできる。
はず。
ここまでもなかなか難しいのですが、
それを普通でないレベルで行う事で、人より抜きんでることができる。
例えば、素振りを毎日100本振る、と決める。
これを10年、20年、死ぬまで続ける。
雨の日も、正月も、親が死んだ日も、何があっても必ず100本振る。
100本振るということで、その動作や体力、身体的な向上も図ることができる。
それよりも、その覚悟。
そしてその覚悟からくる自信。
頑固なまでの覚悟をつくるという効果が大きい。
まずは正しい剣道ができるよう、悪い癖を直しましょう。
悪い癖のまま稽古を続けると、その悪い癖が上手にできるようになってしまいます。
意識して、いい癖をつけましょう。