1月11日土曜稽古 | 西警察少年剣友会

西警察少年剣友会

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西警察少年剣友会は、愛知県警西警察署をお借りして、主に小学生、中学生の指導・育成につとめています

 今日は子供もたくさん出席。先生が元立ちになり最初の基本から、子供が先生にかかる。切り返しをしっかりやって、基本、応じ技まで。その後大人同士が相手を作り基本までしっかりと行い稽古。その後稽古。


 まだ右手に力が入る。もっと右手の力を抜くといいのだが……

しかし右手の力を抜くといっても握りの力を抜くだけで、右側の背中にはしっかりと力を入れて右わきをしっかり締めて肩を下へ落とす。この態勢は最初はなかなか意識しないとできない。これが感覚的にすぐできる人は右の力を抜けとは言われない。この態勢というか姿勢と言うのか構えといった方がいいのか判らないが、このうえで右手をしっかりと握り過ぎない。「右手の力を抜け」と言われると右腕全体がプランプランになってしまう子がいるが、腕や体幹の入れるべきところの力まで抜いてしまってはダメなのだ。全体のかまえは自然体でと言うが、自分が自然に楽にいられる形ではない。相手から見て力が抜けた正しい構えでなくてはならない。この構えが出来ていないうちは意識して自分にとってはきついぐらいの状態であるかもしれないが、いづれこれが自然とできるようになると自然体になるのだと思う。楽しては強くならない。


 稽古においても当たらないから、打たれたくないからといって、崩れて打っていては、いつまでたっても本当の意味での剣道の強さは身に付かない。よく言う地力をつける稽古を積まないと剣道の良さもわからない。運動神経や反射神経だけで上手いことあてて案外そこそこまで試合で勝ててしまうと、本当の良さがわからないままスポーツ感覚で早々に剣道をやめてしまう子が多いのもこの為だ。

お互いに合気となる。

攻め合いの中でぎりぎりの状態になる。

同時に相面に飛ぶ。

でも勝つ方と勝てないものがいる。

地力の違いなのだ。

ここで斜めに飛んで上手い事当てればいいのではない。

確かに試合ではそちらに旗が上がる事があるかもしれないが、剣道的言えば逃げて打っていては全然ダメ。それで当てた気になって満足していては先生にかかっていく意味がない。

この地力を鍛えるのが切り返しであり、打ち込み、かかり稽古なのだ。

あくまで基本で地力を上げる稽古を今年は心がけよう。


 今日は午後も出身高校のOB会で高校で稽古。

一日に二回の稽古は結構きついが、まだまだ元気な先生方は見えるので、私も頑張らなくてはと思います。