熱海の土石流災害から5日目を迎えた | 放送作家 西川栄二のブログ

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自然災害があると、不謹慎ながら

時々思う事がある。

 

それは社会弱者と呼ばれる人がいるように、

「災害弱者」と呼んでもおかしくない地域に

住んでいる人達がいる‥ってこと。

 

東京都でも練馬区の辺りは、

よくゲリラ豪雨が生まれる場所みたいで

ちょくちょく大雨に見舞われるし、

それと同様、いやそれ以上に

全国各地には台風の通り道とか、

線状降水帯とか、

大雨によく見舞われる地域があるように

感じています。

 

そんな中、行政の中枢があったり、

巨額の税金が集まることから

飛び抜けて安心安全が守られている場所が

東京都のような気がしていて、

で、今回、土石流に見舞われた熱海市も、

今も昔も温泉街として賑わう街、

てっきり災害に強い地域だと勘違いしていた。

 

全国には、こうした山と繁華街が

くっついている‥みたいな場所が

きっといっぱいあるはずで、

「山に囲まれていて、自然が豊かで

しかも便利で、いいところでしょう」などと

自慢できる街に住む人は

改めて気をつけたほうがいいんだろうなあ‥

と思ったのでした。

 

あとさあ、ニュースでは

「生死を分ける72時間」みたな言い方を

よくするけど、

72時間を過ぎても生存していた人は

過去にもいっぱいいるわけから、

「72時間が過ぎたから、厳しいかも‥」

みたいなニュアンスは、極力控えた方がいいよね。