「笑点」でお馴染みだった
林家こん平さんが亡くなられた。
僕がたい平さんと飲みに行くと
こん平さんの話をしてくれることがあって、
エピソードの1つ1つに
豪快で優しい人柄が忍ばれたものだった。
聞けば、新潟出身のこん平さんが
スターになったことで、
多くの地方出身の人達が
落語家を目指すようになったとのこと。
落語家という世界の間口を広げた、
門戸を開いた‥もうそれだけでも
大功労者だもんね。
この前の「M-1」で錦鯉に
注目したように、
僕は大らかで、隙がある芸風が大好き。
こん平さんの落語も
まさに大らかで楽しかったし、
もしずっとお元気だったら
人柄がにじみ出る大らかな落語は、
年を重ねるほどに
ますます面白くなったはずなのに‥
本当に残念です。
たい平さんの落語も
緻密さと大らかさを併せ持っているけど、
大らかさの部分は、きっと
こん平さんから学んだものなんだろうなあ‥
と勝手に想像しています。