♪「仕・事」の心♪ | ♪ILL be right here♪~♡あなたに言の葉の処方箋♡

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~何気ない言葉の中には貴女に知ってもらいたいメッセージが沢山込められています。学校では教えられない和の伝言をここに綴ります♪~

先日、広島に暮らす大先輩から「亥の子(いのこ)祭りの後、親御さんと子供たちに講演しろびっくりマーク」と言われました。←前近代的な社会のため、逆らうすべはない・・・・。

 

さて、久しぶりにレンタカーで都心部をドライブしましたが、路面電車と並行しながら運転するのは結構怖い・・・。

 

必死に運転して無我になり、すっかり忘れていましたが、来年から稼働するサンフレッチェ広島の本拠地が目の前に見えた時だけは、その大きさに驚きました!!

 

          (写真はお借りしました)

 

運転中なので写真は撮れませんでしたが、流れるように観客席を覆う屋根と、かなり大きなビジョンが試験点灯されており、これ、はっきりいってマツダスタジアムよりかなり凄い・・・・・。

 

さて、目的地に到着し「亥の子祭り」に参加しました!

 

昨年だったかな?本ブログで関東の「ふいご祭り」関西の「亥の子祭り」について綴ったと記憶しておりますので、詳細は省きますが、何れの祭りも内容は一緒で、寒くなり火を使う季節の到来を受けて、11月の最初の亥の日に祭礼日と決めたのが亥の子祭りです。

中国の風習では、イノシシは火防の動物に例えられておりました。

この時期、我が国では、1年間自然の恵を与えて下さった地の神にお戻りいただいて来春までお休みいただく行事がありました。

 

イノシシは多産ですので、それが豊作神と称えられるとともに、火防の文化と習合した結果、亥の子祭りは現在の形態になりました。

 

   街はすっかりクリスマスムードですね!

 

さて、どんなお話にしようか~~っと考えた結果!・・・お題目は「事(こと)」←なんのこっちゃ笑い泣き笑い泣き

 

いやいや・・・「事」って、毎日何回口にしているか意識してみましょう!

 

「あんな事」「こんな事」「仕事」「いつもの事」「いろんな事」「嫌な事」「好きな事」・・・・。

 

ほらっ!「事」って言葉は生活必需語なのがわかるでしょ飛び出すハート

 

今も「事」って「言」葉と綴りましたが、実はこの二つの「こと」は、基を同じにする語なのですOK

 

では「こと」とは如何なる意味じゃ?

 

答えは平安時代の辞書「類聚名義抄」を紐解くとしっかりと解説されておりました!

 

ややこしい説明なので簡潔にまとめると「こと(言・事)とは、神様(お祭り)に仕える内容全般の意」なんですってガーン

 

そう言われれば、神様の敬称って「○○の尊(御言・御事)=みこと」と言いますよね。

 

これは例えば、イザナギの尊と言えば、「異性を誘(いざな)い、やがて結ばれて、新たな生命を養い、ナギ(穏やかな潮)のように優しく家庭を守る理(ことわり)」をもった神と解釈できます。

 

私たちが口にする音も「言(事)の葉=言葉」飛び出すハート

 

つまり「こと」とは「物(人生)には本と末があり、すべての生命はそれぞれに「お仕え(=使命)」をもって、家族や会社、地域での役割を果たさなければ世の中は成り立ちません。その一連の流れを「事」といい、接頭語にそれぞれの「お仕え」、つまり「仕」をつけて、これを「仕事」というのです。何を先に行い、何を後にするかを考えることが仕事を行う上での重要な知恵となり、始めの事は「始事(しごと)、終わりて退く事も「終事(しごと)」と、決して自身だけの人生だけで生命は完結しないのです。これを「真事(まこと=誠・信)」とも言うのです」・・・っと、かなり簡潔にしたつもりでしたが、やはりややこしかったかな?・・・語彙力がないのでごめんなさい~~~~気づき気づき

 

動物や昆虫、植物の生き方に例えれば「仕・事」とは「真・事」という先人の思いが理解し易いと思いますハート

 

毎年、亥の子祭りと形式だけを伝承すのではなく、そこには確かに四季折々の変化に柔軟に対応し、子々孫々まで命をつなごうと仕事に励む生命の営みに学び、感謝した先人の誠を知って欲しいなと思いお話した充実のひと時でしたラブラブラブラブ